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Posted by ブクログ
青い鳥文庫の人気シリーズスピンオフ第二弾。
今回はいなくなった若武を上杉くん&黒木くんが探しに行く話。
舞台は北海道。
修道院が出てくる話で、どこか神秘的な雰囲気があります。
題材、登場人物共にとても好きです。もちろん表現も。
私は、KZのメンバーの中で一番黒木くんが好きなのですが、今回は上杉くんもかっこよくて迷います。(何に?)
まあ二番目は上杉くんなのですが。
というわけで、この巻はすごくオイシイ話でした。
二人の意外と子供なところが見れて大満足です。
あれ、上杉くん、キャラ変わってない?
英雄とか、若武のキャラじゃない?
と思ったりしましたが。
かっこよければ良いのです。うん。
彩ちゃん目線と本人目線は違うということですかね。
あと、黒木くんの過去(生まれ?)にびっくり。
重っ!
でも、カッコイイですよ。作者の黒木くんの描写が美しすぎる…。
Posted by ブクログ
もっとスマートに生きたいのに。
上杉のところに小塚からかかってきた電話が、若武の修道院入りを教える。訝しがる小塚の頼みを聞いて、上杉は黒木とともに北海道へ向かった。桜が見事な修道院で上杉が出会ったのは――。
青い鳥文庫のシリーズでは、憧れのように書かれているステータスが、こちらのDeep Fileでは枷のよう。母親の束縛を嫌い、数学の世界に自分を置きたい上杉は、人間の感情の割り切れなさを厭う。一方で、その人間関係をさらっとこなす黒木に劣等感を抱いたり、自分を捨てても他人を助けたいと動く若武に敗北感を覚えたり。ガツンとくる話でした。上杉先生、大人に一歩踏み出す、というところかな。
咲蘭の矛盾。人間の肉体は悪魔が作り出したものとし、教義に輪廻転生があるアルビ派。それを信仰するのは、失った恋人に再びこの世の姿で会いたいため。でも、結婚は罪、輪廻転生は罰。どこまでも清らかに、矛盾したものを追い求める咲蘭の姿に、ついつい惹かれてしまう上杉。今の人生に倦んでいる、新しい人生があるのなら。その誘惑を振り切ったのは、面倒だと思いながら関わった人たちから教わったこと。死ななくても生まれ変わらなくても、今から戦い始める、新しい人生があるということ。
なんだか妙に上杉と黒木の距離が近く感じてしょうがない。黒木って性別関係なくタラシなのでは。上杉先生がめっちゃフラフラ惹かれているように読んだのは、私がいけないのだろうか。
Posted by ブクログ
これってシリーズなんですね。青い真珠は未読なので読んでみようかな?
内容はともかく、黒木の呼び方が途中から名前に替わって戸惑ったのは私だけでしょうか?濁点抜けてたり校閲大丈夫?って思った。