【感想・ネタバレ】貧乏神あんど福の神のレビュー

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Posted by ブクログ

こいつあごっつうおもろいで。主人公の貧乏神と同居している貧乏絵師の葛幸助が最高にさばけていてええで。意気投合した福の神(仮の名)と組んで、悪だくみをスカッと解決するのが楽しおま。合間に入るくすぐりも笑えることばかりでっせ。丁稚の亀吉や貧乏神のキチボウシもいい味出してまんがな。田中啓文やりますなあ。

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2022年10月26日

Posted by ブクログ

久しぶりに田中啓文氏の作品を読む。
笑酔亭梅寿謎解噺シリーズ以来かなと。
「大名倒産」にも貧乏神は出て来たので、またかと思ったが、それぞれ個性的で面白味がある。こちらの貧乏神は小さく貧相でどこか可愛らしい。

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2023年07月06日

Posted by ブクログ



所は天下の台所、大坂は福島羅漢まえ。
四軒長屋、八軒長屋どころか計画なしのやたらめったら増築し過ぎた百軒長屋。「日暮らし長屋」と呼ばれるボロ家に棲まう絵師は貧乏神と呼ばれ、大名家のお抱え絵師であったが、今は筆作りの内職で糊口を凌ぐ日々を送る。
そんな長屋に一枚の絵がある。付喪神となった疫病神が絵の封印から飛び出し、不思議な日々が巻き起こる。
長屋の長男たちのすったもんだの珍事が頻発する中、ひょんなことから福の神と呼ばれる若旦那と出会い、毎度の珍事を解決してゆく。
長屋の心温まる人情もの。えてして、世の中ネガティブなことも多々起こるが、気の持ちようで何とでもなるよなと無責任だが優しい示唆を拾うことができる一冊でした。

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2021年10月12日

Posted by ブクログ

貧乏長屋のその日暮らしな幸助。
なーんかとぼけているのに、実は、というのが面白い。
福の神、福旦さんも、そういう人?!とびっくりだった。
もう、この2人のコンビ、ある意味最強じゃない?
天狗の事件の犯人、とんだろくでなしで頭にくる。
シリーズ化だろうし、たまには古畑同心も活躍できるといいねw
先が楽しみだー。

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2019年10月30日

Posted by ブクログ

タイトルと表紙の通り、コミカルで軽く読める一冊です。

売れない絵師の葛幸助は、筆づくりの内職で生計をたてていますが、部屋に掛かる絵に封じられた瘟鬼(厄病神)と同居(?)をしているせいか、とにかく災難が降りかかってばかりで、筆屋の丁稚にも「貧乏神のおっさん」と呼ばれている始末。
だったらその絵を処分するなりすればよいのですが、幸助は“お前(厄病神)がよそにいけば、そこのものに災難が降りかかる・・俺のところにいれば俺が一手に引き受けるので、ほかのものが助かる・・”と、人が好いにもほどがある理由で災難をマイルドに受け入れています。
そんな貧乏神・幸助と、ひょんなことで出会った、謎の“福の神”こと福旦那と共に、謎の解明や人助けに奔走する話です。
三話構成で、第一話と第二話の間に、筆屋の丁稚・亀吉をメインにした番外編が挟まっています。
正直、展開が雑だな・・という印象は否めないので、読む人を選ぶかもしれませんが、台詞のテンポが良く、落語又はコントみたいな感じで何も考えずに楽しむには良いかもって感じです。こういう気楽に読める話は嫌いではないので、ユルく読ませていただきました。

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2021年05月02日

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