感情タグBEST3
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あるあるな人がいっぱい出てくる!
自分と重なるところもあって、面白く読んでた。大変なところも、喜びも、人間ドラマに夢中になった。これまでにとらわれず、目の前の人達と共に前に進んでゆこうとする人はかっこいいなぁ。
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ドラマがかなりいい出来だったので(うまく原作のよさを残しつつ)、ドラマでハマった人にはぜひ読んでほしいIT系のお仕事小説。
経理の森若さんにハマる人にもおすすめ。職場にこういう人いるなぁ、と思いながらも、種田晃太郎がもう向井理で小説でも脳内再生されるのでイケメンでしょうがない。
シリーズ3作出ていますが、1にハマればぜひ一気読みしてほしい。
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面白かったー
最近はうちの会社でもワークライフバランスが叫ばれ、極力、残業無くす方向です。
ただ、そうなると当然残業手当は無くなるので、稼ぎたい奴は無駄に残業し、不公平感も蔓延しております。
この本は面白かった!
結局、残業せざるを得なくなる主人公には同情するし、お父さんや元婚約者の考え方にもうーん、な部分はありますが、これからは女性躍進とともに働き方改革をしていく社会になって残業=カッコ悪いになって欲しい!
Posted by ブクログ
なんでかわからない。普段全く手に取らないタイプの本なのにすごくすごく好きな本。サラッとしていて眩しくて爽やかで。だけど今の社会に対する風刺的なものも的確。ザドラマ原作って感じの本。結衣ちゃんと種田さんの絡みがとにかく好き。
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自分の経験と重ねながら読んだ。私も生産性を上げることは大好きだけど、組織の中だと自分だけ頑張っても結局仕事は終わらないしその辺りが難しいよね、と主人公に共感しながら読めた。
ワークライフバランスを考えるきっかけにもなったし私も前向きに仕事頑張ろうと思えたので、読んでよかった。
Posted by ブクログ
ドラマ版が大好きで、脳内でドラマキャストが動き回りながら話が進んでいきました。
星印工場の話、ドラマでは数話割いて、と言う感じだったけど、1冊丸々使って話が進んでいって大満足。来栖くんのイメージがだいぶ変わりました。よくできるポテンシャルのある子だったんだね来栖くん。
長時間労働、だいぶ減ってはきたけど仕事ができる人に仕事が集まるのは全然変わらない。ワーカーホリックな種田さんの今後が心配…
とりあえず、ゆいちゃんみたいに1時間あたりの生産性を可能な限り上げて働きたいなあ。
最後は2人がいい感じに接近して終わったのもとても嬉しかったです…!
イタいくらいに共感
ドラマ化されたのに、ドラマは見逃したので
原作から
「こういう人、いるよなぁ」と思えていた内は
ともかく、段々と「うわっ、自分もこの人
と似たところあるわ」と思ってしまう展開もあ
り、中々刺激的。
そういうえぐ味と、それをあの手この手ではね
除けるに主人公に魅力を感じる
Posted by ブクログ
黄色と黒が勇気の印だった時代、その頃の働き盛りは時間を気にせず働いた。昆虫の世界でも、安全の世界でも黄色と黒は危険を示す色合いだ。それを手にする心境はもはやワークハイ中毒状態なのかもしれません。24hの文字をあちらこちらに目にするのを違和感なく感じてきたのは、今では異常だったと思う。
他人の苦悩など気にも留めない残党は、少子化の後押しもありまだ組織に縋っている気がします。老害が自覚され物言える管理職が社会を担うにはもう少しでしょうか。
ストーリー展開の要素には、働きすぎや苦楽の落差が生む家庭への影響や健康面への影響、恋愛・結婚など多岐にわたる多面的な状況も読み取れました。
続きがあるようですので楽しみです。
Posted by ブクログ
転職し仕事がキツ過ぎる毎日、自分の気持ちのままのタイトルに惹かれ、これだ!と購入、あっという間に速読。仕事をすることをこんな風に文字化され共感の嵐、極端な場面もあるが、ワークライフバランス大事。
