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Posted by ブクログ
著者の主張は今すぐ全部は実現できないと思う。しかしながら、フリーランスで働くことや在宅ワークで働くことが隆盛となっている現在。またそれも困難でなくなくブラック企業で働かざるおえない方に是非読んでいただきたい。
Posted by ブクログ
1. 私の知り合いがブラック企業に勤めているものの、なんだかんだで辞めようとしない心理について知りたくなったので読みました。
2.ブラック職場の特徴は①裁量権がないこと、②ソーシャルサポートが整っていないことです。つまり、人間個人を尊重する意志がないことと、安全な環境を構築していないという特徴があります。これら2つが成り立たない理由としては社風や上司の機嫌、業界の構造上の問題など、様々な理由があります。本書では、このようなブラック職場を徹底的に分析し、どのような職場が良くないのかを具体的に述べています。
3.友人の場合はプライドが高いため、「今ここで辞めたら負け犬」というプライドがあることによって、自分を苦しめています。そしてさらに「今やめてもスキルがない」という気持ちが強いのだと思います。そのため、「スキルを身に着けてから」と言い訳をして逃げているのですが、私の経験では、こんなことを言っている人は一生転職できずに嘆き苦しんで人生を終えることとなります。そして、そのような人たちは自分が悪いわけじゃないという気持ちが強いため、自分を変えようとしません。友人を見捨てるのは心苦しいですが、自分からは何も言わずにしておこうと思いました。
そして、本書を読んで確信したことは「ブラック職場をなくすためには内部改善では無理、貝外部から強制撤退させるしかない」ということです。アメリカの場合は競争の過激化、日本の場合は伝統という幻想に縛られた考えによって、ブラック職場が普通であると認識されてしまいます。働く側としてできることは「ブラック職場を選ばないこと」です。これは非常に難しいことなのですが、ある種の選挙だと思っています。選挙で負ければ当然負けた人は市場から撤退するしかないため、ブラック職場を撤退させる方向へと導かなければなりません。そのためには、私たちはスキルを身に着けるだけではなく「選ぶ技術」を身につけなければなりません。
人が安心できる組織とは何なのか、これについて考え続けることで、ブラック職場が自動的に潰れる仕組みづくりをしなければならないと思います。
Posted by ブクログ
ブラック職場で働く事10数年になるが、この本に書かれているダメなところがうちの会社には満載であることに気づいた。
変革の方法と手段も書かれている本書のやり方を私だけからでも会社で実行しようと思った!
裁量とソーシャルサポートの重要性は本書で理解できたが、裁量についてはわからないところがある。それは最良の範囲である。
おそらくその人に合った適切な裁量が与えられないと、その人がどうしたら良いかわからず崩れかねないことがあるとも感じた。
また、人によっては決めてくれたものをやりたいという自分で考えるということをしたくないという人が一定数いるように私は感じていて、その人たちに裁量を渡して果たして幸福に感じるか?という疑問も持った。本書ではその答えがないのが残念に思う。
ただし、概ね私の実感とも一致する見解で合ったためロジカルに理解でき、エビデンスが提供された事はとても喜ばしい事である。
そして、最もためになったのは私がブラック企業に居続ける理由を明確に本書は教えてくれた事だ!
私自身諦めや疲れなどから転職を諦めている節はある。何よりメンタルが安定していない状態で、次の企業をうまく見つけられるかという不安を持つのは至って普通である。
が、本書はビシッと何言ってんの!サッサと転職しろ!と言わんばかりの心理を私に教えてくれた。
私がこれからどうなるかはわからないが、この本にきっかけをもらったのは事実だと思う!
Posted by ブクログ
長時間労働ほど非効率かつ自分の健康を害するものはない。仕事に生きがいを感じること自体は悪いことではないと思うが、自分の健康や本当の幸福感を犠牲にしていないか見つめ直す必要があると思う。
自分のは仕事のやりがいは感じているが、仕事に生きがいは求めていない。自分の健康は自分で守るしかないと自覚できる一冊です。