【感想・ネタバレ】反骨の市町村 国に頼るからバカを見るのレビュー

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Posted by ブクログ

まず、まえがきで、国の役人による失敗だらけの過疎対策の焼き直しであるアベノミクスでは地方再生はできないと著者は言い切っている。
そして、第1章 お任せ民主主義「タリキノミクス」が日本をダメにした で、そのメカニズムをきちんと説明している。
自治体は「分譲マンション」の統治しステてムと比較して、論じるところが解りやすくて面白い説得の仕方だ。
第2章 納税者が知るべき「自律度」ランキング ということで、独自に全市町村をランキングしている。「財政自律度」「住民1人当たりの借金残高」「税の納付立」「自治体選挙における投票率」
第3章は後悔先に立たず「タリキノミクス」の落とし穴である。
そのなかのひとつで、「橋下ポピュリズム論」の誤解【「放蕩型」タリキノミクス】大阪市 ということで、・大阪市民の厚遇とハコモノ充実度、・教育環境の劣悪化で学力・体力低迷、・溜まった既得権の洗い直し、という項目をたて、ステレオタイプ化した橋下批判の誤解を解く説明をいていた。
そして第4章で実録「ジリキノミクス」で実現した豊かな暮らし ということで、著者の真骨頂、四半世紀に亘って地方を歩き回った実績が、地元目線で、きちんと分析された事柄が紹介されている。
続いて、第5章「ローカル・アベノミクス」に騙されるな、第6章地方再生の特効薬とは何か で、すばらしい地道な実践が紹介されている。
最後にあとがきで「地域主権」と「住民自治への道 ということで、大量生産大量消費型の資本主義から、小ロットで多品種な自律的な社会経済システムへの地道な移行の重要性を示し筆をおいておられます。
本のなかで紹介のあった「島根県中山間地域研究センター」が出版した「地域づくり虎の巻」を読みたいのと、「地元の作り直し」がもっともっと普及することを祈っております。

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2016年01月08日

Posted by ブクログ

国に頼らずに自主財源で取り組んでいる事例、そうではない事例を紹介している。
失敗例は一律で補助金に頼っているからという論理なので、そこまで学びにはならなかった。

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2018年02月18日

Posted by ブクログ

どこの人も書いているようなことばかり。
あまり目新しく、眼からウロコ的な内容は無かった。
また、すべての自治体・すべての自治体職員を指して批判するような「決めつけ」口調には反論しもっと勉強してもらいたい。そんな自治体、そんな職員ばかりでは無いことを。

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2016年01月06日

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