【感想・ネタバレ】χの悲劇 The Tragedy of χのレビュー

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ネタバレ

Gシリーズ、第十作。こんな驚いたことなんて本当に久し振りだ!!!驚愕。島田さんの年齢にもビックリしたが、カイの正体が○○だなんて——。
S&M、Vシリーズ他、いろんなシリーズとのリンクが垣間見え、森の民、屈指の一作でしょう。パーフェクト!

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2024年05月13日

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あー!なにこれ!!めちゃくちゃ面白かった!!!!
そもそもの話、島田さん好きなんだよな、わりと。

データ入手のためにチームで乗り込む(と言っていいのか)ところ、読んでてとてもわくわくした〜面白かった〜。コンピュータの知識が全くないけど、読んでるだけで楽しかった。

しかもキャストが豪華…本人が名乗るまで全然分からなかったけど、そうだったの?!ってなる。
ラヴちゃんと仲良く幸せにいてくれ…。
記憶力ないから小山田さん誰?状態なので、すべてがFになるを確認したい…。お父さんなの?お母さんが各務さんなの??え、それってどういうこと??
あーめっちゃ面白い。

ずっと島田さんの年齢を予想しながら読んでたけど、全くの大外れだった。そんな年齢であんなプロジェクトをやってたの…?!天才すごい。
じゃあ萌絵ちゃんは、犀川先生は…ってみんなの年齢を計算しちゃうな。今より少し先の未来かなと思いながら読んでたけど、思ってたよりも随分先の未来だった。
本当に本当に続きが気になる。次はどれだろう。とにかく読むのが楽しみ!

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2022年03月17日

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主人公が島田文子でちょっと期待できないのかな?と思ったが、読み終えた後はそんなこと微塵も感じなかった。
今まで謎だったことが少しずつわかってきたり、登場人物の謎が明かされたり、百年シリーズに繋がるプロジェクトだったり。
森作品を今まで読んできて良かったと思えた一冊。
さすがは後期三部作。

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2021年06月24日

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じっくり読みたいのについ先を急いでしまう面白さ。そして残り2作がどうなるのか全くわからなくなった。
すぐ次を読みたい、でも大事に行きたい…シリーズ終盤になり読み終わってしまうのが寂しくなってきた。

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2020年10月17日

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Gシリーズ第10作

本作品はエラリー・クイーン作「ドルリー・レーン4部作」の「Xの悲劇」のオマージュらしい。とは言え自分は作品を読んだことがないのだが、巻頭の言葉や各章の最初を飾る文言はかの作品から取られたものらしい。解説の法月綸太郎さんによれば、「ドルリー・レーン4部作」は不朽の名作とのことで、「Xの悲劇」は著者が初めて読んだミステリー小説と言うことだ。一度是非とも読んでみたい。

さて、海月と加部谷がどうなったのだろうなどと思いながら本を開くと、登場人物に馴染みのいつものメンバーの名前が出てこない。わかったのは島田文子という名前だけだったが、まさか彼女が主人公になろうとは、ちょっと意表をつかれたという感じか。前作とは全然違う作品なのだろうと予想は出来たが、あまりにも舞台が違いすぎて百年シリーズの最終作を読んでいる気分になった。そう言えば島田は前作で香港に行くと言っていたので、その続きだろうかと読み始めたのだが、どれだけ時間が経っていることか。だが、最後まで読んで、ようやく前作との繋がりが見えてなかなか感動してしまった。
本作品は久しぶりにミステリー小説らしい物語だったように思う。その辺は解説の法月さんも触れられていたようだ。Gシリーズはミステリーだかなんだかよくわからない作品が多く、解決したのかしてないのか中途半端でもやっとするのではないだろうか。それに比べて今回の物語は確かに解決という観点からは微妙と言えるが、島田の推理でスッキリした感じで読みやすかった。ただ、読んでいてだいたい犯人の想像はつくだろうが、あんな理由では動機だの方法など思い至らないのが普通かもしれない。
島田文子の活躍を通して、またS&Mシリーズを最初から読みたくなってきた。これは著者の陰謀だろうか。彼女はあのシリーズの最初に登場し、時々顔を出しながら本作品の直前の作品に登場している。最初からここに主人公にするという伏線をはっていたというのは考えすぎだろうか。彼女もまた、真賀田博士に才能を見出された一人であるという印象を強く受けた。
この作品の結末は非常に衝撃的で複雑な気持ちになったが、それと同時に次作への期待感で気分が高揚した。本作品は島田文子という人物の魅力が凝縮された一冊だったように思う。
Gシリーズはいよいよ最終コーナーに入りつつあるようだが、次回作も楽しみである。

