【感想・ネタバレ】踊るリッツの夜のレビュー

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Posted by ブクログ

今読むと90年代の映画っぽいなぁ、と思うが、森脇作品の「匂い立つ」感じが凝縮。異国の血が混じり、イカつい外人顔の寡黙なバーテンダー金子と、裕福な大学生でチャラ男、筋金入りのフェミニストで女たらしな仲尾、この二人の関係が「本編」としえどこかにあって、「踊るリッツの夜」はスピンアウト番外編だろう。仲尾は「あんな面白いオモチャ」と言ってはからかってばかりいる金子に対して、精神的ホモな感情を抱いているのに気付いてない。その気持ちはからかうと面白いだけではない。ペーパームーンコミックス収録の『男は寡黙なバーテンダー』では、この二人が肉体関係を結んでいると解るのだが、この作品はハヤカワコミック文庫で手元にある『グリフィン』と『天使の顔写真』には収録されてない…幻の短編になってしまったのか…今読んで思うが、金子はあんげん、仲尾はたっつんで容易に脳内変換可能だよ(笑)
『ブルームーン』の英一・英二の双子の話も、作品集に関連作として散りばめられているので、全部読まないと気が済まない。

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2013年12月30日

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