感情タグBEST3
Posted by ブクログ
双極性障害に関する症状や原因など、一通りのことについて理解を深めることができます。
まさに躁状態になっている人に読んでもらうことは症状があり困難でしょうが、躁状態が落ち着いたきの患者さんや患者さんの家族などの周囲の人が理解を深めるためにとても良い一冊です。
病的な躁・うつと、そうではない気分の高まり・落ち込みを自己チェックする表もついていて、便利です。
この病気は、社会的・人間関係的な損失が大きく、患った人の周囲から人が離れてしまい厄介ですが、薬物療法などで治療は可能な病気です。
私自身、病気のことを知り、病気を受け入れたところ、うつ病だと思っていたときよりも生きやすくなりました(おそらく薬が身体に合っているのもあると思います)
気長にやっていきましょう……
以下、新たに知ったこと
・双極Ⅱ型障害のほうが自殺のリスクが高い。
・躁の重症度を判定する目安は、どれだけ周囲に迷惑をかけ、どれだけ日常生活に支障をきたしているかということ。
・やっかいなのは「躁」状態のとき。本人は万能感に包まれ元気だが、周りはその尻拭いをしなければならないから。
・20代前半に発症しやすい。男女比はない。
・ストレスと睡眠不足が大きなきっかけ。遺伝的要因、成育歴なども関係があるとされている。
Posted by ブクログ
病前性格の「社交的で明るく気配りのできる人がリスク」というのが印象的。
ネットで読んだ神田橋語録にもそのようなことが書いてあったと思う。
認知療法の説明が載っていて、この疾病がものごとの捉え方と関係があることに意外な感じがした。
Posted by ブクログ
双極性障害になると、情緒不安定になり、衝動的になり、人に意見されると強い不満や攻撃性を生じるようになる。慢性的な空虚感やうつがある。
躁うつ病の根底にあるのは依存心
気分循環症
急速交代型 難治性
相手に都合にお構いなしで、深夜にDMしまくってたのは、病気の症状だったのかもな。
下田光造
双極性障害の病前性格は「執着気質」
執着気質 仕事熱心、徹底的、几帳面、強い正義感
認知療法
長年症状に苦しんでいると、うつや躁でない自分がわからなくなる。
発病前の自分を見つめ直し、新たに自分を立て直していこうとすることが治癒への近道。
〈治癒に必要なのは、疾患を受け入れること〉
・病気であることを受け入れる
・薬を処方通りに飲む。治癒に薬が必要だと認める。
・精神療法の意味や必要性を理解した上で受ける。
・主体性を持つ。
医師や家族ではなく、病気を治すのは自分だと受け入れる。
・病気を悪化させない。
・症状を再発させない。
・生活する。