【感想・ネタバレ】2049 日本がEUに加盟する日 HUMAN3.0の誕生のレビュー

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Posted by ブクログ

【要約】
2049年にどんな未来が来るのかを予測した書。

・今後、地球と太陽の距離が一時的に開く関係で、地球には小氷期が訪れる。食物の減少、移民の移動、人々の感情の揺らぎ、発電所トラブルなどが起き、戦争や内乱、政治変革などが起きやすくなる。

・アメリカ一強の時代が終わり、中国・インド・EUなどが
相対的に台頭してくるが、どこも覇権を握るまでには至らない。世界は北米中南米連合、BRICS連合、EUに三極化し、孤立した日本はEUに加入する道を選ぶだろう。

・テクノロジーの進歩に伴い、デバイスが体内にインプラント化されるようになる。ホモサピエンスの能力は大幅に拡張され、新人類「HUMAN3.0」が誕生する。

【感想】
この本はコロナ以前にかかれた書なので、コロナのことは加味されてないが、それを差し引いても興味深かった。

一見突拍子もない意見に見えるが、どの意見も過去の出来事やデータを元に導かれており、それなりに確からしいように思える。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉を思い出した。

この本に前編があることを知らなかったので、次はそちらも読もうと思う。

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2021年01月19日

Posted by ブクログ

近い過去と現在の世界情勢をまとめてくれているので、わかりやすい。
それらを踏まえたうえでの未来予測。
しかも文化的側面からのアプローチと最新テクノロジーからのアプローチ、気候変動、歴史からのアプローチがあって、すいすい頭に入ってくる。
誰にでもわかりやすく書かれてある良書だと思う。
本書に掲載されているデータの裏付けを行った方、大変だっただろうな。
個人的には最新テクノロジーとマズローの欲求にワクワクした。

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2020年09月15日

Posted by ブクログ

かなり大胆、というかありえない予想が多い話だったが、その発送は面白いと思った。私は体内にチップを埋め込まれるのには抵抗があるけど、2020年以降生まれのネイティブスマオ世代なら、抵抗なく受け入れるのかな。

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2021年03月19日

Posted by ブクログ

後半は特に荒唐無稽なのに、なぜかものすごく説得力があると感じた。
世界中を飛び回って、実際に目で見て、人に会い、文化に触れて、という著者だからこそ見える世界。
これからの社会が大きく変化していくことを、より実感を持って感じられるのではないだろうか。
普通の人が普段の生活をしているだけでは、これらのことを感じることはなかなか出来ないだろう。
最先端の著者の感覚を、読者に伝えるのは非常に難しいはずだ。
だからこそ丁寧に丁寧に、根拠となるデータ類を示しながら読者に伝えていく。
荒唐無稽でも説得力があるのはそのためか、と感じてしまった。
著者が得意なAIとかロボットとか、最新テックの話は最終章のみ。
前半は「地政学」とか「人口統計学」とか「地球環境の変化」に基づく話。
(最近は特に「地政学」が見直されているが面白い!)
今の社会や政治情勢を眺めれば、ここに書かれていることが絵空事でないことは容易に想像できる。
じゃあどうするのか?
著者はここにも独自の回答を用意している。
人類は資本主義の格差社会ゆえに、金持ちから「HUMAN3.0」にアップデートされる。
これはもうほとんどアンドロイド。
しかしそれも今の科学技術をもってすれば、不可能な話ではない。
問題はその必然性だ。
歴史が進化の必要性を物語っている。
近未来100億人まで膨らむ人類を養えるだけの食料と水はこの地球には無い。
そして2030年頃からの小氷期が起これば、食料はますます不足する。
そんな中でアメリカvs中国の動き。
台頭してくるインドの動き。
停滞している欧州と日本の、生き残るための連携。
決して絵空事とは思えない。
変化に対応できたものだけが生き残るとすれば、あり得ない未来とは言えないだろう。
だからこそ未来がどうなるのか?
人間としてどうやって生きるのか?
真剣に考える必要性があるのではないだろうか。
(2019/8/14)

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2020年05月31日

Posted by ブクログ

世界を巡って実地に取材をされている高城剛さんの新刊。

一般に言われている温暖化に対し、地球は小氷期を迎えるなど大変面白い内容です。

全て正しいかは分かりませんが、フェイクニュースが溢れる現代において、こういう「ハッと」させられる情報はとても大切だと思います。

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2019年07月07日

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