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Posted by ブクログ
財政破綻都市の市民病院の惨状を想像して書かれたらしいが、想像がノンフィクションになってしまったらしい。やる気のない病院職員や不潔な病棟はこんな病院には絶対お目にかかりたくないと思うが、似たような状態だったなんて信じられない。続編も読んだがまだ再建の真っ只中だったので、モデルになった市は実際どうなったんだろう。姫宮は今作ではドジっ娘封印?三枝部長が医者の鑑のような人物なだけに、なぜこの人が逮捕されなければならないのか…。医療崩壊は現在も着々と進行中なのだろうか。
Posted by ブクログ
やっぱり、海堂尊の小説は面白い。
極北市が財政破綻し、市民病院も再建されることになる。
再建請負人が着任したところで、終わってしまって中途半端だなと思ったら、「極北ラプソディ」という続編があった。
今中医師は、バチスタシリーズの田口医師と似た感じ。非常勤、月収20万円ぐらいの薄給でなのに、よく働き、破綻した病院を見捨てずに残るところが偉い。破綻後は、今中が中心となって病院の再建にあたるのかと思ったら、外部から再建請負人が来ることに。
面白かったが、こういう終わり方をするのであれば、「極北ラプソディ」は続編ではなく、「極北クレイマー」の下巻にすればいいと思う。
姫宮がいい味を出していた。