【感想・ネタバレ】優しい音楽 <新装版>のレビュー

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Posted by ブクログ

体調が悪い日、ベッドで横になりながら読んだ一冊。
ひとつひとつがサクッと軽く、それでいてしっかりお腹にもたまる、風邪っぴきのとき助かるクラッカーみたいなお話。

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

多忙な日々に追われ、無気力になりかけていた時、出逢えた作品!
短編が3作。
私はそうは思わない、そんな事は絶対にしない。人生の中で、常に人は自分との違いで、相手を否定してしまったり、人との関わりを煩わしいと感じてしまう。理解に苦しむこともあるけれど、相手を認め、受け入れることで、自身の人生や考え方に、新たな風が吹く。物語に引き込まれ、3作一気に読み、その中でも特に印象に残ったのが、本のタイトルにもなっている『優しい音楽』
予想外の展開と、エンディング。興奮し過ぎて、読んだ直後なのに、またすぐに会いたくなり、再読(笑)。
この本に出逢えた事に感謝〜。

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

一気に読みました。短編三作共に読みやすく癒されました。日頃から優しい言葉を相手に掛けたいなと瀬尾さんの作品を読んだ後思います。タイムラグの中でおじいちゃんに会いに行く場面が特に素敵でした。

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2024年04月07日

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体温とか匂いとか声の調子とか。背中とか手とか触り心地のいいほっぺただとか。小さいことにこだわらない穏やかなところとか、だらしないくせに電気とかガスとか几帳面に節約するところとか。どれも好きでいる決定的な理由じゃないけど、そのどれもがとても自分に合っていて大好きだと思う。

恋人ができると、食べるものも食べ方のレパートリーも広がる。違う環境で育った人と親密になるのは、とても愉快なことなのかもしれない。

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2024年03月24日

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短編集。
読んだ後にほっこりした気持ちになれた。
優しい音楽の中に、
『tears of heaven』を挿入歌にもってくるあたり、瀬尾さんのセンスが光っている。

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

これこれ。またパワーアップしてる瀬尾さんはとにかく読みやすい。おじさんを拾うとか、同居するとか、初めて見たかも、妖精じゃないごく普通にいるのが、それを拾うとか逆に場の雰囲気を和ませるのか、自分のパートナーがおじさん拾ってどうするかなぁと。ほんのひと時だけど生活して自分のジャージ着てて。
銀行でお金降ろすときなんかどんどん世界観繰り出す、読書好きな彼氏を覚めるとか、作家さんでもそういう表現するのだね

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2024年02月07日

Posted by ブクログ

本当に優しい本。
少し歪な関係にも関わらず、こんなに優しい本にできるなんて、さすがに瀬尾まいこさん。
人を信じようと、思った時におすすめの一冊です。

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2024年01月14日

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収録されている3編どれも良かった。

個人的に、その中でも特に素晴らしかったのが「タイムラグ」だった。倫理観どうなっているんだ、という男女があって、これは感情移入できないなと思った。が、まさか倫理観とかを越えて 深雪お前いい奴だな となった。ギャップが凄く、惹きつけられた。

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2023年09月03日

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瀬尾ワールド全開。最高だった。優しい音楽、一番好き。相変わらず瀬尾さんの本には悪者が出てくることはなくみんなどこかしらいいところがあってほっこりする。ほかほか温かい気持ちになる。とても読みやすいです。

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2023年04月12日

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ふつうじゃない人間関係を、あたたかく優しく描いていて、読んでいて心がなごみます。こんなこと実際には無いだろうなぁと思って読んでいても、いや、あったらこんな感じなんだなぁと知らない間に感情移入してしまう。そんな作品でした。

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2023年02月28日

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はじめまして瀬尾まいこさん。
読みやすくて、温かくて、一冊で好きになった。

