【感想・ネタバレ】毒身のレビュー

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読後感がやみつきになる星野智幸。
特に「毒身温泉」はわたしの中で普段忘れていたり見えなくなるけど核ともいえる部分を刺激する、大事な作品。

独身をテーマにしているが、自立しながら他者と虚でないコミュニケーションを築くには、という読み替えも出来るかと思う。(虚でない、、とは上手く表現出来ていないが。馴れ合いでない、だけでも言い表せない)


「ブラジルの毒身」も大好き!「日輪の翼ごっこ」とは笑ったが、ダンス対決からの解放感が気持ちいい。ムズムズと踊りたくなるような、肉体の重さを伴った作品。

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2020年07月10日

Posted by ブクログ

家族なんてどう構成されようが自由で、いてもいなくてもいいのかもしれない。
「孤独」「独り」について改めて考えさせられた。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

主題は共同体における'独身種' のさまざまな個体性と環境への影響。言葉遊びを楽しむなら、文庫のタイトルは「毒身リョウ」 でも良かったと思う。

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2012年11月19日

Posted by ブクログ

群れない、縛らない、甘えない。
この三原則が守れる独身のあなた、独身寮はいかがでしょう。
マンゴーがなりハンモックの下がった素敵な庭もあります。
現在の居住者は会社を休みがちなワタナベ、
かつて子連れの男と同棲していたウエカワ、
書店員のヨシノとバイトのテンコ、
そして私シキシマです。
装画:岩清水さやか 装丁:坂川栄治+田中久子(坂川事務所)

「独身は自分のアイデンティティを自分で支えているから、ときどき自家中毒を起こす。その意味で独身は毒身なのだ。」
この自家中毒という言葉がぴったりくるような話。

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2010年10月11日

Posted by ブクログ

『毒身温泉』
「いくら自分が革命的だと思っても、
日々の生活の些細な感情がそれを裏切っていくのです」

「死にたいと思うのは表現でもあり、表現は誰かに向かっているはずで
死にたいと思っている自分は誰かとコミュニケーションをとりたいのだと気づいた」

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2009年10月04日

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