【感想・ネタバレ】最強の経営者 アサヒビールを再生させた男のレビュー

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ビジネスマンは、一読すべし。樋口さんの人柄や挑戦する姿勢、決断力、人を育てる力。私には何一つ持ってない。行動したか、しないかの差だろう。それが出来たら凄い事。

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2023年07月28日

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スーパードライでアサヒビールを復活させた経営者、樋口廣太郎さんの物語。まさにトップダウンでグイグイと会社を引っ張っていく様子が描かれる。スーパードライという商品に恵まれた幸運や、バブル景気という追い風があったにせよ、まさに典型的な、日本の強い経営者像ですね。かなり元気を頂きました。

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2018年06月20日

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経済小説は数多くあるが、これは主人公が実名になっている。また実名で登場する人物が多い中で、実名ではない人物もおり、それが少々分かりにくい。

人物伝ではなくあくまでも小説なので、例えばフジサンケイグループの鹿内氏を辞任させたシーンなど、本当の出来事かどうか分からない場面が数多くある。フィクションがかなり多いのだろう。

とはいえ、樋口氏がアサヒビールを立て直したこと、またスーパードライが樋口氏なしでは産まれなかったのは事実である。樋口氏がもの凄いパワーの持ち主であることが窺えるが、実際もそうだったのだろう。

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2022年06月08日

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シェアが低迷していたアサヒビールを立て直した人の話。
経営者に必要なものはたくさんあるとは思うけど、本書からは固い意志と情熱が強く感じられる内容だった。ある意味昭和的なのかも。

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2022年02月11日

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1987年私が二十歳になった年にアサヒスーパードライが発売されテレビCM、新聞広告は非常にセンセーショナルで、コンビニの入口に「アサヒスーパードライはお一人様3本まで」と書かれていたのを思い出します。経営者の本を何冊か読んだ中で惹き付けられたのは出光佐三氏、本田宗一郎氏、そして樋口廣太郎氏です。バブルの絶頂期でしたが設備投資と増産のための工場設立に社員や回りの経営陣はハラハラさせられたと思います。しかし一番の功績は自分のあとの経営をアサヒの生え抜きの人にバトンを渡したことではないかと思います。

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2021年09月26日

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ネタバレ

樋口廣太郎さんは、自己肯定感が強く有言実行する人だ。且つ人への気遣いができるので皆んながついてくるし頼られる。受けた仕事は最後までやりきるし後継者の事も考えて人事を全うしている。
ただ今の時代だと厳しいですよね、完全にパワハラですもんね。
印象に残った言葉は、「チャンスは貯金できない」あれこれ考えてるうちに時が過ぎ機会を逃してしまいがち。
感謝を忘れない→先人の碑
良きものを大事にする→美術館、オペラハウス
東京駅から見える玉の意味が分かりました(笑)
小渕首相って立派な方だったんですね。

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2021年05月11日

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住友銀行副頭取からアサヒビール社長に転籍した樋口廣太郎氏の社長就任後とアサヒビールのその後を描く。住友銀行・磯田一郎会長とのイトマン事件における確執からアサヒビール再興までの描写は惹き込まれる。組織を率いるものに問われる資質、言動の描写が興味深い。さらに知りたくなるのは、樋口廣太郎の若かりし頃の生き様、思考プロセス。そしてそれらを支えて育んでいった草創期の樋口哲学。

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2020年05月11日

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5月の連休も終わり、ビールのおいしい季節になってきました。昭和61年当時、売り上げが低迷していたビール会社を社長のリーダーシップにより、どのように改革し、業界トップに押し上げたのか、興味深く学ぶことができます。
当時の京都府知事として、元理事長も登場されますので、是非ともビール通の方はご一読ください

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2019年05月08日

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ビールの業界の勉強として面白そう、ということで買ってみたら、偶然にも起業闘争と同じ作者である高杉良の作品だった。何という偶然。
アサヒビールのスーパードライによる復活がどこまで凄まじかったかよく分かる。銀行から来た社長で、ここまでトップとして動ける人は稀有なんだろう。会うだけで感動する社員がいるなんて、どんだけ凄くて有名だったんだと思うと同時に、今時はそんな大企業どこにもないよなたぶん。隔世の感がある。
しかし一方で、アサヒビールの復活劇の裏で、この会社が同業者とどう違ったのかが気になるようになってしまった。キリンがトップの座に胡座をかいていたのか? アサヒの徹底的なマーケット調査があったのか? 樋口氏の活躍が後押ししたのは間違いないだろうが、そこだけではないはず。気になるなぁ。

