【感想・ネタバレ】はじめての大拙 鈴木大拙 自然のままに生きていく一〇八の言葉のレビュー

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Posted by ブクログ

シンプル&分かりやすさでセレクトした鈴木大拙の108の言葉。
仏教や禅思想を世界に広めた大拙の言葉に、禅とは、宗教とはを想う。
自由意志で生まれてきた者なんて、ひとりもいない。
あの世で親を選び、人生の課題を設定して生まれてくるという世界観もあり、大拙の言葉だからといって鵜呑みにする必要はない。
盾に悩む人生だからこそ、だれもが宇宙の中心の尊い気づきに生かされていると想う。
19-98

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2019年09月14日

Posted by ブクログ

わがまま放題というのは自由なようで何かに縛られている。客観視をあらゆる概念に対して徹底的に突き詰めるという感覚なのかな。人が作り出した言葉とか、主観として生きざるを得ない人生すらも含め。言葉で一言では言い表せないから、大拙氏とか含め色んな仏教思想を色んな表現で聞くことで、少しずつ腹落ちさせていくようなものなんだろう。

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2023年10月01日

Posted by ブクログ

編者の選んだ鈴木大拙の108の言葉を、編者の順番で読む事によって、禅とは何かを伝える本書。読み易いものが厳選され、初心者にはとっつき易く有り難い。

禅とは一般的にイメージされる瞑想をする事とは違うらしい。禅とは、人間の心の底にある無限の創造性を、言語や思想、概念で曇らせる事なく、その創造性に徹し順応して動作する事、とあった。また禅の状態が自ら(の創造性)に由る「自由」な状態あり、 人間はそもそも「生きることの芸術家」であると。

「自由」と「わがまま放題」が混同されるが、わがまま放題は、自分が主ではなく、実は何かの枠にはめられている「我」の奴隷に成り下がった状態であるらしい。

また、言語や思想、概念で曇らせない「無心」が重要であるなら、本能のままで良いのではと思ってしまうが、ある程度までは正しいものの、その本能に人間的、有意有心的鍛錬が加えられてると、そこに動物的無心の中では味わえない無限の意味を持ったものが出てくるらしい。無限の意味とは、なにか壮大だけと魅力的である。

そういった絶妙な状態で、内にある無限の創造性に従って生きる事をさらりと「自然のままに生きていく」とキャッチコピーにまとめられている。

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2023年10月23日

Posted by ブクログ

鈴木大拙さんご本人の著作は歯ごたえ有りすぎたので本書を手に取る。当たり前のことを当たり前に語ってるように見える言葉が並ぶ。真意がつかめない。じっくり何度も読み返さないとその重みを体感できないんだろう。

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2021年09月25日

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