・一緒にいる時間が増えていくと、少しずつ他人じゃなくなっていくんだね。それが、だめなこともたくさんあるけど。

・でも、だめな部分は、なんとでもできる。対処法はいくつもある。

・そういうもの(がらくた)に、二人でちょっとずつ、意味をつけていけたらいいな。そう思う。

大切にしたい、好きな一文。
あたりまえだけど、すごく大切で、
忘れないように、ずっと大事にできるように。

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2023年02月25日

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3作品による短編集です。
『優しい音楽』
駅のホームでいきなり声をかけられ、それがきっかけで付き合うことになったタケルと千波。千波の両親に挨拶しておこうと提案するタケルと、それを拒む千波。千波がタケルに声を掛けたのには恋ではない目的があったようで、、、。
→千波の一緒にいたいって気持ちは理解出来るけど、友達で良かったんじゃってモヤモヤちゃう。でも、みんないい人達なんだよな。

『タイムラグ』
既婚男性と不倫関係にある深雪。
ある日恋人から、夫婦で旅行に行く間一人娘を預かって欲しいと言われ、、、。
→妻の立場から見ても、愛人の立場から見てもあり得ない話だったけど、娘ちゃんがいい子だった。愛人としたら不倫相手の奥さんが悪い人だと思いたかったし、悪い人であって欲しかったんだろうけど、、、。女性陣はみんな素敵でした。男性もその父も、、、。

『がらくた効果』
恋人と同棲中して一年以上になる章太郎。ある日仕事から帰ると恋人のはな子があるものを拾ってきていて、、、。
→はな子、無理。でもなんかのほほんとした話なのよね。

3つの話を通してあり得ない設定だったり、あり得ない登場人物が出てくるんだけど、なんだか最後はほわほわした気持ちで終わる不思議な話ばかりでした。

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

3話収録の短編集。
それぞれ独特の設定で、読み始めはその設定に違和感や、「うーん。。。」というすんなりとは飲み込めない感情を受ける。
「うーん。。。」は、一般的に考えてNGに思えるから感じる。
でも、不思議なことに,読み進めると、その「うーん。。。」は、脇に置いておいて、素直に主人公たちを応援し始める。
主人公たち、行動は不思議なんだけれど,それぞれすごく心の広い、暖かい人たちだからなのかも。

一番気に入ったのは、3話目。
「がらくた」って、本当の「がらくた」はないんだなーって、思えた。
何かしらに意味があり、それに気づけないだけ。
それに気づける生き方は、ものすごく視野が広くて明るい気がした。
「〜すべき」「〜なわけがない」そんな風に凝り固まった考えをしがちな自分に対して、のんびりと暖かい口調で「違うよー」と言われているような感覚だった。

面白い。というより、心の凝り固まりをふんわりと解きほぐすような本だった。

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2024年02月25日

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短編なのに入り込んじゃって、終わっても続きが見ていたい気持ちになる
亡くなったお兄さんと瓜二つだということを言われないままに付き合った恋人、夫婦で旅行したいから子どもを預かってくれと言われる不倫相手、ホームレスのおじさんをいきなり家に住まわせる彼女、どれもそれはひどいでしょと言いたくなる話だが、なぜかぷっと吹き出したり、心が温かくなったりするのは、瀬尾まいこさんワールドなんだろう。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

3作とも突飛な状況にも関わらず、ドロドロせず不思議と日常に溶け込むような優しい文章。
サラッと読めて心穏やかになります。

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2023年11月28日

Posted by ブクログ

うん、今作も面白かったです(*'▽'*)
ん〜、でも、ちょっと大人向けだったかもしれない……。

短編集でした。一作一作がおもしろくて読み応えがありました。瀬尾まいこさん好きの大人の方にはおすすめできるかな。

どの作品も好きだけど、二作目が特にお気に入りです。浮気しているんだけど、思わず救っちゃうっていう。佐菜ちゃんと私の差に愕然ともしました笑

他にもいろいろ借りたので、また読みます。_φ(..)メモメモ

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2023年09月25日

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1話目の優しい音楽、多分受験対策かなんかで出てきたな。読みながら懐かしかった。好きなお話の一つだったからまた会えてよかった。
2話目、タイムラグ。主人公のみゆきさんは周りを温かく優しくしてる。触媒みたいなかんじ。私もそういう人になれたらいいなと思う。相手の世界を認めつつ自分も大事にしているからなのかな。
3話目のがらくた効果も素敵だった。一見意味がないように思えるものでも見方が変われば意味が見え始めるんだな。
どのお話もほっこり。

