感情タグBEST3
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数々のお宝を盗む怪盗ゴディバとそれを捕まえようと奔走する国民的ヒーローの名探偵ロイズの戦いはみんなが大注目。
そこにあるきっかけで深く関わることになった少年のリンツ。
その少年リンツとその周りの人々が織りなす真実への冒険。
最初は子どもが活躍する探偵小説だと思って気楽に読んでいたら、いつの間にドロドロに溶かされていた。
今まで何冊かどんでん返し的な作品は読んできたけど、今回の仕掛けが一番心に来たかもしれない。
それは、この作品が子ども向けということで書かれたこともあり、読みやすくリンツ君に感情移入しやすい点にあると思った。
乙一先生の作品は2作品目で今回も感情を動かされまくりました。
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小学生の頃から乙一ファンなので、久々に書店で乙一の文字を見て手に取った本。
内容はワクワクする冒険物語で新しい乙一の一面を見た気がするが、伏線の張り方やこちらの予想をひっくり返してくる仕掛けはさすがといった感じ。
個人的にはかなりおすすめ
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「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのー」をコンセプトとした、ミステリーランドシリーズでの作品。
さすが乙一!
子どもから大人まで楽しめるというコンセプトは崩さず、しかし彼らしい見事なダークファンタジーの世界が綴られています。
至る所に散りばれられた、遊び心、引っかけ、切なさ。
ひらがなを多く用いて書かれているところがまた、主人公の少年・リンツの目線に近く感じられて、ワクワクしながら読み進められました。
読みにくさを感じる方もいるかもしれませんが、私はそこも本作の大きな魅力の一つだと感じています。
また、ハードカバーの装丁が素晴らしいので、乙一ファンの方は文庫本版よりハードカバーをオススメします!
とても面白かったです。
タイトルから、殺し屋の話かなと勝手に思ってました。
予想ははずれ、ほのぼの謎解き話かな、と思って読んで
いたら更に予想がはずれました。スリリングな展開が
てんこ盛りで、とても面白かったです。ドゥバイヨルは
現実にいたら怖すぎてお近づきになりたくないですが、
あの強さと行動力は少し羨ましいです。
最後の、主人公がかつての家族の幻を見るシーンが
切なくて好きです。
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人の心には必ず表裏があり、うまく本心を理性で隠し、時に欲に抗えず倫理的に間違った行動をしてしまう生き物なのだと改めて思えるような作品でした。
ディーンとデルーカがリンツのことを移民だと罵るシーンはかなりショックでした。あれは本心ではないと信じたいな。
最後の小屋が燃えていく描写は迫力があり、引き込まれてしまいました。
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児童書のような雰囲気に軽んじることなかれ。
とってもビターでハイカカオな、チョコレートたちの奮闘記だ。
しっかりミステリーで、最後もかっこいい。
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タイトル通り銃が出てくるので
子供向けミステリーながらハードな面もある。
チョコにまつわる名前が多く
カタカナの名前達だけれど覚えやすい。
ひらがなも多め。
283ページ(文庫)
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子ども向けに書かれたミステリーだが、大人が読んでも十分面白いものになっている。
探偵、怪盗、宝探し、冒険。子どもの頃、ワクワクして読んだ王道の物語。
多少なりとも過激な部分があるが、思い返してみれば、自分なんかも子どもの頃はこれくらいの物語は読んでいたなって思う。
ミステリーでいえば、子ども向けのホームズとかクイーンの国名シリーズ。ホラーではフランケンシュタインとか。
もし、本作を子どもの頃に読んでいれば、いま以上に本好き、ミステリー好きになっていたかもしれない。
そう思うと、これからこの作品を読める子どもたちは羨ましい気がする。
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ホラー作家というイメージがあったので今まで乙一さんの本を読むことはなかったが、初めてこの作品を読みイメージが覆された。ドキドキワクワクする冒険に、誰もが何かを隠しているハラハラ感、細かく散りばめられ回収されていく伏線。なんて面白い!
中でもドゥバイヨルの虜になってしまった。恩田陸「ねじの回転」の栗原中尉しかり、わたしは少々乱暴ながらも頭が切れて行動力のある登場人物が好きだ。
どうしてドゥバイヨルが乱暴者になってしまったのか、言葉少なに語られる彼の家族構成。もっとドゥバイヨルについて知りたいと思ってしまう。
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探偵と怪盗の対決に巻き込まれる少年の冒険!
