【感想・ネタバレ】平成の通信簿 106のデータでみる30年のレビュー

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Posted by ブクログ

 データを用いて「平成」における変遷を記した本書。

 著者の言う通り、本書を読むと総体として世界及び日本は良くなっている。昔が良かった、というのはデータを基にすればある種の嘘か、ノスタルジィ(郷愁)。

 一例をあげれば、環境問題(オゾンホール等)は確実に縮小の方向になっている。それを考えれば、人類は少しずつではあるが賢くなっているのだろう。

 ただしデータを基にした以上、全てがバラ色という訳ではなく、悪化している面もある。格差の拡大もそうであるし、日本の場合は「富裕層の富裕化」ではなく、「貧困層の貧困化」で広がっている、との事。相対的貧困よりも深刻な絶対的な貧困の拡大、それをどう補っていくか。

 元号が変わろうとも、人間社会に付きまとう諸問題は尽きることは無いのだろう。それでも、少しでも良くなる事を本書を読み終わってから、思う。

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2019年04月30日

Posted by ブクログ

 様々な統計データで平成の30年を見ていくという趣旨。上位にある方が好ましい統計のうち、ほとんどのデータで日本が下位になっている残念な実態。最近日本の問題点にばかりフォーカスを当てた本ばかり読んでいたので、きっと良い部分はどこかにあるはずなのに、触れられていないのが残念。1〜2割くらいは良いところに触れていてもいいのに。
 時間の使い方の統計で、ほどよい時間調査が目新しかった。

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2022年07月16日

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