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2023年08月09日

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 全く知らない女の子に突然話しかけられて親しくなり、実は亡くなった兄に瓜二つだったと知る長居さん。 優しい音楽
 浮気相手の娘を預かることになったけれど、小さな女の子と過ごすうちに奥さんやその子のことが大好きになる深雪。 タイムラグ
 ある日恋人のはな子が拾ってきたホームレスのおじさん、佐々木さんと3人で年末年始を過ごす平太。奇妙な状況だけれどすっかり馴染んで穏やかな日々、穏やかな空間で互いを見直していく2人。駅伝で襷をつなげずに、それでもスタートしていく選手たちを見て思うことがあったらしい佐々木さん。大学教授に戻ったのかな。幸せになってほしいな。はな子と平太も幸多き未来を。 がらくた効果

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2023年07月17日

Posted by ブクログ

ちょっと変わった不思議な出会いから始まる人と人との結びつき。どの話もその出会いを前向きにとらえて進んでいく姿勢がとても潔くて良かった。

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2023年07月14日

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3つの短編が詰まった一冊。
どれも好ましい前向きになれるエンディングの素敵なお話だが、特に”タイムラグ”が面白かった。不倫相手が奥さんと旅行に行く間、彼の娘を預けられる20代女性の話というとんでも無いシチュエーションだが、8歳の佐奈ちゃんと27歳の深雪のやりとりが暖かくほっこりと読めた。

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2023年06月17日

Posted by ブクログ

 少し変わった出会いが不思議な交流へつながり、温かな心の触れ合いが新しい世界へ誘います。日常にある幸せや大切なことに気付かせてくれる短編集だと思いました。

 とは言うものの、3編とも設定・展開がやや非現実的で、共感を得られにくいかもしれません。しかし、これも瀬尾ワールドでは想定内です。あり得ないこと(=頭の中で混乱)と許容してしまう和みの同居があるんですね。
 瀬尾まいこさんの物語に何を求めるか、と言われたら、私の場合は〝癒し〟がその筆頭です。私にも人並みに(?)不寛容というか度量の小ささはありますが、読後はホッコリと自分を素直で優しい気持ちにさせてくれます。この辺が瀬尾さんの力量であり、筆致力の為せる技なのだと思います。

 瀬尾さんの物語には、登場人物たちが根本的に皆優しく悪人がいない、と思わせてくれます。そして人同士の関係性が温かいため、物語の空気は不思議と明るいと感じさせてくれます。
 だからこそ、読み手に「自分の人生まんざら捨てたもんじゃないかな?」と思わせてくれるのではないでしょうか。

 文庫帯に「本屋大賞受賞(2019)作家最新刊」とありますが、2008年刊行文庫の新装版として2019年6月発行なのですね。デビュー作『卵の緒』に相通ずる秀作だと感じました。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

3つのお話からなる短編集

一言で表すなら、「瀬尾ワールド全開」な作品ですね。
この世界観が大好き過ぎる

3編どれも、本当の家族じゃないんですよね
他人との関わりが軸になるお話し
・恋人の亡くなった兄と似てるが故に繋がる家族との関係
・不倫相手の子供との交流
・恋人と同棲してる家に知らないおじさんが拾われてくる話し

どれも中々あり得ない設定ですよね笑
ただ、どれもホッコリと心温まるストーリーに仕上がってる。
主人公自体が、あり得ない設定に身を置いていると自覚しているからこそ、読み手も感情移入できるのかもですね。だから、最初に他者という異物をザラザラした気持ちで捉えてる。
だけど、今を受け入れてみると心が前よりも動いていて、違う世界が見えてくる。
そこに温かみを感じるんですよね。

