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とにかく面白い。探偵一人ひとりに推理法があり、班ごとに分類されたり…そして本でしか味わえない魅力的な謎と犯人! 時代が早すぎた作品。JDCシリーズの再開を熱望しています!!
色々と、「デカい」作
今、読み直すとびっくりするくらいまともに
ミステリーだな、と。
JDCのような組織や、それに所属する個性も能力
も豊かな探偵たちも、今では様々な作品に普通に
登場しているせいだと思う。
発売当時こそ叩かれていた印象だが、むしろ後に
続く作品たちのために道を開いた作品としても評価
したい。
勿論、この作品にしかない、大きなスケールの事件、
背景も魅力だ
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龍宮城之介!
初めて読んだ時は、最後にびっくりした。
面白すぎてハマるか、壁に叩きつけるか、そのどちらかに分かれると思う。
自分はとにかくその世界観というか、考え方というか、JDCの世界にハマった。
そして、龍宮城之介に夢中になった。今でもこのキャラクターが大好きだ。
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読んだ後壁に投げつける人続出ということで有名なこの本。
私は大好きだったりするのですよね。
だってこんな結末誰も予想つかないもの。
合わない人は絶対合わないけど。これはこれで素晴らしい作品だと思う。
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これ、傑作です。どこまでもいっぱいいっぱいに敷き詰められた伏線。
信じられないトリック。
そしてうぁ…という終わり方。
ミステリ好きにはたまりませんっっ!あぁ、よだれが…(笑
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1200の密室で1200人を殺すという殺人予告から始まった本作。軽快なタッチで次々と描かれていく惨劇。書籍の物量に圧倒されながらもサクサクと読むことができました。想定外のロジック、真相は若干、人を選びそうですが、清涼院先生の魅力が詰まった作品にもなっているかと思います。
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事件における謎の肝心な部分は解明されていない
人々は偽書に踊らされてるのか
それとも集団幻想の本質は野蛮性だというのか
あるいは、未来人がタイムマシーンで歴史改変でもしたのか
(ドラえもんの秘密道具があればすべてのトリックは無意味化する…)
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当時12歳だった私は「すごい作家が出たもんだなぁ」と思ったりした訳です。でも蓮見桃衣(好きだった)で漫画化されて物理的物語的な厚さが無くなってしまったりとどんどん残念な方向に・・・・。
ラノベに向いてる作風だとは思うけどもう若くないので若者向けの作品作りはやめた方が良いのでは。
個人的に面白い木村さんシリーズと平行して、今後も『大説』を書いて欲しいです。
カーニバル三部作読んだ後にキャラねっととか読むと泣きたくなる。このままだと私の中で流水さんは「残念な作家」に分類されそうです。とか言いつつ惰性であれこれ読んでいる(桐切)
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『今年、1200個の密室で、1200人が殺される。誰にも止めることはできない』―1994年が始まったまさにその瞬間、前代未聞の犯罪予告状が、「密室卿」を名のる正体不明の人物によって送りつけられる。1年間―365日で1200人を殺そうと思えば、一日に最低3人は殺さねばならない。だが、1200年もの間、誰にも解かれることのなかった密室の秘密を知ると豪語する「密室卿」は、それをいともたやすく敢行し、全国で不可解な密室殺人が続発する。現場はきまって密室。被害者はそこで首を斬られて殺され、その背中には、被害者自身の血で『密室』の文字が記されている…。
う〜ん。たしかにそれはアリですが・・・。う〜ん。なんかギャグに思える部分が多すぎるのが悲しいところ。
探偵がたくさん出てくるというオールスターてきな嬉しさがあります。
作者の名前を3回連続で言うと・・・ジョークかっ!
