【感想・ネタバレ】愛煉の檻 スペシャル・エディションのレビュー

犬飼のの / 小山田あみ

[まる · ★★★★★]

一気に読みました

遊郭で人気太夫をしている忍(紫乃)。遊郭に居るのには訳がありました。
また、忍にぞっこんのクリストは、なんとか遊郭から忍を救いだしたいと考えています。

読んでいるうちに、様々な謎が少しずつ見えてきて、解決していくので、すっかり引き込まれてしまいました。
忍もクリストも、話の中では外せないクリストの友人も、人柄が大層魅力的でキュンキュンしました。

2人が幸せを掴み取る時は、とても爽快で、その後の暮らしに触れられているのも、読み終わりに幸せな余韻をもらえました。

[mama · ★★★★★]

如何ともし難い哀れさ☆1.5

昔からある鬼のもつ哀しさみたいなものと吉原のイメージが重なって更にそこへ業と来たもんだ。それなのに　倭とか和とか似ても似つかないラベンダー畑だの洋風な田園風景が終焉かぁとちょっとがっかりしたら、やっぱり最後は花火なんだね。小説ならではな作品で合体本だったからこそ読み応えもあって想像以上に良かった❢色んな意味で満足❢