心がザラついた時に、また読みたくなる一冊でした

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2023年04月29日

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ネタバレ

短編集3作が描かれており、現実にはなさそうな設定ばかりだが、どれも読みやすく温かい話でほっこりする。温かい中にも、どの話でも交際相手の家族に挨拶に行ったりと関係を前に進めたり、けじめのようなものも感じた。

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2023年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心がふわっと温かくなる本。

個人的には「がらくた効果」が一番好きだった。
人と暮らすのは大変なことかもしれないけど、徐々に他人が他人じゃなくなっていくことで、新たな一面を知ったり、新たな関係性が芽生えたりする幸せがあるんだなと思った。上手くいかなくなったら、初心を思い出したり、以前は他人だったんだ、他人のままだったらどう接してただろうということを考えてみれば上手くいくのかもしれないなぁと思った。

瀬尾まいこさんの小説は、私自身苦しすぎてないてしまった小説もあるが(「幸福の食卓」)、苦しさや悲しさがあっても物語の雰囲気はふわっと温かく感じる。瀬尾まいこさんの読後感がすきです。

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2023年03月24日

Posted by ブクログ

瀬尾まいこさんの書く文章はどうしてこんなに優しいんだろう。
一文一文を読むたびあったかいスープをのんだときと似たような幸福感を得られる気がする。
この本もそうだった。
登場人物がお互いの違いを認め合い尊重する優しさを感じられる本だと思う。

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2023年03月07日

購入済み

文末が

尾瀬さんの物語は、最後
この人達はこれからどうなるんだろう?という
余韻を残した終わり方なので。
もう少し続きを読みたくなるのは、私だけでしょうか(笑)

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2022年03月06日

Posted by ブクログ

短編が3作。どれも読みやすかった。
一番好きなのは、表題作「優しい音楽」。
タケルと千波の出会いのシーンで、どういう事情がえるのかは想像できてしまったけど、二人がそれぞれのことをじっくりと知っていく過程が素敵だなと思いながら読んだ。
千波の実家での演奏、まさに優しい音楽♪

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

3つのお話しがありました。

「タイムラグ」 深雪は不倫相手の子どもを預かる事になったお話し。初めは不倫している深雪にうーんって感じがしたけど、佐菜との関わり方や言いたい事をきちんと言える性格には好感が持てました。あの後、平太とどうなったか、とても気になりました。

「がらくた効果」色々な物を拾ってくるはな子が今回拾ってきたものにびっくりしました。はな子の気にしない性格や大雑把の中にも素敵な一面があり、章太郎も気持ちの良い青年で良かったです。
「無念な思いをしていても、走らないといけない…」駅伝での話だったけど、佐々木さんにずっしり伝わって、走り出して良かったです。
読みおわって、清々しい気持ちになれたお話しでした。

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2024年02月14日

Posted by ブクログ

現実的にはないと思う出逢い。でも人同士のやり取りは現実には所々あると思う。そんな風に思わせてくれるお話。

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2023年09月27日

Posted by ブクログ

サクッと読める短編集でした。

設定がどれもぶっ飛んでいて、ありえないでしょ!と言いたくなってしまうのに、なぜだかこんな生活も素敵だなとホッコリしてしまう。
楽しく読ませて頂きました。

なかでも私は『タイムラグ』が好きでした。
浮気男の自由さは許せないけど、女性陣の良さが一際引き立っていました。

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2023年07月22日

Posted by ブクログ

こういう類の本は読み飽きた。
って感じではありますが、良かったです。
大したことは起こってないけど、当たり前になり薄れてしまうものを掬い上げる。
こういうのを少しでも感じる機会を多くしていかないと、いつだって簡単に何かを諦めたり何かを忘れたりするのさ。そんな世の中さ。だから小説を読むんです。

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2023年03月11日

購入済み

やっぱり瀬尾さん、最高です!

しばらく読むことをお休みしてたけど、また、久々に読むと病みつきになる。登場人物がナチュラルなようでヘンテコで、ありがちな日常のようであれそうにない展開で、なんか笑ってしまう。こだわりなく、なんでも吸収するヒロインたちが素敵すぎます。やっぱり瀬尾まいこさんの作品は、最高で、大好きです。

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2022年07月14日

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