この初版は平成31年2月。5年前の景色だから、少し違和感あるかなーと読む前躊躇したけど、全く。
会社の変化のあゆみは遅くとも、新しく入ってくる人で、会社の新陳代謝も進むのかな。初版から5年進んだようで、今はまだまだ進んでないなーと読み終わったときのまず感想。そうだ!会社のために自分があるのではない、自分のためにこの会社でありたい。(平成かなり前半入社のわたしより)
Posted by ブクログ
「仕事っていうんは、もしかしたら、命なんか懸けなくてもできるんじゃないか。
そっちのほうがずっとエキサイティングで難しくて、挑みがいのあるゲームなんじゃないかって。」
絶対に定時で帰る主人公が上司や後輩のミスから定時では帰れなくなり
最後には徹夜漬け。
わたしも最近残業対策を言われるようになって、仕事の効率化を意識し始めたところだけど、うだうだ仕事して残業増えるより、集中力や効率化を高めて定時で帰る法が自分のためにもなるのかな、とか思ったり。
上記の言葉も身に染みた。
仕事だけでなく、私生活とリンクしていて仕事のやり方って家庭や生き方に繋がってくるのかなとかいろいろ考えさせられました。
Posted by ブクログ
初の朱野 帰子作品。絶対定時で帰りたい会社員・東山 結衣が、部下を潰すと噂のブラック上司に反旗を翻す、働き方に悩む全ての人に捧げる痛快お仕事小説❗予想以上に面白かったです。
「残業するのは仕方ない」とどこか言い訳をしている自分がいるようで、読み終えたあと正直少し恥ずかしい気持ちになりました❗
また、結衣の同僚達や上司もどこにでも居そうな人ばかりで、働くとはどういうことなのか?と深く考えさせられた作品です。何はともあれ、読後は前向きにさせてくれる、オススメお仕事小説です♫
Posted by ブクログ
これをよく職場で読んだなぁと自分を褒めたいです。主人公の結衣は定時で帰ると心に決めています。私はそれを目標にしていると言っても過言ではありません。賃金が発生しない時間、何故働いているのか? 自問する中で、今回退職という決心をしたのだと思います。 '219/2 '2311/18
Posted by ブクログ
ドラマ化された作品。
読みやすい文章でした。
職場あるあるですね。
今は残業はどうしてもって時にはしてますが、基本定時には帰れる職場です。
以前はタイムカード押して日付またいで運転して帰る職場だったので、しんどかった。
インパール作戦の話にも絡めてあって、改めて日本の精神論・根性論の根深さを感じる。
24時間戦えますかって恐ろしい事が当たり前で、むしろ美徳とされるなんて。
続編があるので機会があれば読んでみたい。
Posted by ブクログ
福永みたいな上司はホント無理。根性論出すならまず自分が働けと思う。社員一人一人が孤独になりたくない心理も分かる。仕事で承認欲求を満たしているのかもしれない。職場の雰囲気によって残業時間の長さも変わってくると思うが、一人一人の生産性を上げて、協力し合い、それぞれがワークライフバランスを保っていくのは難しいなと感じた。どちらも主張もわかるが、協力し合いながらノー残業の職場作りは日本企業の課題だと思う。最後の社長には痺れた!
Posted by ブクログ
いきなりですが、次の二つの質問にお答えください。
問1) あなたは、『定時』に帰っていますか?
労働基準法で定められた一日の労働時間は八時間、私たちはそんな法律に守られた中でそれぞれの仕事をしています。朝9時始業だとしたら17時、もしくは18時、それが多くの会社員が仕事を終える時間ということになります。
さて、この一ヶ月を思い返してみて、あなたはそんな時間に会社を後にしていたでしょうか?
では、次にまいりましょう。
問2) あなたは、『有給休暇』をとっていますか?
労働基準法で定められた『有給休暇』は、たとえ新人だとしても半年間勤務すれば10日間発生します。三年以上勤務すれば20日間も発生する『有給休暇』。私たちは法によってそれだけの日数を取得する権利を与えられています。
さて、この一年間を思い返してみて、あなたは何日の『有給休暇』を取得したでしょうか?
