感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初のお話で泣いてしまった。。
マディソン郡の橋とはまた違うけれど
生涯ひっそりと静かに
思い続けたい相手が心の中にいたとして
だれがそのことを責められようか。
心の中は自由。
でも若い心は、正義と潔癖が世界の中心。
無理にわかろうとしなくても
すべてはっきりさせなくても
心は自由なんだよね。
正解は用意されてはいないけれど
自分の心が感じたものが
たどり着いた答えが
きっと正解なんだろうな、と。
Posted by ブクログ
ここ数年西炯子先生の描く恋愛と自分の感覚がズレてきてフェードアウト気味だったけど、書店の試し読み冊子の1話「手紙」がよかったので購入。オムニバス短編集で1話あたり40Pとボリュームもそれほどではないので気兼ねなくサクっと読める。
掲載誌がなかよしとのことで、決めゴマ、瞳の大きさなんかもローティーン向けに寄せて描かれている印象が目立っている。ストーリーの好みは断然1話!時間をかけたすれ違いの恋愛という意味ではとても好み。4話の「前髪」は、共感性羞恥のある人はちょっと途中でページを閉じたくなってしまうかも。
自分がリアルタイムでなかよしを読んでいた20年前は、キスは連載の最終回で散々盛り上げて描かれるのが定石でしたが、随分時代が変わったなぁと実感しました…
かわいい
西桐子さんの本はだいたい読んでいますが
大人のほろ苦い恋愛模様より
こちらの作品のような読後感のいい甘酸っぱい話の方が好きです。
ハッピーエンドなのもキスどまりなのもかわいくていい!
あとよくあるけど、実は美少女だったけど中身や行動が‥というのもコミカルで楽しく読めました。
何度も読み返したくなる作品です。
Posted by ブクログ
掲載誌がなかよしだったから期待していなかったのですが、面白かったです。むしろ最近の大人のグジャグジャ感がなくて、久しぶりにスッキリと読めました。これはこれで終わり?
Posted by ブクログ
ちゃんと「なかよし」なんだけど西炯子なオムニバス集。
かわいらしいけれど大人っぽい苦さもあり、絶妙な匙加減でした。
一番最初の方話がほろっときて一番好きだったな〜
オムニバス
主人公の小春は十代なかばの女の子。
一緒に暮らしていた祖母が具合が悪くなったある日、ある二通の手紙を見つける。
思わず持ち出してしまった祖母あての手紙は外国から送られてきたものだった。
その数日後祖母は亡くなってしまう。
悲しみに明け暮れる小春はその手紙を手に内容を確かめていた。
一通は祖母あてだがもうひとつは祖母がある男性に宛てたもので内容はその人のもとにすべてを投げ捨ててでも飛んでいきたいが夫も子供もいるから無理だというものだった。
幼少期に祖母とした会話を思い出して複雑な気分になる小春。
手紙を捨てることも友達に内容を相談することをためらってしまうようなことなので八方ふさがりだった。
モヤモヤが最高潮に達した小春は祖母と行く約束をしていた九州に行くふりをして手紙の住所に書かれていた台湾に一人飛ぶことになるがそこで一人の少年に出会うが彼こそが手紙を書いた男性の孫だった……。
西先生の繊細な絵柄とドキドキするストーリーが今作もとてもよかった。