【感想・ネタバレ】むれのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「あれ!クラスで自分だけみんなと違う!」と感じたことないでしょうか? 自分だけ見た目が違う、自分だけ家庭環境が違う、自分だけ感覚が違う——それは時にはネガティブに「なんで自分だけ」と影を落としたり、時にはポジティブに「自分だけが特別だ」と思い込ませてくれたり……。

反対に「自分はクラスのみんなと一緒で、ぜんぜん個性がなくてダメだなあ……あいつはあんなに輝いてるのに」と悩んだことないですか?

そんな感情の全てを肯定してくれるのが、よしもと所属の絵本作家・ひろたあきらのデビュー作『むれ』。ゆるめの可愛いイラストで、きりん、さかな、うんち、宇宙人、透明人間などいろんな群れが登場します!

でもよく見ると、1匹だけみんなと違う……。
首の短いきりんがいる。

と、本文でリードしてくれますが、他にもみんなと違うきりんがいたり。

カラフルなうんちがいますとリードしてくれますが、長いうんちもいたり。

一度だけじゃなく、二度三度読んでも楽しめる絵本になっています。めちゃくちゃ工夫して作ってるなあ〜。

マクロでみたら群れの一人、ミクロでみたら同じ人なんていない、だから群れの一員てことも否定しないで、個性も否定しないで、あるがままで良いんだよ。そんなメッセージを受け取りました。

大人も子供も、時には間違い探しのように楽しめるし、時には強烈なメッセージを読み取ることもできる。クオリティの高い一冊!おすすめです。

———紹介(公式より)———
【笑って、泣いて、勇気をもらえる】
子どもがむらがる探し絵本。

シンプルなテキストに、びっしり描き込まれた”むれ”。
子どもたちは夢中になって“むれ”の仲間はずれを探します。

ひつじのむれ、さかなのむれ……、とうめいにんげんのむれ?
だんだんかわった“むれ”が登場します。

ひと味違った探し絵遊びができるこの1冊。
最後まで読み進めると、大切なメッセージに気づかされます。
大人も子どもも、多様性ある社会を生きるすべての人たちへ。

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

これは!!とってもオススメ!

小さい子向けの絵探し絵本かな?って思って、ページをめくると…かわいい!シュール!ポエマー!そうきたか~!!ってなりますよ。

著者は吉本の芸人さん。
なるほど、相手を楽しませることを追求し続けた方というわけですね。

急に難易度の高いアリのページ。
7歳娘は音を上げましたが、母は見つけましたよ。
ふっふっふ!

それでいてこの絵本、メッセージ性もあって、深いです。

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2022年07月23日

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平等とは何か、人と同じとは何かを伝える、インパクトのある絵本。短い絵だけで、伝えたいことがわかりやすい。むれの意味を考える、そんな絵本。

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2022年01月06日

Posted by ブクログ

祖母からの頂きもの。子どもが大好きな間違い探しの中に、ありんこ、おばけ、宇宙人などのモチーフがたくさん。可愛いタッチと色使いで息子も大喜びです。かと思えばたくさん降る雨粒のなか、「一粒だけ誰かの涙です」と詩的な一文も。文章通りに読むだけでなく、「このありさんは昨日おうちの前にいたありさんかもしれない」「このうんちは大きいからお父さんのかもしれない」と、読み手の努力次第で多方面から楽しめます。最後は子どものイマジネーションと独創性を掻き立てるカラフルなページ。ひとりでも読み聞かせでも楽しい絵本です。

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2021年08月04日

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なんとなく手に取ったけれど、良いですねコレは。

子ども達が好きなのものが詰まってます。

ひつじのむれ。いっぴきだけ、毛がありません。
きりんのむれ。いっとうだけ、首がみじかいです。

子ども達は、それを探し当てて、発見するのが大好き。

ページを開くたびに、だんだん難易度があがってくる。
面白いもの、ちょっと心にグッとくるもの。
そして向かってたどり着いたところには、哲学。

最後のむれは、とても素敵。ゆっくり眺めていたいです。

読み終わったときに、みんなの心に 笑顔の花が咲いたらいいな。

読み聞かせたら、それこそ絵本の前に子ども達の「むれ」ができそう…ぜひ読み聞かせ用の大型絵本がほしいです♪

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2019年06月01日

Posted by ブクログ

月イチ絵本。
本屋で何気なく手に取った。
なるほど面白い。
間違い探しのような楽しむ絵本。
まさに絵本。
コレはよい。
作者はお笑い芸人のようで、ページをめくるために笑ってしまう。
笑える絵本だなあと思いながら読んでいると、泣かせにくる。
号泣ではないがじわっと泣かせてくる。
そういうところもよい。
まあ内容で泣かせてくるところはもちろんだが、ドライアイで老眼のオッサンは別の意味でもじわっと涙が出る。
さすがにアリはキツい(笑)

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2019年05月31日

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かわいい。
いろんな「むれ」
私も宇宙規模、いや地球、地域規模で見たら
ただの「むれ」の一つに過ぎない。
ありんこと同じか。
なーんだ、そうだったんだ、
偉い人もお金持ちも芸能人も
会社員も学校の先生も、むれの一部。
そう考えると、なんだか
どうでもなくなってくるなぁ。

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2023年06月29日

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1ページ目から
ゆるめの動物があらわれ
一気にキュン!としました

ゆるめのイラストとは逆に
個性の素晴らしさが伝わる
素敵なストーリーです

ゆるさとメッセージ性の両面を持つ
大好きな絵本です!

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2022年12月29日

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さらっと読めば、2分かからないが、
声かけしながら 丁寧に読みたい1冊。

書画カメラ 必須。小型。

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2021年11月29日

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3歳0ヶ月
「〇〇どーこだ?って言って」と私に言ってきて、聞いてあげると「これー!」と答えていた。分からないのももちろんあるけど、意外とわかるんだなーと思って見ていた。

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2021年02月12日

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いろいろな「むれ」の中で
1つだけ、みんなと違うものが…
さがす楽しさ、気持ちよさ
絵がほのぼのしていて くすっ と笑っちゃう

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2020年03月04日

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ひつじのむれです。いっぴきだけけがありません。きりんのむれです。いっとうだけくびがみじかいです。…ずいぶん簡単な間違い探しだなあ、と思っていたら、途中からなんだかへんなことになってきます。そして、哲学的?なラスト。なかなかシュールな絵本です。

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2019年04月21日

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ネタバレ

様々な「むれ」の中で、ひとつだけ他と違うものを探すかくれんぼ絵本。最後に描かれる蟻の「むれ」だけは、一匹一匹それぞれ違った形の蟻が集まっているという落ちは気が利いている。

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2021年05月01日

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2歳2か月

アリが好きな双子のために表紙だけ見て購入。
読んでいて、えっこんな話だったんだとびっくり。
双子にはちょっと早かったかも。

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2020年12月01日

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