二つ続けてお聞きしましたが、あなたの答えはどうなったでしょうか。
2018年に”働き方改革関連法案”が成立し、この国にもようやく”働き方”というものを見直す気運が訪れました。”滅私奉公”が何よりも尊ばれ、『精神は肉体を超える』というような考え方がずっと支配してきた私たちが暮らす国、日本。『長時間労働が当たり前』、『有給なんかとらなくていい』、そして『過労死する人の数は増え続けている』。この法律の成立はそんな”不思議の国ニッポン”が今度こそ変わる機会となるのでしょうか?
さて、ここに「わたし、定時で帰ります。」という一つの宣言をそのまま書名にした作品があります。『入社以来、どんなに繁忙期でも必ず定時に帰ることにしている』という一人の女性が主人公を務めるこの作品。『有給は必要だ。誰にだって体や心のバランスが崩れる日がある』とオンとオフをはっきり意識する主人公がさまざまな問題と対峙していくこの作品。そしてそれは、『納期まであと四ヶ月しかない。でも、チーフになったからには、チーム全員、毎日定時に帰してみせる』と誓う女性が、『会社員は本当に定時に帰れないものなのか』というこの国に潜在する不治の病と向き合っていく様を見る物語です。
『来栖くん、今日も休んだんですねっ』、『なぜ休むのか、訊きました?』と『ひそかに「皆勤賞女」』と呼んでいる三谷佳菜子に話しかけられたのは主人公の東山結衣(ひがしやま ゆい)。『壁時計を見あげ』、『十八時ぴったり、定時だ』と思う結衣は、『さあ…訊いてませんけど』と、『あと五分で出られるだろうか』と思いつつ答えます。『十八時半までに注文すればビールの中ジョッキが半額』になる『上海飯店のハッピーアワー』の時間が気になる結衣。そんな結衣に『あなた教育係でしょう』、『新人は有給なんかとらなくていいんですっ』と息巻く三谷のことを『とにかくまじめ』で、『有給もとらない。他の人がとるのも許せない』人だと認識しています。そんな佳菜子に『東山さんも金曜日休むそうですね。なぜ?』と訊かれ『法事で』と答えつつ『パソコンをシャットダウン』すると、三谷は『なに閉じてるんですか?…まったく、種田さんは寝る間も惜しんでお仕事されてるというのに』と『三つ年上』で、『同じチームのサブマネジャー』のことを話題にします。しかし、『隙を見て』『お先に失礼します』と脱出した結衣。そんな結衣が勤める『ネットヒーローズ株式会社』は社員三百名の業界大手で『デジタル方面におけるマーケティング』などを『主な業務として』います。帰途につこうとした結衣はEVホールで種田晃太郎に声をかけられます。『もう帰るの?』『いけないですか』『ほんとに毎日定時で帰ってるんだな』と会話する二人が『別れたのは二年も前のこと』でした。別会社で働いていた晃太郎は、別れる直前にこの会社への転職が決まりました。そして『今週から同じチームで働くことになってしま』った二人。そんな晃太郎も振り切り『上海飯店』で夕食を摂る結衣。店主の王丹と親しく話す結衣は、いつも同じ席に座っていた『年配の男性』がいないことを話題にすると『無理して朝まで働いて』『次の朝、会社で死体になってた』という顛末を聞きます。『過労死する人の数は増え続けている』というツイッターのつぶやきを見つめる結衣。そんな時、『同じチームの吾妻からの進捗報告メール』を受信した結衣は『有名な衣料雑貨メーカー』である『星印工場株式会社』から『ウェブサイトを大幅にリニューアルしたい』という依頼についての『予算額』を目にして驚きます。『少なすぎる。こんな額ではとても無理だ』。そして翌日出勤すると『東山さんが帰っちゃうから、昨日は私、残業したんですよ』と、吊り上がった目の三谷に声をかけられます。『入社以来、どんなに繁忙期でも必ず定時に帰ることにしている』という結衣。そんな結衣の「わたし、定時で帰ります。」という”お仕事”な日々が描かれていきます。