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内容すごい。これはミステリーの域なのかどうなのか。でも(私の中では)笑って許せる範囲でした。(笑)なんかこう、実際に読んでる最中に何度か笑った。「こんなのありかよー」っていう類の笑い。十九の美青年ぶりが異常で素敵でした。失神するほどってどれほどだよ。なんか色々楽しませていただきました。とりあえず、推理小説として読んだらいけない気がする・・・。名探偵コナンよりももっともっとファンタジー。ドラえもん並。
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清涼院流水のデビュー作。
「ジョーカー」とつながりがあり、両方読んで一つの話になる。
突拍子もない犯行に突拍子もない推理、そして突拍子もない犯人が次々と飛び出す。
結末には驚きを通り越して呆れてしまった。
作者が解説で語るように、これを推理小説であるといってはいけないのかもしれない。
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『今年、一二〇〇個の密室で、一二〇〇人が殺される。誰にも止めることはできない』―一九九四年が始まったまさにその瞬間前代未聞の犯罪予告状が、「密室卿」を名のる正体不明の人物によって送りつけられる。
一年間―三六五日で一二〇〇人を殺そうと思えば、一日に最低三人は殺さねばならない。だが、一二〇〇年もの間、誰にも解かれることのなかった密室の謎を知ると豪語する「密室卿」は、それをいともたやすく敢行し、全国で不可解な密室殺人が続発する。現場は決まって密室。被害者はそこで首を斬られて殺され、その背中には、被害者自身の血で『密室』の文字が記されている……。
狙っているのは誰か?そして、狙われている者は?日本国民一億二千万人余の全員が、被害者にも容疑者にもなりうるという未曾有のスケールを備えた密室連続殺人には、警察、そして名探偵集団・JDC(日本探偵倶楽部)の必死の捜査も通用しない。日本全土は、恐怖のどん底に叩き落とされた。
……同じ頃。海を隔てたイギリスでは、前世紀の悪夢が蘇っていた。かの切り裂きジャックの後継者を自称する者によって引き起こされた連続切り裂き殺人―それは、その猟奇性と不可解性において、日本の密室連続殺人に勝るとも劣らぬものだった。
JDCきっての天才・九十九十九は、日英両国の怪事件を詳細に検討した結果、一二〇〇年間解かれることのなかった密室の秘密と、一〇六年間謎のままだった切り裂き殺人の秘密は、同一の根を有すると看破する。
同一の根―それは、世界の秘密。自らの人生観をも根底から覆しかねない大いなる神秘に、名探偵をも超越したメタ探偵・九十九十九が挑む!
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読み続けているとき、常に何か得体の知れないものを抱きながら読んでいた。ある種、超越した何かを感じていた気がする。そして読み終えあった後も、その不思議な感覚に身を包まれている。客観的に立つと賛否両論になるな、と思わずにはいられない。これが受け入れられるか受け入れられないか、はっきりと分かれる。個人的に言ってしまうとすれば、ただただスケールがでかかった。それと同時にスケールが小さかった作品だった。超えているモノを感じながら、なにか地ベタを張っている感じ・・・と表現するにはやや違う気がする。この小説の持ち味は、推理小説ではなく徹底的な謎を追う(或いは戦う?)というミステリ小説だと、個人的には思う。常に内包している世界と人と心理の三つの謎を、持てる限りの頭脳で戦っている作者の姿がうかがえる。この小説はあくまでミステリを譲歩した、作者の世界に対する神通理気なのかもしれない。あまりにも常識というもの(とそれが絶対だと思っている人間全てに)を挑発している。常識が常に正しいとは限らないのだ。そもそもの常識が生まれた時点、果たしてそれは『常識』と呼べるに相応しい価値を内包していただろうか。価値はそのものに内包していなく、社会によって決められるものだ。もし、その社会が誤っていたら、その常識は『常識』といえるかというと、『常識』なのだ。常識は間違っても社会が常識だと認定し、社会を構成する端子たちにそれを伝えたら問題なく『常識』になりえる。歪み・過ちというのは死と同様に私達の隣人なのだろう。そう思わずにはいられない作品でした。19世紀末、確実に何かが変わったその象徴というか、生まれるべくして生まれた小説だと思う。だからこそ、ゼロの波の新人の面々や、ニュージェネレーションの作家が活躍できたのかもしれないと思っている。彼らが生まれる・活躍できる土壌を見事に耕してくれた記念碑的作品が、『コズミック 世紀末探偵神話』だ。単なる推理モノ、として読むのもいいけど、心して柔軟性を持って読んで欲しいと思う。
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清涼院流水コズミック世紀末探偵神話
読みまして、左ページを見ると出版社と著者のふりがな、よくよく見ると
せいりょういんりゅうすい さんでした。
はじめまして初版1996年より27年たちまして、読みました。
こんな感じでしたか!事前情報がよくなかったので入手してから時間たちました。
でも、、、面白かったです。
題名はいまいちです。しっくりしません。
日本探偵倶楽部 読んでいて恥ずかしいかも。
九十九十九 ライトノベルみたい。
Posted by ブクログ
キワモノ出たーーーーーー!!
