【感想・ネタバレ】ついてくるもののレビュー

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Posted by ブクログ

短編集で7編になってるが、どれも恐る恐る徐々に怖くなっていくようだった。怪談話が苦手な人は読まないほうが良いと思った。なんせ実話のようなリアルさがあり、また、タイトルにもなっている1編の『ついてくるもの』は、最後の締めが怖すぎる。古本屋で見つけたのだけど、表紙もめちゃくちゃ怖そうで、買うのに勇気がいった本でした。でも読んでて怖くて面白かったし、個人的に怪談は好きなので、星5つ!怪談話が好きな人にはこのボリュームは、たまらないかも。

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2023年07月01日

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表題作『ついてくるもの』、第六作『八幡藪知らず(やわたのやぶしらず)』が特に恐ろしい。些細なことがきっかけで“それ”は迫って来る。

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2022年08月25日

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廃屋から人形を持ち帰ってしまった私の身の上に次々と起こる恐怖体験。取り憑かれるホラー短編集。読んでいくと、どこまでが現実なのかわからなくなってしまい、ゾクゾクさせられる。

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2020年01月16日

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三津田さんの短編集は初めて読みました。話の冒頭の雑談が大好きなので、それが1冊で7回も読めるなんてそれだけで満足でした。
一番怖いと思ったのは「裏の家の子供」。怖いというよりは不気味な印象で、全編を通していまいち内容が把握できない恐ろしさがありました。

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2018年06月17日

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読む前は、稲川淳二さんが話すようなやつなのかなと勝手に思ってたのですが、一つ一つがとても面白かったです。
個人的には「八幡藪知らず」が一番ドキドキした。
この作家さんのは初めて読んだので、他のも読んでみようと思います。

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2015年11月27日

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ネタバレ

わーどうなるの!?と思う展開のあと、結構落ち着いたじゃないけどなんとかなっていて良かった(?
主人公補正でなんとかギリギリ助かったりするのですが、周りの人は大変でしたね
森の話と、裏の家の子供の話が怖かった

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2022年05月01日

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そろそろ怪談の季節になってまいりました!ということで、ずっと積読だった三津田信三先生の怪談短編集を読みました。意外にも実はこの著者の作品を読むのはこれが初めて。実話系?と思いきや、実話にしては少し大味なホラー感たっぷりで、一晩で一気読みさせられました。とにかく演出が怖い。「八幡藪知らず」は自分の幼き頃の想い出なんかも重ねて読んでたら、現実にはあり得ない、いや、あっちゃいかんだろう〜な凄まじい結末に!全体的に土着的な要素も多く、この作家さんは個人的にかなり好きかもです。

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2017年05月18日

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いわゆる「憑き物」の短編7つを収録。それぞれ次のとおり。

『夢の家』は、思い込みの激しそうな女性とのつきあいを断ったら、妙な夢を見るようになった会社員の話。表題作の『ついてくるもの』は、夜逃げしたと噂される家の裏庭に打ち捨てられていた雛人形のお姫様を拾った少女の話。『ルームシェアの怪』は、若者4人がルームシェアする一軒家に住むことになり、2階の住人を気にするOLの話。『祝儀絵』は、年の近い叔母から不気味な絵をもらって以来、周囲に異変が起きる男性の話。『八幡の藪知らず』は、絶対に入ってはいけないとされる森を訪れた少年たちの話。『裏の家の子供』は、引っ越し先で裏の家の騒音に悩まされる翻訳家の話。『百物語憑け』は、文庫化に当たって新たに収録された話の模様。

どの話の主人公にも恨まれるような非はなく、たまたまそこに居合わせてしまったせいで憑かれたというのがゾワ~ッ。

いずれもホラー作家の「僕」が執筆依頼を受けて原稿を書くに当たり、昔から集めてきた怪異譚のメモ等を見て思い起こすという構成。その過程でM・R・ジェイムズなどホラー作家の著作が挙げられるのも楽しい。そちらも読んでみたくなるものばかり。