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2020年01月25日

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しばらくGシリーズ離れてて今ごろ読みました。
最後の1ページで森博嗣作品の奥深さを改めて実感。
とりあえずこれまでの作品読み返したい。

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2019年08月29日

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最後にびっくりすることが待ってた。
GシリーズとかVシリーズを読み返したくなる
色んな人達の関係が繋がってやばい

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2019年07月02日

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いつものメンバーが一切出なくて驚いた。
島田さんが主役のお話。
Χの正体が分かった時はビックリした。

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2023年09月10日

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ネタバレ

p119
持っていきたいものは一つもない。自分の躰でさえ、ここに残していきたいほどだった。


後期三部作。
引用は満を持してのクイーン。解説では『Xの悲劇』とのリンク性やオマージュ、引用した意図などが語られていて、とても解説らしい解説で、どうせなら本作の前にXの方も読んでも良かったかもしれません。

最初からいつものメンツではなく、各務とその息子であるχ(海月)、金と警察関係者など登場人物は最小限。ルナティックシティの創設メンバーの示唆はサービス精神旺盛な感じではある。
専門用語を極力省いた形でハッキングの描写を描くのは面白く、逆に新鮮に感じました。
「人」に対する興味の希薄さは存分に表れており、ハッキングに招集したメンバーにはすべて適当な駅名や地名があてがわれます。そこでχに興味を惹かれるのはもはや必然。

時系列を一気に飛ばしましたが、最初の段階から年代はシンギュラリティ後?と想像。でも、ミチルとロイディのように、一人一つのAIを持つほどの未来ではない。
シリーズの中ではかなり異色ですし、古典的ながらもひねりのきいた構成だからか、同シリーズの他作品と比較しても評価が高いのかもしれません。
示唆と機知に満ちた良い作品でした。

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2022年12月17日

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ネタバレ

世の中は、なにもかもすべてが相対であって、絶対的自己だけで生きていけるわけではない。面白かった。「すべてがFになる」に登場した島田文子が主人公の物語だが、あの頃はここまで魅力的なキャラクターだとは思わなかった。殺人事件が起こるが、それは物語の中心にない。真相も主人公に馬鹿馬鹿しいと言われる内容だが、不満には感じない。物語自体が素晴らしいからだ。第2章後半。ハッキングがこんなにスリリングに書かれたことがあっただろうか。そして第4章終盤以降の展開には本当に驚いた。森博嗣のミステリで人の死に涙したのは初めて。

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2022年08月28日

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ネタバレ

面白かったーー!
森博嗣の魅力を存分に堪能できた一冊。
もう飛行機事故のこともカガミアキラのこともけっこう忘れてきてたけど、再読したくなった。
途中、年齢が合わないんじゃない?と不思議になるところもあったけど、最後の最後、一文で本当に目が覚めた。
これはすごい。そりゃあ肉体は邪魔ですよね。

読み始めてすぐには、知っている名前が全然なくて焦ったけれど、意外なことがいくつも判明して楽しかった。
今まで読んできた読者にも、おおいにサービスしてくれて嬉しかった。

島田さんかっこいいよね。
突然、香港の自宅を出ることになっても、慌てず、用意もいらない。
リアルのものは何も必要ない、体もここに置いていきたいと言い切る。

ヴァーチャル世界での攻防戦の指揮も、スピーディでシャープ。
こういうジェットコースターが森博嗣の面白さ。

χの正体がすぐにわかったけど、もうひとりの正体も、わかった瞬間、いいなあと思った。
このキャラ好きだったな。
さすがにもうバイクには乗らないのね。

組織と国際とかの話題になると、纐纈苑子さん、今こそ再登場でしょ、と思ってしまうけど、またからぶりでした。
次作も最終作も楽しみだ!