まじめくさって読むと大けがします。
本スローイングした人もいたそうな(笑)
まあ、真相部分はあれですね、
あれ。
あれなんですよーとしか言えない代物です。
その代わり探偵メンバーに関しては
面白いのでそこだけ重点的に読んでいけばいいのでは
まじめに読むものじゃないわ。
Posted by ブクログ
「今年1200の密室で1200人が殺される」という密室卿を名乗る人物からの犯罪予告が届き、全国で毎日密室殺人が起き始める。
ぶっ飛んだアイディアのミステリー、自分が予想する真相は見事に全部外れた。
真相については賛否両論ありそうだけど、個人的には面白いと思った。 ただ流石に長すぎる。
無駄と思えるほど登場人物が大量に出てくる上に、名前も読み辛いため誰が誰だか殆ど認識せずに読み進めた。
講談社文庫の作品らしいといえばらしいけど、もっとコンパクトにして欲しい。
Posted by ブクログ
とりあえずミステリーとしたが、どうなのだろうか。ミステリー部分はほとんど言葉遊びと呼ぶにもおこがましい手前味噌な屁理屈なので、無視したい。しかして、導入の思い切りのよさ、探偵たちの特殊能力的推理の数々は期待を高めるのに充分足る。つまり、最後の大オチを読んでこの本を壁に叩きつけたくなるのは、とりもなおさず、それまでの間は存分に楽しませてもらって、期待をしてしまうからなのだろう。
Posted by ブクログ
1994年1月1日。マスコミ各社、警察庁、日本探偵倶楽部に、ある『犯罪予告状』が送られた。
今年、1200個の密室で、
1200人が殺される。
誰にも止めることは
できない。
密室卿
果たして予告状通りに、日本各地で連続して「密室」殺人事件が起き始めた。
犯人は。そして、事件を解決に導く者は誰なのか。
その結末に驚愕必至の超問題作。
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読み終えた直後に抱いた感想は、「奇をてらうにしても程があるだろ」だった。しかも、これがデビュー作である。
日本各地で連続して起こる「密室」殺人事件という犯罪設定も奇抜なら、探偵役を務める側として、いずれも奇抜かつ人並み外れた推理法を持つ、総勢350人もの探偵を束ねる『日本探偵倶楽部』という組織が登場するのも奇抜だ。(登場する探偵はその中のごく一部だが)
「警察関係者」「探偵」「読者を惹きつける謎(殺人事件)」と基本的な要素は満たしてはいるが、これは果たして「推理小説」と呼べるのか。私は「推理小説」の【枠外】だと思う。
理屈を抜きにして、とにかく「凄い物語を読みたい」という人に、この物語はオススメだ。
Posted by ブクログ
再読。たしか以前(97年頃?)に読んだ時は途中で
挫折した記憶なので十数年振りのリベンジとなりましたw。
やはり色んな意味での寄書というか、つきヌケ感は
凄いです。今作が世に出てから、様々な形を変えた
フォロワーや脈流が現在のある部分では、スタンダードに
なってるんですから...。人間や世間の適応力って凄いw。
1200の密室で1200人が殺される...という異例中の異例の
連続殺人。イギリスで106年振りに蘇った切り裂きジャック...。
JDCなる探偵団体、そして特殊能力を持って事件を
解決する探偵...もうカオスな内容をどのように読む側の
人間をねじ伏せるんだろう...という興味のみで約700Pを
読まされてしまうのはやはり凄い。
結果...どう思うかは...それぞれですね。一部では
「壁本」(壁に投げつけるくらい....な本)として
名高いですねw。
今の自分のテンションならこれ以降の作品も
イケそうな気もするので...過去のリベンジを
してみようと思います。
Posted by ブクログ
衝撃の問題作だったなあ…。当時は「金返せ!」って本を壁に投げつけたくなって、しかしシリーズ3作目を読んでから読み直したという…これ以上の問題作って無いよなあって思う。
Posted by ブクログ
奇想天外な小説です
この長さ、その設定、特徴的な文体、とにかく意欲的な作品だと感じました。
登場人物たちの肩書きの割には捜査が謎だったり、すぐ驚いちゃったり、なんかな~ みたいなところも多かったです、個人的には。
ミステリではないですね。
Posted by ブクログ
スタイルはミステリー小説。でも中身は違います。
ストーリーは異常な展開で素直に驚かされたし、満足感もある。ミステリーを期待していた人には受け入れられない本かもしれません。
Posted by ブクログ
JDCシリーズ一冊目。とにかく長く、本が厚い。上にワケがわからない!カーニバルの辺までは面白いと思ってたんだが・・・。このシリーズどこまで読んだっけな・・・。
Posted by ブクログ
○2008/04/17
読んでみました、JDC。…九十九さんの元のキャラを知って、とりあえず舞城さんはわたしに合わないんだな、ということが分かった。読んだ価値はあった…か、な…。
感想以前に、とりあえず長い。もっとスマートにする方法あったのでは。
細かい言葉遊びは楽しかったけど、長さとファンタジーを取り入れるのは個人的によろしくないかなぁ、と。
キャラがそれぞれ濃くて、作者本人とキャラ小説が好きな人とかはすごく楽しいんだろうなとは思ったけど、わたしにはあんまり魅力的ではなかったので残念。キャラさえ好きになればいくらでも読めそうなのに。
Posted by ブクログ
語るの難しいなぁ(笑)。とりあえず真っ当なミステリではない。無茶苦茶や。でも面白いね、読んでて。舞城の『九十九十九』が、舞城固有のぶっ飛び設定だったわけではないことを知った。なんやねん美しすぎて見た者が気絶するって(笑)。冗長すぎて何度か読むの中断したけど(特に最初の方が長すぎて退屈)、総合的にはなかなか楽しめました。
Posted by ブクログ
最初の方でマンネリ化しそうと思ったのだけど、そんなことなく分厚い本を読ませる力があることに感心。
出てくる人が好きです。
十九より総代のが好きだけど。