的な爽やかな話かと思ったらちょっと違って、だけど面白かった。
みんな裏があって、世界には表だけじゃなく裏もあるんだよってことを伝えたかったのかな、とも感じた。
ただ児童向け……?ほんとぉ?とはなっちゃった、
自分が大人だからまだ爽やかさとか、それぞれ大人の行動に納得出来たりリアリティを感じたりできるけど、子供にはちょっとトラウマだったりもするんじゃないかと思ったり。
年代にもよると思いますが、自分でも割とショックだったりしたから、子供の頃読んだらどうだったのだろう、と、少し考えました。
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久しぶりの乙一作品。
子供向けレーベル『ミステリーランド』で連載されていた作品。そのため、文体は子供向けで、かつ難しい漢字はほとんど使われていないため、読みやすい作品となっている。しかし、それは雰囲気だけであり、作品の内容はブラックなものとなっている。情報操作、差別・偏見、殺人など暗い描写がこれでもかと出てくるので、どちらかというと中高生向けの本だと感じた。
正義の味方だと持て囃されたロイズは国家のいいなりで、札付きの悪だと評されるドゥバイヨルはなんだかんだ言いながらリンツとともに行動を共にしていくという所は王道ながらの面白かった。
そして様々な感情がごった返しになる中でのエピローグはとても爽やかで、温かい気持ちになりました。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
リンツ:内田真礼
ロイズ:諏訪部順一
ブラウニー:稲田徹
マルコリーニ:松岡禎丞
ディーン:田村睦美
デルーガ:瀬戸麻沙美
ドゥバイヨル:伊瀬茉莉也
デメル:三宅健太
メリー:園崎未恵
ガナッシュ:堀内賢雄
モロゾフ:チョー
ジャンポール:矢尾一樹
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登場人物がそろいもそろってクズな探偵小説は本当に痛快で面白い!!
チャーリーとチョコレート工場、名探偵ピカチュウを混ぜ合わせて乙一をふりかけるとこうなるんだろうなという小説!
ドゥバイヨルの俺様節はなかなかスパイスになってました!
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かなりハラハラする冒険物語です!子ども向けに書かれた作品ということで読みやすく、わかりやすい伏線もありました。ミステリー初心者の方に良いんじゃないかと思います。
「これ子どもに読ませていいの!?」というシーンが多々あるので、大人の方も十分楽しめる作品だと思います。ドゥバイヨルの小学生とは思えないキャラクターが魅力的でした。怖かったけど。
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大人も読んで楽しめる本だった!
中盤の大きな動きはよくある展開かなあとも思ったけど、ストーリーが終盤になるにつれ、そうなるの?!という展開も多くて、気になっていき読んでいくうちにまた事が起こって、でも最後はハートフルなエンドで締めくくられるから後味いい〜。
国家や大きな権力による情報操作の支配も、子供にも分かりやすく伝わるから考えられてるなあと思った。大人でも理解してない人いるから、子供なら尚更考える機会になっていいと思うんだ。
乙一さんの小説はゴスしか読んでなかったから、こんな雰囲気もあるんだなあって意外だった。突飛な暴力という、乙一さんらしさは登場人物にあるんだけど、児童書の温かい心みたいなものも混在してて、目新しかったです。
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ふむふむ、名前は全部関係者なのかー、ということで、ドゥバイヨルってなんやねん!って調べたら知ってる人は知ってるらしい。てか1983年の創業って新しいな。
まぁそんな知る人ぞ知るドゥバイヨルがダークヒーローというか割と好きだよね、みんな、うん。コイツがいなかったらリンツは何度死んだことか。
と思ったけど、よくよく思い返すとリンツも何度も助けてるな。これが先入観の為せる技か。
いやしかし宝物を探して冒険とか、いやー、やっぱ良いもんですわ。でも挿絵が不気味すぎてお母さんが魔女で怖い。
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まるで、児童文学小説のような始まり。貧しい育ちの少年が、憧れの名探偵と大怪盗を捕まえる話かと思ったら、途中からどうも様相がおかしい…。
そうだった。作者は乙一だった、ということに気づいた時点で、事件勃発。あれよあれよという間に、物語は進んでいきました。
内容としては面白かったかなぁ。
チョコレートが食べたくなりました。
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YouTubeで紹介されていたのを見たことをきっかけに読んでみました。