“絶対に定時で帰りたい会社員VSブラック上司!? 働き方に悩むすべてのひとへ捧げる全く新しいお仕事小説!!”と内容紹介にうたわれるこの作品。昨今”働き方改革”が叫ばれるこの国にあって、『残業、徹夜、全部オッケー』を美徳とするような働き方は明確に否定されてきています。実際、かつて残業当たり前の象徴とも言われてきた大手金融機関で大胆な”働き方改革”の動きがあることも報道されてもいます。とは言え、この国の働く環境の隅々までそんな”働き方改革”の動きが浸透したかというと疑問符のつく現実が浮かび上がりもします。そんなこの国の労働環境に向けて朱野帰子さんが突き付けるのが「わたし、定時で帰ります。」と会社員にはなかなか口にできない一言を書名に冠したこの作品です。
そんな作品では、『定時で帰る』といういわば当たり前のことができない今の日本社会の現状を三つの側面を用いて炙り出していきます。まず一つには『インパール作戦に投じられた兵士は約十万人。そのうち三万人以上が死んだという』第二次世界大戦末期に日本軍がとった作戦行動に現代の労働環境を重ねる視点です。『補給なき作戦は未開のジャングル内で兵士を殺すようなもの』という主張が消極的とされ、そんな主張をした人物が更迭されてしまったという当時の作戦経緯。『さすが戦時中。おそろしいまでの精神論』と過去を見る一方で、現代の労働環境が、『残業で休日も返上』ということに異を唱えられない状況にあること、有給を取ることを悪と見る目、そして『過労死』という言葉が存在してしまうこと。70年以上前のこの国の精神論が形を変え今も日本人の心に根付いていることを浮かび上がらせていきます。
次に二つ目は、自分の親世代はどうだったのだろうという視点です。『モーレツ社員』と呼ばれた祖父の子として生まれた結衣の父親。そんな父親は『祖父に輪をかけた仕事人間に成長し』ました。そんな父親は『お父さんのいた会社で定年退職者の追跡調査をしたらな、定年してすぐ亡くなった人が結講いる』『豊かな日本を造るために身を削ったせいだ』と話す父親。そんな父親は結衣にこんなことを語ります。
『日本人っていうのはクソまじめなの。仕事があれば家に帰れない民族なの。そういう国にお前は生まれたの』。
日本人というものはとにかく『まじめ』である。これはよく言われることです。家庭より仕事を優先する、それを美徳とする、そしてその行き着く先にある『過労死』をどこか美化しかねないこの国のおかしな空気感というものを改めて浮かび上がらせていきます。
そして、三つ目には単に問題の潜在を提起するだけでなく、その解決手法について主人公・結衣の思い、行動、そしてその先に続く結果をもって、どうしたら良いのかという朱野さんなりの方向性をうたっていくところです。結衣のこんな一言にそれを見ることができます。
『制度だけを整えてもダメなんじゃないでしょうか』。
国の”働き方改革”の動きは確かに何もないよりは良いに決まっています。それは、それぞれの会社の内部を動かしていくための後押しになっていることは間違いありません。しかし、『まじめ』な日本人は『隠れてまで残業』するなど、どうしても『自分から長時間労働へと向かって』しまうところがあります。なかなかに一朝一夕には解決への道筋は見えてきません。この作品が刊行されたのは2019年2月のことです。わずか4年ほど前のことではありますが、それから労働環境は大きく変化しました。そう、コロナ禍における”リモートワーク”の一般化です。家に仕事を持ち帰るどころか、家が仕事をする場に変貌したというこの大きな変化は、『定時』という概念さえ変化させつつあります。時間外の線引きどころか、休日の線引きさえ曖昧になって、一年中ずっと仕事に追いかけられている、そんな環境になってしまっていることを、私自身ひしひしと感じもします。この作品はシリーズ化されているようでもありますので、今後是非この新しい問題にも斬り込んでいただきたい、そんな風にも思いました。
