【感想・ネタバレ】易、風水、暦、養生、処世 東アジアの宇宙観(コスモロジー)のレビュー

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Posted by ブクログ

中国を中心に東アジア圏域で広く人びとに受け入れられてきた宇宙観・自然観を、暦や易、風水、医学などにわたって幅広く解説している本です。

サブタイトルは「東アジアの宇宙観」となっていますが、儒教や道教の基本的な考えかたについて多少触れられてはいるものの、中国思想についてそれほど立ち入った議論が展開されているわけではありません。易、風水、暦、養生、処世といったテーマについて、基本的な内容を紹介しながら、それらが人びとの生活のなかにどのように根づいているのかということに説きおよぶというスタンスで書かれた本だと感じました。そうした意味で、どちらかというと思想史というより文化史的な観点からそれぞれのテーマがあつかわれているという印象を受けます。

1
2021年03月13日

Posted by ブクログ

 易? ああ。あれか「当たるも八卦、当たらぬも八卦」って奴ねくらいの知識の私が読み始めると途中で置いて行かれるレベルでした。初心者向けじゃない。
 もう無理だなって思う頃に風水や暦にトピックスが移ったので一安心。
 しかし易に関する情熱が他より濃い……と思ったら著者の略歴見ると納得。
 あと、東アジアと言うけれど、中国と日本が中心だったのが残念。

 陰陽思想の曖昧さというかどちらかにでもとれるような託宣としての仕組みは見事だなぁと思う。これだけバリエーションそろえられれば「思い当たる節」の一つや二つあるでしょう。コールドリーディングする人や、占い師として生計立てたいと思ってる人は……そもそも知ってるか。
 占いが嫌いな人は読んでおくと面白いのではなかろうか。

1
2016年03月14日

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