【感想・ネタバレ】関数解析のレビュー

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Posted by ブクログ

導入から終始、淡々としている。

個人的には伊藤のルベーグ積分をやっていたので、つまずかずに済んだ(伊藤の本で出てくる定理が普通に適用されている)。

新井氏の解説を読むと、このような簡潔な叙述は宮寺の講義そのものだったという。なるほど。

とんとん進んでいく。余計な寄り道はほとんどない。そして、かなり深いところまでいく。それが本書の特徴だ。

私にとって、ルベーグ積分で触れた以外は初めての関数解析に関する専門書だったが、興味深く読み進めた。

章末の問題は有益かつ解説が丁寧。

シュルマンの経路積分で分からなかった、スペクトルなどの概念が理解できて嬉しい。

伊藤のルベーグ積分をやっておけば、独学は可能。

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2019年02月14日

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