感情タグBEST3
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ミロシリーズ その3
めちゃくちゃすぎる。
シリーズ当初はまだ普通よりだったミロがどうしてこんなになっちゃうのっていう、桐野のこのめちゃくちゃ具合が好き。
シリーズ最初の2作が地味なだけに壊れ具合が引き立ちます。
何度読んでも面白い!
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私立探偵ミロ・シリーズ第3弾!(完結)
「私の中の何かが死んだ」出所を心待ちにしていた男が四年前に獄中自殺していた。何も知らされなかった村野ミロは探偵を辞め、事実を秘匿していた義父を殺しにいく。隣人のホモセクシャルの親友。義父の盲目の内妻。幼い頃から知っている老ヤクザ。周囲に災厄をまき散らすミロを誰もが命懸けで追い始めた。
いつしか探偵の領域を超えたミロの行動がまた読むことをやめられなくなる一冊。
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村野ミロシリーズ読んでなくていきなりこれから読んだけど、相変わらず救いがないというか、
どんどん下に落ちていくだけだなぁと。
光州事件の描写は圧巻すぎてすごい。目を背けたくなるやつ。
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睡眠中の無呼吸の治療がきっかけで、次第に睡眠薬と安定剤に依存するようになり、そんな中で編集長に昇進→不倫→薬への過剰依存→双子の娘の内の一人の突然の死→妻の不倫の果ての使い込みと展開していき、結局タイトルの通り、家族での心中旅行に辿りつく。自分でもはや止められない大きな流れに身を任せた時に、人の運命にもはや成すすべはないのか?
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ミロシリーズ完結編。シリーズものの登場人物やそれらの縁を様々な形で叩き潰す新しい完結の形は必読。新キャラらが大活躍なのも必見。自分は主人公とタメで読むことができたので共感もあり★4。
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怖かった、気持ち悪かった。この桐野夏生という作家は、怖くて気持ち悪い人間を描く天才的な才能に恵まれているとしか思えない。人間というのは何かのきっかけで悪魔のようになれるのだと思った。下巻が恐ろしい。
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タイトル通り「ダーク」
今までのシリーズのような格好良さは微塵もなく、ひたすらどろどろと鬱々とした展開が続く。
登場人物達が軒並み粘着性の嫌な描かれ方。
打算や悪意、老いも欲情も、人の隠したい感情が剥き出しで表現される。
体力ある時に読むのがいいかと。
ミロが他人に期待しすぎなんじゃないか…
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読者におもねらない!
デビューから育てた女探偵村野ミロの狂態を楽しむためにも一応過去シリーズを読んでからをおすすめします。パパリン(笑)
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ねえ、もうミロどうしちゃったんだよおおおおお(涙)
村野ミロシリーズ最終章なの……か?
今回は、ミロが全てを失い、義父である村善を殺しに行くところからストーリーが始まる。
黒くどろどろした人間の性、女の性に噛み付いたら離さないね!
夏生は!
最初は知り得るミロは破綻してしまってどこにもいなくて、削ぎ落とされたミロの形に戸惑ってなかなか入っていけなかったんだが、ミロの怒りや虚無を知るごとにようやく受け入れることが出来、そうすると止まらなくなってしまった。
ミロ好きは前から公言していたことだけど、もう好きだとか惚れたとか腫れたとかそういうレベルじゃない。
もう村野ミロという一人の人間の記憶が、脳にこびり付いて離れない。人生の一部になってしまっている。
ミロの、言葉では語ることの難しい義三との間にあった本当の感情が今後下巻で、彼女を通り過ぎていった男から得たもの失ったものをふまえてどう描かれるのかが楽しみだ。
パパリンパパリン!(意味はない)
しかし久恵みたいな女こええええええ!