三津田信三の書く怪異譚には強く惹かれます。どれも著者本人が実際に聞き取ってきたかのように進められる構成は、恐怖を煽るための仕掛けで、話自体はフィクションにちがいないと思う気持ちと、もしかしたらどこかで本当にあった話かもと思ってしまう気持ちと。グロいシーンは一切なく、昭和の風景が目の前に広がるようでもあり、ちょっとした郷愁を感じます。ただヒタヒタと怖いけれど、怖くて眠れないほどではない。ホラーがものすごく苦手な私にとっては、これが読むに堪えるギリギリの線だと思われます。

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2017年05月10日

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ノベルズ版を既に読んでいるが、文庫版で再読。
言耶シリーズの短編がなくなって別の短編に差し替えられている。再構成によってホラーでまとめられて読みやすくなったと思う。再読だったが面白さは変わりない。

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2016年09月15日

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三津田ワールド全開。短編集なので物足りなさは仕方ないけどいつもと同じようにゾクゾクしながらあっと言う間に読んでしまった。

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2016年05月06日

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個人的には「祝儀絵」と「八幡の藪知らず」が好き。昔の田舎の話とか有りそうな気がするとこが面白いのかな?

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2023年07月20日

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ちょうどよい怖さのホラー短編集!
人形ホラーの表題作が一番怖かったな。三津田さんのホラーは、最初からがつんとくるのではなく、小さな違和感から徐々に破滅へと導かれてゆく怖さがある。

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2022年04月10日

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短編集。7篇。怖さの強弱はあるけど、どの話も真偽が分からない感じでホントの話のように書かれていて、リアリティがあって怖かった。
でも最後の話はいらなかったような。

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2021年08月28日

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・隔靴掻痒(かっかそうよう)靴の上からかゆいところをかく、の意から、思いどおりにいかなくて、もどかしいこと。
・逡巡(しゅんじゅん)決断をためらうこと。ぐずぐずすること。
・リビドー(ラテン語)フロイトの用語。性的衝動の基になるエネルギー。また、ユングでは、あらゆる行動の根底にある心的エネルギーを広くいう語。
・ジュブナイル ティーンエイジャーを対象とする修飾詞。口語表現ではヤングアダルト作品 (Young-adult fiction) やjuvenile novelあるいはjuvenile fictionに置き換わる。

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2019年03月05日

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短編集。収録された7作品のうち好みは表題作「ついてくるもの」と「ルームシェアの怪」。やはり得体の知れないモノに『憑かれる』物語は判っちゃいるけどゾッとします。

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2017年12月12日

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ネタバレ

記憶のすり替えは何の作用か不明な怖さもあるけど、続くとまたか~と気持ちが萎えてしまう。
人形や禁足地探検は怪談ではおなじみだから新鮮味は薄いが、人形を見つけた時のシチュエーションや探検後のラストを飾る一言にはトリハダ。
「裏の家の子供」がなかなかのパンチ力だったな。心臓を鷲づかみにされてるような恐怖の連続。
次点は「祝儀絵」。意図的なのか無意識なのか謎だし、怪奇現象の怖さと実際の人間の怖さを同時に味わえる。

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2017年08月01日

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やっぱホラーは長編の方が面白いのかなー。著者の緻密な描写や丁寧に丁寧に恐怖を煽る筆運びは短編集の本作でも際立つのだけど、いかんせん短編だと怖いシーンが各話に一つしかなくて、そこにたどり着くまでが退屈しがち。長編だと物語の縦の線を追いかけることにもなるから楽しく読めるんだけど。
とはいえ、なんともいえない不気味な持ち味は健在。平山夢明みたいな都市伝説系ではなく、伝統的な階段に近い。作中における人間関係のあり方なんかは現代的なのに、携帯電話のような現代風のガジェットに頼ることなく古き良き怪談を紡ぎ出すのは、本当に素晴らしい仕事だと思う。
雛人形の話と森の話が怖くて、結婚式の絵の話が着想が不気味で好き。

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2017年07月17日

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