【感想・ネタバレ】公爵夫妻の幸福な結末のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

まず、ほろりとさせられる結末でした。
前の二冊も楽しく読めましたが、私的にはラストとなるこの完結巻が特に良かったです。

ヒロインのノエルは行方知れずとなった父親を探すため、また、幼い頃からの夢である宮廷画家を目指すため、男装して少年として過ごしています。
そんな彼女がある日、「引きこもり」公爵であるフォール公爵の肖像画を描くことに。
それが縁となり、公爵の提案で二人は「仮面夫婦」として過ごすことになりました。
契約結婚を発端として芽生える愛。
紆余曲折を経て、ノエルの実父が実は国王であったことが二巻で発覚します。
主役の少し変わり者のイケメン公爵と正義感が強くてお人好しの少女ノエルの心が少しずつ接近してゆく過程にドキドキしつつ、一方でノエルの父親が誰なのか?
また他にも複数、謎解きのような部分もあり、興味深く読み進められました。

この完結編のラストは泣けました。
探し求めていた父親(国王)とは数十日しか一緒にいられなかったノエル。
それは、彼女にとって、愛する男性を選ぶか、父親を選ぶかという究極の選択でもありました。
ー今、心から思う。この人の娘に生まれて良かったと。もう、しばらく会うことはできないけれど、絶対に忘れない。父親の愛がどれだけ温かく優しさに満ちたものだったかを。
ノエルが父王の胸に抱かれて泣く場面からの抜粋です。
思わず、ほろりと目頭が熱くなりました。

最後に。
まとめ的な感想になるかと思います。
当初、私は書店店頭で、第二巻を見つけました。購入後、様々なサイトで読者評がイマイチなのを見て、正直、外したか、、、と落胆したのですが、実際に読んでみたところ、なかなか面白かったので、前に戻って初巻を読み、最後にこの巻を読みました。
ラノベだけでも綺羅星のごとくの本が出ています。読者の好みも千差万別ですから、誰かが読んだ感想がそのまま自分にも当てはまるとは限りません。
今回は改めて、その認識を新たにしました。
個人的には「オススメ」の作品シリーズですが、やはり、それも読む人の好みによって変わってくるのかもしれませんね。

0
2018年05月19日

購入済み

ハピエンなんだけど

1~3巻を一気に読んで・・・1~2巻と3巻は別物と思います。
そもそも両親が訳ありで叔父が養親、ライバルが実は味方、幼いころに出会った人(少年)が運命の人でした、までは良し、でした。男性優位の世界も実世界だって似たようなもの。極端な環境も物語的に良し。
でもですね・・・登場人物の男性があまりにもヘタレ。各巻事件から後始末までが急展開すぎ。
あとイラストというか挿絵ですね。大人の役割の登場人物は大人の顔を描いてほしい。ラノベとはいえ描き分けて・・・特に宮廷画家「画」が題材でしょ?と途中で感じました。
最後、子供にも恵まれ、自分の才能で生きていく姿は好感が持てますが、駆け足感否めませんでした。

#ハッピー

1
2022年09月29日

Posted by ブクログ

大々円で終ったことには良かったと思うけど、なんだか無理があったような気もしないでもない。
ノエルとリュシアンの関係も急にベタベタした感じになっちゃって、もう少しサバサバした関係でも良かったかなぁ。
展開は面白かったけど、突然の王太后登場とか微妙だったし、友達の裏切りはあったとしても、う~んだった。

明咲先生のイラストもまさかの1枚だけで残念…。

0
2018年02月21日

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