身体的なことは関係なくですよ。
一人の女、同性の女として分かり過ぎてしまうこともあってこえええええなのです。
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借本。
シリーズ本とは知らず、いきなり最終巻から。
本当にダーク(闇)で、凄い。
シリーズで読んでないので、普通に受け入れられたけど、
前作を読んだ方には、目の毒かもしれない。
下巻が楽しみ。
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ミロシリーズの最終章らしいが、最終章から読んでしまった。
シリーズを順に読んでいたら、登場人物の性格がもっと分かって面白かったと思う。
あらすじにある通り、成瀬の獄中自殺から始まる話だが、成瀬との関係(ざっくりと本書に説明はあった)が曖昧だったため、ミロの人生にこんなにも大きく影響を与える意味が分からなかった。
話自体面白かったが、シリーズから順に読めば良かったと後悔が残った。
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桐野さんの作品に出てくる個性あふれる登場人物。
村善さんを愛する久恵がいい。
ミロは底知れぬ怖さがある。成瀬とはどんな関係だったのか。
さて、ここで張られた伏線が下ではいかようになるのか楽しみ。
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村野ミロシリーズの完結編(2015年現在)。
これまでのシリーズをひっくり返す衝撃的な展開の連続。
どこに着地するのかまったく展開が読めない。
発刊当時は、相当批判もあったようだが、今の桐野夏生さんを知っているので、逆にこれまでのシリーズの方に違和感があった。
今読めてよかったと思う。当時だったら批判していたかも。
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探偵村野ミロは愛する人の死を知ってから、その生き方を大きく変える。
まずは自分の義父の殺人に向かう。
周囲を顧みず、自分の思うがままに生きるミロは、多くの人に狙われる。
おそらく読者が抱くであろう登場人物達に対する負の感情は大きい。
読んでいてかなり不快になるが、
その内容にはかなり引き込まれる不思議な小説。
日本を離れてからのミロのその後が気になるが、それは下巻を楽しみにしたい。
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村野ミロシリーズ。
ミロという女性がやっぱり好きになれません。
私とは全く考えが合わないし、バカなんじゃないかと思う点も多かったです。
そして意外だったのが久恵。もっとおしとやかな人をイメージしていたのに、乱暴な言葉遣いや知らない人にすらパパリンと平気で言える思慮のなさ。いい歳して何この言葉遣い・・・と思いました。
なんだか残念でした。
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成瀬が、四年前に獄中自殺していたことを知ったミロは・・・
ミロちゃん、そんなに成瀬に執着していた様には見受けられなかったんだけどなぁ。とはいえ、これが彼女の本来の姿なんだろう。
もうそこらじゅう、悪意や闇だらけなんだけど、不思議とサバサバした印象で、もうこうなったら、行けるところまで、行くしかないな。
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ミロシリーズもいよいよこれが最後です。
外伝、みたいなやつがまだあるけど。
章が変わる度に人物、場面が変わる。
が、この巻の最後の章で何だか別の話が始まったぞ、となる。
きっと下巻で絡んでくるのでしょう。
ジブリ風に言うなれば、「下巻絡みのミロ」だ。
久恵はどんなやつなんだろうか。
イマイチ実体を掴めなかった。
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桐野ワールドのアングラ路線まっしぐら。ドロドロズキにはたまらないw
ミロちゃんの末路としては腑に落ちない感じがするけど、今までの人間関係すらも伏線として人間関係に乗っけた話作りをするのではなく、全部ぶっ壊して破滅感に導いているのはいい感じ。村野ミロシリーズをいくつか読んでからのほうが楽しめる。
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「村野メロ」シリーズ、ようやく最終巻です。
ローズガーデンあたりでホンノリ気づいていたこと:自分が好きだったのは、村野メロじゃなくて彼女が惚れる男どもだったのかも・・・
ただシリーズ物って知っている登場人物の変化や違う面が見れて面白いですね。
もちろん違う面を見るのは失望も伴いますが。
で、どこかのレビューでチラッと目にした通りメロが大変なことになります。
前の巻からも幾度となく伏線があったと思われますが彼女のフリーダム精神とかがさつだけど女っぽいとかそういう複雑な面が火を噴きます。
そしてどんどんダークな、あんぐらな世界へ足を踏み入れて自己破壊へ進みます。
タイトルどおりダークですね。
ローズガーデンに続き、特に大きな事件や解決の爽快感は望めそうにありません。
ただ良い事は、メロに肩入れしてない中立的立場の自分は最悪な結末に超ショック!ということはなさそうですね♪
最後のチャプターで突然韓国の暴動に話が飛んでびびったりもしました。
そしてなんとな~くですが、中立立場よりもどちらかのサイドに肩入れしているほうが楽しめそうな内容でもあります・・・ドウシヨウ・・・
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あんなにかっこよかった女探偵村野ミロは、周囲に厄災を撒き散らす疫病神に墜ちてしまった。
分岐点は、やっぱり男運の悪さなのか、それともこれが本当のミロの姿なのか。下巻にもミロに幸福な時間は訪れないような気がする。
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村野ミロシリーズ。
あんなに格好よかったトモさんがいつの間にか落ちぶれてたり、お父さんとの関係が意外だったり、いい意味で裏切られる。
まさに、本のタイトル通り「ダーク」な感じだ。
下巻ではミロちゃんがどこまで落ちていくのだろうか。。
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何だかとてつもなく凶悪な気持ちになって、自分に近づいてくる誰も彼もに「こっちに来るんじゃねーよ」オーラをガンガンに発出していたときに、本屋で出会った一冊。私の知っているミロとは全然違う、どこに行ってしまうのかわからないミロがいてびっくり。けど、この本を手に取った当時の私の精神状態にはぴたっとはまり、すごい勢いで読んだ。