感情タグBEST3
Posted by ブクログ
宇宙の構成から、サイクリック宇宙や多元宇宙といった説まで通しで網羅されていて、今まで読んでいたことがつながった感じになる。量子論やスーパーストリング理論も宇宙を説明するためのものとして説明されているのも、科学の諸説が連結された感じがして気持ちいい。
ただ、それだけ理論間の溝を飛び越えているだろうから、例えも間違いに近いのがあるかもしれない。真空の正のエネルギー密度がわかりにくかった。
Posted by ブクログ
この手のものとしてはともかく読みやすかった。人間原理は、対偶化だから何も説明しない、は、どうももやもやしていたことをあっさり説明してもらえてすっきり。
Posted by ブクログ
通読には、ある程度の宇宙論や現代物理学の素養が必要。
ダークエネルギーの存在から輪廻する宇宙を想定する最後の下りは面白い。しかし、論文としては別の人が発表済みとのこと。
輪廻するかどうかはともあれ、ダークエネルギーの良き入門書。
・実際、星どうしの引力だけを考慮したシミュレーションでは、円盤銀河はすぐにこわれてしまう。→ダークマターの必要性。球状銀河がなぜないか。
・シュミット(オーストラリア国立天文台)、パールムッター(アメリカ)。1998年にともに論文発表。宇宙は正の加速度ももちながら膨張している。
・宇宙を加速膨張させるためには、ダークエネルギーと呼ばれる新たなエネルギーが宇宙の密度の大半をしめていなければならない。