感情タグBEST3
何度も読み返している
読後感がやみつきになる星野智幸。
特に「毒身温泉」はわたしの中で普段忘れていたり見えなくなるけど核ともいえる部分を刺激する、大事な作品。
独身をテーマにしているが、自立しながら他者と虚でないコミュニケーションを築くには、という読み替えも出来るかと思う。(虚でない、、とは上手く表現出来ていないが。馴れ合いでない、だけでも言い表せない)
「ブラジルの毒身」も大好き!「日輪の翼ごっこ」とは笑ったが、ダンス対決からの解放感が気持ちいい。ムズムズと踊りたくなるような、肉体の重さを伴った作品。
Posted by ブクログ
群れない、縛らない、甘えない。
この三原則が守れる独身のあなた、独身寮はいかがでしょう。
マンゴーがなりハンモックの下がった素敵な庭もあります。
現在の居住者は会社を休みがちなワタナベ、
かつて子連れの男と同棲していたウエカワ、
書店員のヨシノとバイトのテンコ、
そして私シキシマです。
装画:岩清水さやか 装丁:坂川栄治+田中久子(坂川事務所)
「独身は自分のアイデンティティを自分で支えているから、ときどき自家中毒を起こす。その意味で独身は毒身なのだ。」
この自家中毒という言葉がぴったりくるような話。