感情タグBEST3
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本格的に試合が始まり、ますます面白くなってきた。それぞれの登場人物についての過去なども掘り下げられてきて、それぞれの葛藤や悩みも分かり、ますます好きになった。
自分も何か頑張ろうという気になった。
熱い思いに泣きそうになった。
続きも早く読みたいし、響け!ユーフォニアムも読みたい!
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前巻でインターハイ出場を決めた希衣と恵梨香の新ペア。
舞台は富士五湖のひとつ精進湖の、カヌー競技場での関東大会が中心。
シングルに賭ける「孤高の女王」こと利根蘭子をはじめ、繊細なパドル捌きで魅せる双子の大森姉妹、山梨からはパワーが武器の神田と堀ペアなど個性的なライバルらが集結。これらの間で繰り広げる、言葉のやりとりと人間関係がなかなか面白い。
レースの結果はというと・・・。「悔しいです。先輩、私、やっぱり悔しい」(p.297)。
エピローグでは、利根蘭子の発言が新たな展開を予感させる。その展開も楽しみだが、選手としてではなく大会の後方支援を任されている黒部舞奈の「君と、そしてみんなと、漕ぎたい。その願いは、自分には不相応だろうか」(p.137)。この切ない思いは実現するのだろうか?そして、カヌーに興味を持ってから性格が変わってきた、天神千帆の姪、海美の成長は?
次巻に向けて、興味は尽きない。
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ながとろ高校4人の心の動き(特に、希衣に対する千帆の気持ちを舞奈に話す場面)がキラキラしてて瑞々しくてイイね。武田さんの真骨頂。「響け!ユーフォニアム」シリーズに比べてメインとなる登場人物が少ないため、関係がシンプルでスッキリしているけれど、若干物足りなさも感じる。他の高校の上級生を「〇〇先輩」と呼んで親しげにしているのは、競技人口の少ないカヌーならではの心理的距離の近さのためか?(自分だったら、さん付けで呼んで「先輩」とは呼ばないなと思ったもので)
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響け!ユーフォニアムシリーズでお馴染みの武田綾乃が2019年からスタートした「君と漕ぐシリーズ」の第2弾。本作では、ながとろ高校カヌー部を舞台に、高校一年生の舞奈、恵梨香、高校二年生の希衣と千帆の4人の活躍と成長を描く部活小説です。本巻は、関東高等学校カヌー大会兼関東高等学校カヌー選手権大会でのお話です。大会を通じて、4人の心境にも変化が見えます。ちょっとした仕草や情景を用いた心理描写が非常にうまいです。他校の選手も登場し、面白いキャラが増えました。カヌー対決も手に汗握る展開で熱いです。蘭子の発言の真意は。
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めっちゃ良い、これぞスポーツの青春って感じがする
ペアを変えての大会
それぞれの感情が伺える
過去にすがりついたり、諦めと理想の狭間にいたり、人間関係不器用だったり
悩みながらただただ不器用に前に漕ぐだけ
ライバル達に言われる『何故ペアを変えたのか』というのは、1番本人たちが悩んでるに決まってる
他人がとやかく言うことじゃないよー!って思いながら読んでしまった笑
何年も共にやってきて、悩まない訳がないよ
別の子と組む選択、彼女自身を受け入れた選択
まだココロの中では思うことがあるとは思うけれど、先輩の強さが私は凄く好ましいなって思う
恵梨香ちゃんの人間関係不器用な様子も、少しずつ他者と関わり感情が増えてきてる姿が応援したくなってくる
悩んで悔しんで青春だ