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Posted by ブクログ
決断とは副題にある「会社を辞めるか辞め
ないか」のことを指しています。
ただ中身としては著者と面識があると思わ
れる四人の出版社に勤めていた人たちとの
対談集です。
結果として転職した人や、そのまま会社に
残った人たちの話を細かく知ることが出来
ます。
あと書きに出てきますが、この四人に共通
したこと。それは「キャリアの時間軸を
自分自身で決めていた」ことです。
50代だからこう、40代だから、ということ
ではなく、ましては会社が、業界が、とい
うことでもないです。
大事なのはどんな状況でも成長する。とい
う姿勢を持つことなのです。それを学べる
だけでも読むべき一冊です。
Posted by ブクログ
激変の真っ只中にある出版業界で活躍した人の中で、転職した人しなかった人の4人に、「転職の決断」についてインタビューした本。
仕事を楽しんでいる人は、本業とは別に(非営利の)ライフワークを持っていることが多いようです。自分の好きなことをライフワークとして打ち込むことで、本業にも好影響を与えるのかもしれません。
Posted by ブクログ
ミッドライフクライシスの真っ只中の中年にとって、
「本当に今の会社でいいのか」
と心の声とどうつきあうか。
それが問題です。
やめちまえ、とも思う。
でも、やめてなにができるのかな、とも思う。
収入が減るのはこまる。
出ている出費はよくわかる。
・・・。しかたない。
この繰り返しを、一人でやっていてもスパイラルからは抜け出せません。
一方で、思っていることを口から出したとたん、それなりにいろんな干渉を受けることは確実です。
相手がキャリアカウンセラーだって同じこと。
結局、「本当に今の会社でいいのか」に答えを出すのは自分でしかありません。
辞めても、辞めなくても、決断は必要です。
決断しない、決断できないままあることだけは避けたいと、
この本を読めば思うでしょう。
そして、業界が一個なくなるほどの変化ですら、中にいるひとには気がつかないであろうことを、もう一つ、心の中に納めておこうと感じます。
Posted by ブクログ
4名の決断に関してインタービューをまとめたもの。キャリアをマクロで捉えているところが特に参考になる。キャリアは感情や多少の収入で動かすものではない。特に気に入ったのが3番目の人の「いろいろ声をかけられるものの、同じ業界にいるのであれば、多少待遇が良くなっても本質的にすることは同じ。ならば今の会社では結構自由にやることができるのでこのままでいいかとなる」ような文言p170。
仕事を選ばない、上は目指さないが、教授への転身が光る。天衣無縫な性格なのだと思う。
Posted by ブクログ
出版関係の人物と対談で、リアルな人生経験が伝わる。この本の対談相手と自分を比較して参考になるのは難しい。仕事のレベルが違いすぎる。ただ、感じたことは、全員の判断基準が自分のやりたいこと仕事ので動いていること。やりたいことが具体化していることは幸せだと思う。
Posted by ブクログ
●読んで得たもの
50代で会社を辞めるにはやはり勇気が必要なこと。
●感想
4名の決断が対談形式で書かれている。
そのうち3名は日経系列の会社。1名は東洋経済。
やはり偏りがある。
辞めても何ら問題がない実績があるから辞められるということ。
肩書きや実績がない者にとって何を参考にできるか、難しい。
Posted by ブクログ
ネットの発達で誰もがタダで情報を手に入れられる時代、メディア業界の存在意義が問われている。その業界にドップリ浸かってしまった50代の男たちが選択したそれぞれの決断を著者がインタビュー。
起業した者もいれば、全くの異業種に転じた者、悩み抜いて業界に残った者もいる。
ジリ貧になるのが予想されている業界で、それなりの地位を手にした50代。定年まで逃げ切るのか、思い切って外へ飛び出すのか。登場する4人の決断はインタビューだけではうかがえない心労と周囲とのあつれきがったと想像できる。彼らのように、過去を振り返るインタビューに答えることができるだけでもすごい幸運だ。
終身雇用が崩壊した時代では、最低でも「決断」の心構えは必要だろう。なんで、こんな業界に入ってしまったんだと不運を嘆くよりも、どんな年齢になろうと、津波のように押し寄せる変化にチャレンジし続けるしかない。
本書を読んでわずかに救いとなるのは、退職したことで世界が広がったことが意外にあるってこと。