そんなこの作品は、『ネットヒーローズ株式会社』という『よその会社のウェブサイトを』つくる会社の『制作部』で働く三十二歳の東山結衣を主人公とする”お仕事小説”でもあります。この世には数多の”お仕事小説”があり、”お仕事”のどこに着目するかでその読み味も大きく変化します。この作品では、上記してきた通りこの国の労働環境のあり方に光を当てていきます。そのため結衣の実際の仕事内容はざっくりとしたイメージ止まり、一方で他の”お仕事小説”にはないリアルな仕事の現場を垣間見る表現を登場させます。一つには、『外注に出さずにさ、自分とこで全部やれば安くなる』という考え方の先にコスト圧縮のために『チーム全員でちょっとずつ残業』して解決しようとする視点です。”企業努力によりコスト削減に努めてまいりました”という美しい響きの言葉の裏にある人件費の削減とそれに伴う一人ひとりの社員への負荷の増大。これは、あなたが会社員であれば極めてよくある光景の一つだと思います。そしてもう一つの斬り込み先が、『管理職の彼に許された残業時間は無制限』という視点です。”名ばかり管理職”という言い方で問題にされる話題だけでなく、普通の管理職であっても、残業代が不要という視点から一介の社員として労働力の中に組み込まれていく現実の存在、それはどんな統計調査にも表に出ないものであるが故に、状況は相当に深刻だと思います。『まじめ』な日本人、そんな中で管理職として『まじめ』に今この瞬間も記録に残ることなく働き続けている人がいるというこの国の決して表からは見えない劣悪な労働環境の潜在。
『会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社があるんです』。
そして、
『どうやったら、みんなが定時に帰れるようになるだろうか?』
この国に暮らし、この国で働く私たちは、それぞれが働く環境に今も存在し続けるさまざまな問題の数々に目をそらすことなく問題視し続けていかなければならないと思います。それは、他の人だけでなくあなた自身の命を守るための一歩でもあるからです。
『入社以来、どんなに繁忙期でも必ず定時に帰ることにしている』という主人公の結衣。そんな結衣がこだわる『定時に帰る』という本来当たり前のことに光を当てていくこの作品。そんな作品では、この国の労働環境に潜在するさまざまな問題にわかりやすく光が当てられていました。『会社は仕事ができるようになりたいと思う奴ばかりじゃない』という中に、『他の人を、定時に帰すって、難しいね』と人を管理する視点からも問題を見ていくこの作品。『真に恐ろしいのは敵にあらず。無能な上司なり』という他の”お仕事小説”には見られない視点も描かれるこの作品。
簡単な言葉なのに、なかなか口にすること自体憚られる「わたし、定時で帰ります。」という言葉。この書名に少しでも心が動かされたあなたにこそ是非手にしていただきたい、そんな作品でした。
Posted by ブクログ
お仕事小説。
結末は、何かが変わったような変わらないような、という終わり方だけど、それがリアルだった。
人の価値観はそれぞれだし、組織はなかなか変わらない。そんな中で、もがきながら考え、進んでいく主人公が良かった。
晃太郎との関係性も良かった。自分と違うところがあるから好きになる。
Posted by ブクログ
本当だ読んだことない感じ
よくある感じかと思ったけど全然違う
物語として収まりがよい感じでなく、文字が追いつかないくらいの速さで書いてる日記みたい
一般企業って本当にこうゆう感じなのか…
「基本的には嫌なことから逃げたいタイプなのだ」って、上司でもそれはそうだよなあ
人と分かりあうことってやっぱりできないんだ、ってことを肯定してもらえた気がした
価値観が違う人とそれでも一緒にいていいんだって救われた
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定時で帰りたい。
でも帰れない。
でも帰りたい。
日本がこんなに働かなきゃいけなくなったのはいつからなんだろうね。
って思いながら、読んでた。
Posted by ブクログ
残業を強いられる環境をインパール作戦になぞらえてるところが面白かった
グロさんのキャラがよい
福永さんにムカついてムカついて…
程度はともかくとして、こういう上司っているよね…
Posted by ブクログ
東山結衣
ネットヒーローズ株式会社。晃太郎とは二年前に分かれている。二十八歳。