乙一さんの作品は初めて読みました。文体が昔風な感じでしたが読み応えがあり面白かったです。登場人物がチョコレートの名前なのもなるほどと楽しめました。
児童向けと聞いていましたが大人でも楽しめる作品でした。
p.145 パンッ、と人生が終わる。とても簡単だ。チョコレートが口の中でとけるよりもはやくものごとをすませられるのだ。
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ファンタジーとミステリーの中間といったような雰囲気の本。
登場人物が全員チョコレートのブランドの名前なのは面白い。
しかし特にすごい盛り上がりやどんでん返しがあるわけではなく終わった。
ディーンとデルーカとのその後がすごく気になったが、会わずじまいなのが名残惜しかった。
できれば仲直りして、仲良し3人組のままでいてほしかった。
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海外児童文学っぽさと
乙一さんの作品によくある狂気さが、うまくハマった作品。
少年のお宝探しの冒険物語!かと思いきや、
常識の枠を超えた狂気な一面を持つ登場人物がいたり、グロい描写があったりして、
子供の頃に読んだ、海外児童文学(ダレンシャンとか)が頭をよぎった。
こういうジャンルが好きな人には、大人にも子供にもいいんじゃないかな。
登場人物の名前が、チョコレート関係ばかりなのにも注目。
この名前も??と調べながら読むのも通かと。
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主人公が少年ということもあり、難しい熟語や漢字は登場せず子供でも読みやすい作品だった。
登場人物がチョコレートの名前になっているという工夫も面白い。
探偵と怪盗の攻防戦という子供心をくすぐるような王道ストーリー。と思いきや、まさかの展開が…
チョコレートに似て、甘いだけでは終わらない。
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名探偵VS怪盗、という王道スタイル。
児童向けの探偵小説なのかと思いきや、意外とダークな部分が多くて驚いた。
登場人物がチョコレートにちなんだ名前で可愛らしいが、やってる事は結構えげつない笑
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是非アニメ化して欲しい。
面白い設定の世界観と癖の強いキャラクター。チョコレートがいちいち頭にちらついちゃって食べたくなるのが困りました。
こども向けでもあるようですが、きちんと伏線やら謎やらポイントを散りばめているので最後は大人でも一気に読みたくなるはず。
さすがです。
ひらがなが多いっていうのはなかなかに読みにくい。
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乙一さんの本はもっと癖があると思っていたので、読みやすくて驚いた。どうしてもチャーリーとチョコレート工場を想像してしまい、ブラックな感じが受け付けられなかった。登場人物の名前がチョコレートなのはかわいい。
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探偵対怪盗。
そんな簡単な構図ではないのは分かっていたが、想像していたよりもワクワク感がない世界観。
文章にひらがな多くて、そればかり気になった。
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子供がワクワクするような冒険物。怪盗、探偵、警視が登場し、子供が買った一冊の聖書から話が始まる。大人が読んでも楽しめる、とても読みやすい作品です!
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児童書と聞いて読んだのですが、児童が読むには暴力的で、人間の汚い部分が描かれていて、ハードな印象を受けました(笑)
児童書らしいハラハラする冒険でありながら、ミステリらしい伏線も張られていて、子供から大人まで面白く読める作品とはこういう作品なのかなと思いました。
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少年リンツのハラハラする冒険のお話。読みやすかったです。たたみかけるようなラストは一気読みでした。
あ!そういうこと?!という展開あり。とても楽しめました。
ドゥバイヨルの口の悪さが個人的にツボでした。(^^)
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児童向けのため平仮名多め。
大人は少し読みにくいと思う。
ミステリーとしてより冒険活劇として読んだほうが楽しめる。
ドゥバイヨルは、ハリーポッターでいうマルフォイみたいなやつで、最後何か印象変わるかなと予想したけど最後までマルフォイだった。
魚の死がメアリーのパンが原因というのが実は1番ダークじゃんって思った。