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2019年02月01日

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ネタバレ

現在はスーパードライなどの製品を筆頭に、ビール業界において圧倒的シェアを誇るアサヒビールにも「夕日ビール」と揶揄され、競合他社に後塵を拝していた時代があった。この低迷期に三井住友銀行副頭取の立場から再建を任され、社長に就任したのが樋口廣太郎である。この小説は樋口に焦点を当てたものである。

樋口は持ち前のリーダーシップと強いこだわりを生かし、時に周りを混乱させながらも改革を断行していく。特に以下の文章は印象に残った。

===
【仕事十則】
1.基本に忠実であれ。基本とは、困難に直面した時、志を高く持ち初心を貫くこと。常に他人への思いやりを忘れないこと。
2.口先や頭の中で商売するな。心で商売せよ。
3.生きた金を使え。死に金を使うな。
4.約束は守れ。守れない約束はするな。
5.出来ることと出来ないことをはっきりさせ、YES/NOを明確にせよ。
6.期限のつかない仕事は「仕事」ではない。
7.他人の悪口は言うな。他人の悪口が始まったら耳休めせよ。
8.毎日の仕事をこなしていく時、「いま何をすることが一番大事か」ということを常に考えよ。
9.最後までやり抜けるか否かは、最後の一歩をどう克服するかにかかっている。これは集中力をどれだけ発揮できるかにかかっている。
10.二人で同じ仕事をするな。お互いに相手がやってくれると思うから「抜け」ができる。一人であれば緊張感が高まり、集中力が生まれて良い仕事ができる。

「チャンスは貯金できない」
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まさに骨太な、現在では忌避されるような経営者。しかし、成功の裏には数多もの失敗があったはずである。

それらのリスクを背負いながらも、経営者としてやると決めたことを断行してく姿はまさに昭和の時代を思わせるものであり、現在このような意思決定をできる経営者はどのくらい存在しているのだろう。1つの側面を見て経営者を評するのではなく、改めてその根幹にある思想に思いを馳せることの重要性を痛感した。

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2018年12月01日

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ものすごい気迫ある樋口廣太郎氏の生き様がありありと文字に起こしても伝わってきます。このような方と間近で仕事が出来れば時代を動かしているような心持ちでいれるのではないでしょうか。自分には厳しそうですが、、

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2018年11月19日

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「コクがあるのにキレがある」いやいや樋口廣太郎は「キレがあるのにコクがある」!「この味がビールの流れを変えようとしている、スーパードライはガンガン行きます」そうそう「この男がビール業界の流れを変えようとしている、樋口廣太郎はガンガン行きます」!広告のコピーと一体化したような名調子「麦酒王樋口廣太郎伝」でした。住友銀行のトップを取れなかった悔しさをエネルギーに「夕日ビール」と揶揄されていたアサヒビールをNo.1ブランドにした男とそのチルドレンたちの物語。組織って仕組みの箱じゃなくて人のモチベーションの運動体なんだな、と再認識。本宮ひろしにマンガにしてもらえればテンション上がりそう。風味としてはパワハラギリギリな感じもして、昭和って、「おやじの王国」だったのだ、としみじみ。途中登場する安藤忠雄が主人公に「おっさん…」と呼びかけるくだりがあり、それにはリスペクトが込めてあるように感じ、一方、平成最後の年のW杯での「おっさんジャパン」は揶揄100%な感じで、その対比が時代の流れを感じさせます。この物語に出てくる妻たちも、そんな奥さんいるの?!とびっくりするような良妻列伝だし。昭和は「おっさん」の時代、平成は「おぼっちゃま」の時代、そんな雑な感想を抱いてしまいました。

