【感想・ネタバレ】審判<新装版>のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

すごい読み応え!
20年以上前に起きた幼女誘拐殺人事件。その犯人として逮捕された柏木喬は本当に犯人だったのか?それとも冤罪なのか?前半は退職した元刑事村上と、過去に彼が逮捕した柏木との話を中心にして柏木は本当に冤罪なのか、当時の関係者達のストーリーを交えて考えさせられる。
前半終盤に被害女児の母親によって村上が銃殺された……と思わせて幕を閉じ、後半は黒幕の裁判シーンから始まる。
あれ?こんな中盤で全てが明らかになっちゃって、この後はどうなるの?と思わせておいて、最後の最後でまたまた大どんでん返し!
最後まで先の読めない、面白い小説でした。
終わりの柏木と真犯人とのやりとりは若干くどくて、精神論的でまどろっこしさを感じましたが、全体的には読みやすくどんどん読めました。

冤罪って怖いですよね……しかも警察内部の人間が証拠を捏造していたら、もう逃げることは不可能なのだな、と恐ろしくなりました。奪われた人生は何をもってしても償うことはできない…最後の柏木喬の言葉、本当にそうだな…と感じました。

0
2022年09月21日

Posted by ブクログ

良くできた話です。面白かった。

話は女児誘拐殺人の裁判結審のシーンから始まります。
被告人・柏木は懲役15年の刑が言い渡される。

刑期を終え出所した柏木は自らのホームページの中で冤罪だったと主張。
そして自白に追い込んだ元刑事・村上の周辺に頻繁に現れる。

柏木は本当に無実なのか?真相は何処にあるのか?柏木の目的は何?

よく練られたストーリーで安直には展開が読めません。
割と重いテーマですが軽快に読ませます。

最後も割とどんでん返しなのですが「そう来るのならこの人の言動は???」と思う展開が・・・

決して辻褄が合わない分けでは無く、作者はしっかり説明していますが、私は別の展開にした方が良いと思った。

惜しい!

0
2023年02月18日

Posted by ブクログ

柏木喬は、女児誘拐殺人犯として懲役十五年の判決を受けた。刑を終えて出所した彼は、ホームページの中で意図的に冤罪を被ったと主張。殺された女児の母親・古畑聖子に向けて意味深なメッセージを送り、自白に追い込んだ元刑事・村上の周辺に頻繁に現れる。柏木は本当に無実なのか?予想外の展開、衝撃の真相。
柏木喬の気持ちになると15年の歳月をどんな気持ちで過ごしたか。辛かったなんてどんな表現でも表せない。神に代わって人を裁く事の恐ろしさ考えさせられる本だった

0
2021年04月29日

Posted by ブクログ

結末が知りたくて一気読みしてしまった。ただ、ところどころ思わせぶりな描写があったり、後で考えると「ん?」と思う部分があったような。
でも面白かった。

0
2019年07月13日

Posted by ブクログ

☆3.4

ヒネリのある内容でした。


そして罪を裁く難しさ、
償いの難しさ

答えはでるものではないです。

0
2024年04月26日

Posted by ブクログ

3.15
冤罪にかけられた人間が15年刑を執行して出てきたが楽しい歳を刑務所で過ごした男は真犯人を探すためにあらゆる手を使う
本当に犯人は別にいるのか、この男と関わってきた人間の中に真実がわかるのはいるのか
男の不気味さ、執着心、周りの人間の気持ちも伝わってきて面白かった
2つの意味で重みのある小説だと思う

0
2023年03月26日

Posted by ブクログ

冤罪がテーマの推理小説。
ただただ、推理しながら読むのではなく…
冤罪をかけられた当事者・冤罪をかけた警察官
それぞれの心理を読みながら進んでく。
途中までは『何だ。やっぱり』感がありますが
『ん?こんな簡単ではないよね?』で驚きの展開へ。
最後はゾワッとして終わりました。

0
2019年10月06日

Posted by ブクログ

色々予想して、合ってる合ってる、普通じゃんと思ったら最後にマジかー!ってなりました。
帯買いしたので、確かに帯の通りだったと思いました。
最後なんて、あっさりと日常に戻る感じは怖いなと感じて、なんとも言えない気持ちになりました。
しいていえば、読みにくい本だな…とは思いました。

0
2019年07月13日

「小説」ランキング