制作部ディレクター。
三谷佳菜子
結衣にひそかに「皆勤賞女」と呼ばれている。転職組。
来栖泰斗
結衣が教育係をしている新人。高学歴を引っさげて入社してきた。容姿もよく、仕事の覚えもまあまあ早いが思ったことをすぐ口にする。なにかあるとすぐに辞めるという。
種田晃太郎
結衣より三つ年上の社員。同じチームのサブマネジャー。転職組。
結衣の元婚約者。
福永清次
マネジャー。晃太郎が前に勤めていたベンチャー企業の社長。
王丹
結衣が仕事帰りに寄る上海飯店の女店主。中国語の翻訳を依頼している。
吾妻徹
結衣と同じチーム。仕事はマイペースで進める。
諏訪巧
結衣と一年前から付き合い始めた。結衣が担当した企業の公式サイトを、巧の会社が引き継ぐことになり、営業を担当していた巧と打ち合わせする間にしたしくなった。
種田柊
晃太郎の九歳年下の弟。社外人二年目で会社を辞めて以来、食事とトイレと風呂以外、もう二年自分の部屋から出ていない。いわゆる引きこもり。アカウント名〈愁〉。
結衣の父
今年で六十四歳。
結衣の母
東山忠治
二十四年前に亡くなった結衣の父方の祖父。
賤ヶ岳八重
結衣の二歳年上の先輩。結衣が新人時代の教育係。産休を取っていたが、双子(空と海)の出産後産休を6週間に短縮し、育休をとらずに職場復帰する。
牛松翔
星印工場株式会社のウェブ担当者。
丸杉宏司
福永を引き抜いてきた執行役員。
突然退社し、福永には何の情報もなかった。
石黒良久
結衣より二つ年下の三十歳。創業時からのメンバー。管理部ゼネラルマネジャー。「グロ」と呼ばれている。砂糖中毒。
武田
星印工場の広報課長。牛松の上司。
三橋
巧の部下。
灰原忍
取締役社長。三十歳の時に、当時勤めていた会社を辞め、大学時代に所属していたサークルの後輩らを誘って起業。その中には現役大学生だった石黒もいた。
Posted by ブクログ
ワーカーホリック。
どの組織にも居ると思う。今の世の中的にはNGだけど、でもそれで幸せな人も居るのが現実。定時で帰るというのも価値観、ワーカーホリックも一つの価値観、どっちが良い悪いということは言えない(勿論、体に悪いのは後者だが)。
そんなことをあれこれ考えながら読み終えた。
24時間戦えますか?懐かしかった笑(世代がバレるな…)
ちなみに、自分は残業NGという考え寄りの人間です。
Posted by ブクログ
結構前にドラマにもなった小説。
わかりやすくてキャッチーなタイトルだ。
主人公は、必ず定時で帰宅する女性、東山結依。
ネットヒーローズという、業界2位くらいのホームページサービスの会社に新卒入社して在籍し続けている31歳。
結依の元婚約者の男性が、他社からヒーローズに転職してきて上司をしていたり、その元婚約者が以前在籍してた会社の社長だった男性がこれまた転職して上司だったり、結衣の現在の彼氏は同業他社在籍だったりと、この業界ゲキ狭だな!と何度も思った。
私自身は専門職なので、普通の「会社員」をしたことがない。普通の就活も、したことがない。
この本を読んでると、「うそでしょ?」と吹き出して笑ってしまうほど、非合理的で非生産的な人たちがたくさん出てくる。
この本の単行本が発売されたのは平成30年。少し前まで、世の中ではこんなことがまかり通っていたのか…ゾッとする。大変な仕事をみんなで乗り越える、多いに結構だ。しかし、もっと効率的にできるはずのことを非効率的にダラダラと行って残業時間を競ってるとか休まないことを美徳にするというのは、今(令和6年1月)となっては時代錯誤でしかない。
会社は、こんな人たちに残業代を支払わなくてはならないなんて悲劇的だ。残業しないで定時に帰りましょうというのは、「ダラダラと時間ばかりくってる人に残業代を払う」ことへの「ノー」だと、わからないのだろうか。
「自分で「忙しい、時間ない」と言う人間は、私は無能ですと言い回ってるようなものだ」と、私は常々思ってる。この本を読んで、その持論はやはり間違ってなかった気がした。
最後の章では、仕事が大好きでとてもデキる元婚約者のために、主人公が奔走。