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2018年07月31日

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シェア下降が止まらなかったアサヒビールに住友銀行から乗り込んだ樋口廣太郎社長の話。
・チャンスは貯金できない
・先例がない、だからやる
・口先や頭の中で商売をするな
など、色々と頭に残る話がありました。

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2018年06月12日

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社長業の泥臭さ、バイタリティ、仕事への向き合い方を間は学ぶ。
樋口社長の言葉から仕事の考えを多く習える。
ただ、小説というより社歴?や伝記?のような形式で、読むのには苦労した。

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2023年12月06日

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アサヒビールを復活させた住友銀行副社長の樋口氏の話

優秀な経営者とは思うがクセが強く自信満々な印象を受ける

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2023年11月19日

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作者の過去作に好きなものがあったのでチョイス。
この人はこんなにすごいんだぞ!と畳み掛けるようなエピソード調で、小説というよりは伝記風。
脇役の人はあえて名前が変えられていたりするが、実在の人物がモデルなので、そのあたりの知識豊富な人の方が楽しめそう。

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2023年08月08日

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今だとカリスマと呼ばれたりするのかな。
理念と実行力があって本当に素晴らしい経営者だと思いました。

ただ、現代から見ると日本昔話の様な働き方だなぁと思ってしまいます。
でも、それだけ全身全霊で仕事に賭けたからこそ変革し、いいものができたのか。
現代は働き方改革がどうとか言うけれど、何か大きなことを成し遂げようとするのなら、生活全てをその仕事について考えないとだめなのか‥

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2021年09月17日

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前提として賢い方なのは言うまでもないけれど、何より人間味の溢れるトップだったんだろう。口は汚いが愛がある。やり口は好き嫌いあるかもしれないが温かみを感じる。それでいて根回しも怠らず年長者だろうが筋が通ってなければ日和もしない。小説だからあらましだけなんだけど、もっと、なんかこう、日々一つ一つの物事に対する言動や考え方なんかを知ってる人に詳しく聞いてみたい。たくさんの経営者と話をする機会を沢山設けたい。

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2020年04月12日

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アサヒビールの凋落に歯止めをかけ、トップダウンの意志決定と率先垂範の営業力、行動力等でシェア回復に多大なる貢献をした稀代の経営者、樋口廣太郎像を描く。オペラや絵画など文化事業への造詣も深く、その支援も惜しまなかった経営姿勢に惹きつけられる。

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2019年12月28日

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アサヒビール1桁シェアから
トップシェアに持っていった凄腕経営者
松下幸之助とも比較された人物

現場で社員の士気を上げ、
叩き上げのプロパー社員を後継者として社長に起用、
元銀行マン住友副頭取からアサヒビール社長
前例がないからやる
掴めばチャンス、逃げればピンチ

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2019年01月12日

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アサヒビール中興の祖、樋口廣太郎氏の業績を称える本。

昭和60年頃、アサヒビールはシェア下落が止まらず「夕日ビール」と蔑まれていた。
住友銀行から送り込まれたバンカーの樋口氏。強力なリーダーシップを武器に社員を鼓舞しながら、新商品のスーパードライの発売と、古くなったビールの回収・廃棄を推し進め、業績回復を果たす。

昭和一ケタどころか、明治生まれの人が経営のトップで力を奮っていた時代の訳だけど、本から伝わる彼らのエネルギーがすごい。

昼も夜もなく、公私混同で動き回ってる感じ。

戦後の日本を立て直してバブルを巻き起こした原動力と言うのは伊達ではない。

彼らトップだけでなくその部下たちも総じてエネルギッシュで熱い。

社長のスピーチに涙して、握手してもらったら膝がわななき、褒め言葉が一生の宝になる。

社長の鼓舞の仕方も過激で、今ならパワハラで一発アウトな言葉がバシバシ出てくる。

人種が違うんじゃないか、という気がする。

境界は戦前〜復興期を体感したかどうか、だろうか。

現代の人たちは省エネで大人しくなっているのかな?

宇宙がビックバンのあとに冷えたように。

僕は冷えてるほうが好きだから良かった。

本自体は面白いけど、エピソードごと年代が行ったり来たりするのが少し読みにくい。
時系列が好きなのです。

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2018年10月27日

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