【感想・ネタバレ】家族終了のレビュー

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家族のあり方に迫る

著者は、自分の家族が変わっているというように書かれて入るものの、そうした家族のあり方を通して、ある意味普遍的な日本の家族像について書き著しているようにも感じられる。
ニヤリという笑いを誘いつつ、だんだんと著者の考えに引き込まれていく魅力に溢れた一冊。

#切ない #笑える #深い

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2022年02月16日

Posted by ブクログ

なかなか面白い本でしたね! 確かに家族はいつしか終了するものです…子孫を残さなければ、ね。社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

けれども、親なんて死なない、と皆どこかで思っている風ですしねぇ…実際死んでみなけりゃ分からないんでしょうね…その後に襲ってくる悲しみ、とか…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

事実婚? フランス婚ともいう?が広まるには少なくとも我が国ではまだまだ時間がかかりそうですね…本当なら一刻も早く広がればいいんでしょうけれどもね…そして、そういったカップルにも法制結婚で得られるメリットを享受できると…そうすれば男女が二人で住む、その敷居をグッと下げることができるんじゃないかと思うのです…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

とにかく法制結婚しかダメッ!な雰囲気が強すぎますよね、日本は…これじゃあ、少子化も進む一方ですよ!

著者は家族を持つということに懐疑的なご様子でしたが、僕は結婚、アリだと思いますね! どうせ死ぬのなら誰かとぶつかり合ったりね、そうした気持ちのやり取りみたいなのを経験して死ぬるのが良いかと思います…そうした方が思い出深い人生を送れましょうに…

さようなら…。

ヽ(・ω・)/ズコー

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2020年08月08日

Posted by ブクログ

酒井さんの家族や結婚に関するエッセイ。
偏った意見もあるけど、
ちゃらんぽらんな私でも
このままでいいんだ〜
と思える。
興味のある、同意できる章のみ
読みました。

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2022年06月05日

Posted by ブクログ

自分が生まれた「生育家族」も自分がスタートとなる「創設家族」もまだ存在する私には、家族の終了という意識をしたことがなかったけれど、どの家族にもいつかやってくるもので、その時なにを思うのかな?と。

中年期の今、私にとっては家族が暖かいイメージよりも重いという感覚の方が強い。子供の頃から親戚や他人の家族を羨ましく思って生きてきて、自分の創設家族こそ理想のものに!と頑張ったけれど上手くいかず…という状態で。
この国の「家族」という枠組みを維持するために誰かが我慢を強いられる(もちろんそんな努力が少なくて済むケースも多いだろうけど)制度や雰囲気が、私にマッチしてないのか〜。というか私が適応出来なかったのか〜などと考えつつ。

将来的に多様な形の「家族」が歓迎される世の中になれば、少しは気楽に、思い詰めずに生きられる人が増えるのか?とも感じた。

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2021年02月07日

Posted by ブクログ

家族はいて当たり前ではない。というおわりの言葉が響いた。
生育家族と創設家族。
どんな家族とどんな風に生きていきたいのかは、個人がどう生きたいのかがまずあってのこと。
考えさせられた。
さまざまな家族があっていい。

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2020年09月29日

Posted by ブクログ

お嬢さんとして有名な酒井さんの意外な火宅事情にビックリ。事実婚するなら結婚したほうが良いなあと思う私はちょっと古いのかも。でもさまざまなパートナーシップが日本でも結べるようになればいいのにという点は同意。

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2019年05月14日

Posted by ブクログ

ひさしぶりに酒井順子さんの本
『家族終了』という
なかなかインパクトのあるタイトル

私自身既婚者ですが子供はいません
高齢の母と
既婚者で配偶者と子供がいる妹がいます
のでまだ家族はいる状態です

それでも
生活を共にしているわけではないですし
生活という状況の中では
近隣にいる知人友人などの方が
自分の生活のペースを把握していたりもします

著者も書かれている(全てではないですが)
これからの日本は家族という形態も変わっていくのだろう
というのにはそうだろうなと思います

都会や人口がまだまだ保持されている地域と
私が暮らしている消滅するだろうとされる町では
暮らし方自体も違うとは思いますが
気持ちの中では
血縁者や戸籍上の関係で家族というのでは
きっと暮らしにくくなっていくのだろうと

暮らしながら少しづつ
そういう選択が来た時に
柔軟に選ぶことのできるように
自分の考え方も変化させていく
そんな感じです

きっとぐっと若い世代の方々は
私が見ている家族とは違う家族を
見ているのかもしれません

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2024年05月10日

Posted by ブクログ

家族に纏わる18のエッセイ。

文章がその人の全てを表しているとは思わないが、本作も非常にクールに物事を捉えている印象を受けた。

自分が生まれ育った家族の事を「生育家族」結婚などで作られた家族の事を「創設家族」と呼ぶ事を初めて知る。

両親、お兄さんが他界され、結婚もされていない酒井順子さんの「家族終了」の言葉にドキリとする。

「生涯未婚率」の上昇は耳にしていたがその数値に驚き、事実婚、シングル親、同性婚、ステップファミリー、ルームシェアする疑似家族、毒親問題など、多様化する家族の形態に家族の在り方を考えさせられた1冊。