最後主人公と元婚約者が何日も徹夜をして納期に間に合わせるという大円団の感動ストーリー?だったけど、やはりそこまでしないと間に合わない設定の仕事を受けていることが不合理すぎて、私にとっては理解できない世界だった。
私にとっては、この本の世界は、ファンタジーというべきほどに非現実的だった。
でも、日本中でまだ過労死事案がたくさん起きていることを思うと、本当にこの本みたいな毎日を生きてる人もいるのか…。主人公たちの晴れやかで清々しいラストに比して、わたしは悲しい気持ちにすらなってしまった。
Posted by ブクログ
「定時の女王vsブラック上司」は、帯に書かれたフレーズで、作品の内容を一語で表しています。
会社には様々な過去と現在と未来をもった人がいます。
作品では、定時に帰ることを絶対としている主人公と、働くことに生きがいを感じている人、職場が自分の居場所と感じている人、出世のために力んでいる人、直接の上司、上層部、新入社員、など様々な人物が登場します。
そういった人たちの関係、チームとしての働き方の方向性など多くのやり取りが繰り広げられます。
考え方の対立軸は「仕事は人生の一部でしかないこと(定時で帰る)」と「仕事に人生をかけること(残業してでも仕事をする)」です。
表面の部分だけでなくこう考えるに至った背景が人それぞれにあり一筋縄にはまとまりません。
読んでいてこれまでの自分の姿を映し出されているような気分になり、私にとっては楽しむというよりも痛いというか、苦々しいというか、そんな気持ちでした。
働く意味、目標、やりがい、ワークライフバランスは人それぞれですが、それらをおしつけたり、無理にそろえようとしたりすることでのマイナスも感じました。
自分の仕事観を考えさせられる一冊でした。
Posted by ブクログ
絶対に定時で帰りたい会社員vsブラック上司のお仕事小説。
できれば結衣には、最後まで定時退社を貫いて欲しかったなぁと思う感あり。
ドラマは観てないので一度観てみたい。
Posted by ブクログ
「対岸の家事」がとても良くて読み始めましたが、ドラマ化されていたのですね!昔ドラマで見た展開の復習となってしまい、小説としては微妙にしか楽しめず。ですが懲りずに続編も読もうとは思います。
Posted by ブクログ
この本は数年前にドラマ化されていて
当時リアルタイムで見ていました!!
なので、文字を追いかけている時も
脳内には自然と吉高由里子さんがいて。笑
.
ドラマの内容は正直もううろ覚えに
なってきていたのですが、
これを機にまたこんな話だったなぁと
思い出せました!
.
ここからちょっとネタバレあります。
.
ドラマ放送時は、残業なんてする意味が
わからない...と思っていて、
主人公以外が変わり者に見えていました、
ただ、就職してからこの物語に向き合うと、
賤ヶ岳先輩が無茶な働き方をする姿とか、
種田さんが仕事に没頭していく姿が、
わからなくないなぁと思っていて
自分の考えの変化を感じました。
.
仕事と自分の自由、何をどう選択するかって
意外と難しいし、そのバランスが崩れると
仕事もプライベートも途端に上手く
回っていかなくなりますよね、、
.
何が正解とか、この物語にもないと思いますが、
結局は自分が何に幸せを感じるのかを
尊重しつつ大切な人を傷つけないような
仕事との向き合い方を
考えていくべきなのかなと思いました。
なんだかふわっとした感想しか
書けないですが面白かったです!
Posted by ブクログ
ドラマを観てから読みました。
ドラマ通りのお話でした。
読みながらドラマの映像が思い浮かびました。
社長かっこいいなーワンタンと仲良くなりたいなーグロに認められたいなー来栖くんを喜ばせたいなーキャラクターがみんな魅力的でおもしろかったです!
Posted by ブクログ
会社だけの人間になるな。人生を楽しめ。色んな人に会え。世界を広げろ。そういう積み重ねが良い仕事をつくる。
仕事だけをやっていれば良い仕事ができるのかと思ってたところがあって、ハッとしてしまった。週末は必ずやったことのなかったことをするプランを持つようにしよう。