感情タグBEST3
Posted by ブクログ
短編集。
女の醜い部分から綺麗な部分までが取り扱われている作品達でした!
一瞬の出来事で被害者加害者の立場が逆転する爽快さは見てて飽きません。
一気読み推奨です。
Posted by ブクログ
「贅肉」だけ既読だったけれど、どんな人でも加害者になるし被害者になる、たまたま今回のパターンではこうだっただけで次の瞬間には変わっているんだな…とつくづく感じました。
面白かったです。登場人物たちの心はドロドロしてるんだけど、小池さんの文章だと気持ち悪さや醜さを感じず、薄気味悪さのほうが強い。悪意も。
「贅肉」が改めて心に残ります。ラストの一文が良いです。
「ねじれた偶像」も好き。この5人の今にも崩れそうなギリギリの関係がたまりませんでした。
Posted by ブクログ
どの章も引き込まれた。大体こういうのは結末がボヤッとしてるものが多かったりするが、これはきちんと先のことがみえていてもやっともなく面白かった。
Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
才色兼備の姉と正反対の妹。しかし姉は、母の死、恋人との別離から過食に走り、見るも無惨な姿に変貌していく。そんな姉の世話をする妹は──(「贅肉」)。平凡な人間の、ほんの少しの心の揺らぎが、事件の加害者になったり被害者になったりする。そんな日常に潜む恐怖を描く傑作サスペンス集!
初めて読む小池真理子。
「怖い」というよりも「嫌な話」という印象が強かった。
「ねじれた偶像」は都合よすぎな感じがしたけれど、残りの作品はちょっと間違えると自分も体験しそうな内容。特に「どうにかなる」はかなり身近な嫌な話だった。
Posted by ブクログ
"自分が惨めになって、ふと涙ぐむ。"
どの話もどこか現実味があり、些細なきっかけで自分が加害者や被害者の立場になる可能性はあると示していた。
結局のところ、各短編の主人公たちは、自分のことしか考えていないために色んな運命に翻弄されたのではないかと思う。