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2023年02月14日

Posted by ブクログ

生育家族と創設家族。やっぱり歳を重ねて、人生のステージが変わるとそれなりに考えることも変わっていく。
まだまだ子どもが小さくて、振り返る余裕も周りを見る余裕もないから、あまり考えたことなかった。でも著者のいうように、それがいいとか悪いとかでなく、当たり前のことを当たり前にできなかった人の視点なのかも。相変わらずの痛快な自虐ネタ満載の1冊。今回も楽しませてもらえました。

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2022年05月25日

Posted by ブクログ

バランスある文章を書く人。
ご両親が亡くなったからか、自身の生育家族のことを結構踏み込んで紹介している。
なるほどだからこう感じたんだ、と書いていることに対しての説得力も増している。
いろんなことに、いろんな真っ当な考えがあるもんだなぁ、と思いました。

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2020年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*親が好きですか?子供が好きですか?夫婦で同じお墓に入りたいですか?帰りたい家はありますか?一緒に暮らしたいのは誰ですか?毒親からの超克・「一人」という家族形態・事実婚ってなあに?…他、日本の“家族”を考える全18章*

安定の洞察力といつもながらのシニカルな文体ですが、今作はご自身のご家族のことを詳しく書かれているのが印象的でした。今は事実婚中とのこと、酒井さんにはこのまま独自路線を突っ走って頂きたいところです。

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2019年12月04日

Posted by ブクログ

酒井順子さんの家族に対するエッセイです。彼女が育った家族との関係から、今後起こりうる様々な形の家族の形について書かれています。長男の役割とは?とかお盆とは?とか身近なことをじりじりと説明してくれます。

私はというとトーチャン、お母さん、姉、私の四人家族で生活してきて、現在はトーチャンは店で生活しつつお母さんが家からたまに店に手伝いに行くというほぼ別居生活を送っていて、姉は結婚して旦那と子がいます。私は一人気ままに暮らしています。
姉はできちゃった婚でどういうわけか嫁に行かず婿を取ったわけですが、トーチャンが長男だったから「婿を取らねば!」と思ったのか、仕事上苗字変わるの嫌。という理由とかで婿になってもらったのかはわかりません。

いつまでも結婚しそうにない私について親に聞いたことがあるのですが「いや、今は一人もいいんじゃない?でも、親としては何かあった時は心配…」とヘビーな本音を言われたこともあります。

恋愛感情の伴わない相手と”生活が合うから”という理由でなんとなく同居人ができた酒井順子さん、それ、いいよな。生活合うの最高。と思いつつ読んでいました。

年を取っていくとどんどん頑固になっていきます。その頑固さから私は一人で自分の好きなように、自分の美学を守りつつ生きていくの悪くないな。と思います。

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2019年10月22日

Posted by ブクログ

著書の中で、きちんとした家庭でのお嬢様育ちを
それとなく匂わせていた酒井さんですが、
結婚観や家族と言うものを見る目になんとなく不思議なものを感じていました。
家族の構成員が全員いなくなってしまったからこそ書けたとおっしゃる赤裸々な酒井家の姿に
驚くとともにどこか腑に落ちる部分もあり。。。

多彩な価値観がやっと認められ始めた世の中、
結婚も家族もお墓も葬式もこれからどんどん様変わりしてくのだろうし、それはとても良いことだ。
でも酒井さん、目立たないかもしれないけれど
世の中には普通に結婚して普通に幸せに暮らしている家族が
た~くさんいるのです。
結婚も家族に縛られて生きるのも実はそんなに悪いことばかりじゃなかったりするのですよ。

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2019年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「負け犬の遠吠え」の頃は、私も「負け犬」でしたが、「創設家族」ができた今、「一人の時は良かったなあ」と思うことがしょっちゅうです。

生き方が多様化し、家族の形も様々です。自分にないものを持っている人がうらやましい。けれどその人からすると、私も羨ましいがられているかもしれません。

結局、今のこの環境を大事に過ごすのが良いということなのでしょう。

サラッと読み終えたエッセイ。特に何かを得たというわけではなく、「のんびり本が読めて良かったな」という感想。

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2019年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2019/04/11予約
例え方が一つ一つおもしろい。
ユニクロの墓、無印良品の葬式、本当にそのうち出てきそう。

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2019年09月13日

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