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2022年04月29日

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香港で仕事をする島田文子のもとに男が現れ、真賀田研究所在籍していた頃に起こった航空機事故に関する質問を受ける。その後、島田文子は密室殺人事件に巻き込まれ、その事件を契機に謎の人物と会うことになる。
前作から大きく変化したGシリーズ第9作にして、後期三部作の第1作。

森博嗣作品はシリーズごとではなく、出版順に読むことで面白さが倍増します。本作はS&Mシリーズや四季シリーズ、百年シリーズ、Wシリーズを先に読むと、結末の意味がよくわかります。

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2022年04月16日

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ネタバレ

3.5
Gシリーズ10弾で、後期3部作1弾。日本科学大学から転職し香港で仕事する島田文子をメインとして話が進む。ホテルの置かれたχのカード。香港のトラムで起きた殺人事件。交換条件で日本の諜報局員の手伝いに。飛行機事故を逃れた小山田真一と各務アキラ。小山田は真賀田研究所の所員だったらしい。島田を助け出すχは小山田と各務の息子らしい。エピローグでの初老のχと89歳の島田のやりとり。χが海月。海月は親しい人はいるが結婚してないよう。雨宮?ダマシダマシでの加部谷の話も納得。シリーズ全体を通して謎が明らかになってきた感じ。大作。

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2020年10月26日

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最近読んだ本が気分に合わず、不発だったところへ大好きな森博嗣作品に遭遇。個人的には不要だと感じる、感情や情景の長々ととした描写が無く、ストーリーに引き込まれる。やっぱり良いな、森博嗣。

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2020年05月20日

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Gシリーズの10。島田文子が主役。淡々と進んで終盤にグッと味が濃くなるというのがこのシリーズ。謎解きが主ではなく、すでに推理小説という感じではない。これまでの登場人物の関係がわかってきて興味深い。χψωの悲劇三部作らしいのでここからが楽しみ。

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2019年06月22日

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ノベルス版で既読。文庫化に伴い買い直し。
再読してみると、仮想空間を迅速調査するシーンの、スピード感に驚く。

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2019年05月18日

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ネタバレ

G後期1
時系列が難しい
島田さんが新入社員を案内、というなんだか珍しいところから始まる、トラムでの殺人
殺された男は前日島田さんに接触してきた人物
巻き込まれてどうなるかわからなくても流れに任せて仕事をする島田さんの優秀さが羨ましい。
事件に巻き込まれたり危険になるのは嫌だけど、流されてもこなせる能力は欲しい。
そうなの?どうなの?という人物たちの登場
懐かしくもあって、和んだけどもやるところもある。
これはいつかスッキリするのかなあ

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2023年08月19日

購入済み

自分だけかもしれませんが…

レビューではないのですが、検索で「森博嗣の一覧」のGシリーズの中に、本書が表示されていません。
おかげで、電子化されていないのではないのかと慌てました。

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2021年01月24日

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Gシリーズだけど主役は島田文子。若い社員に対して随分意地悪な見方をするなと思いつつ読み進め、バーチャル追跡格好良いなと安直な感想を持ち、どこへ辿り着くのかと思ったら、ええ⁉︎⁉︎
もう今すぐ他のシリーズを併せて再読したい。

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2020年12月03日

Posted by ブクログ

この人、誰?的な人が主に登場するお話。
何やら怪しげな事件が起きます。
いつものように、解決はしません。
過去の事件の一部の真相みたいなものが明らかになってる気がしてますが、本当かどうかは断定できません。

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2019年06月08日

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