【感想・ネタバレ】女子漂流のレビュー

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Posted by ブクログ

三浦しをんさんが好きで、中村うさぎさんのエッセイも拝読したことがあり拝読しました。氷河期時代のしをんさんとバブル時代のうさぎさんが、女子高から大学にや恋愛や仕事や世間やお互いの趣味について炸裂した対談で良い意味でパンチがありました。お二人の最後のあとがきも素晴らしかったです。女性として生きるのは本当に大変です。

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2022年03月06日

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ネタバレ

あとがきまでふくめて名著だと思ったのは初めてかもしれない。
この本は中村うさぎ氏と三浦しをん氏という全く違った生き方(この本ではそれを離れ小島と言っており、大陸は世間体と言っている)をした2人の対談本だ。
この本のすごいところは女子(もしくは女性)の幻想を打ち破っているところにある。男性と女性について深く掘り下げていて、まだまだ私自身も固定概念を抱えていると痛感した。下ネタもたくさん出てくるが、むしろ正直に生きていたら世間一般が思っているような綺麗なものには変化していかない。世間体が嫌うものにこそ、根本的な"何か"がある。

人生ってなんだろうと再度悩んだとき、笑いながらためになるこの本を開いて漂流したい。

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2021年02月05日

Posted by ブクログ

我が道をゆく女子2人の対談。
下品で(褒めてます)、素直で、考察鋭く、一気読みしてしまった。
世間体やマジョリティといったものは実は無人の大陸ではないか?という考えが面白い。
ぷかぷか漂流する小島=女子として、たとえ行先が分からなくても伸びやかに漂流していこうと思える本。

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2021年09月24日

Posted by ブクログ

赤裸々ということで、共感や反感もいろいろ湧き上がるのではと思う。私には「女ってだけでものすごく得している」が、気になった。
もう、損得で物語るのは止めないかと常々思っているからだ。その物差しを持ち出すとたちまち対立の構図が出来上がってしまう。
その上、自分より明らかに優秀な女子を差し置いて就職したことに後ろめたさを抱いた男性や、努力した能力ではなくただ単に容姿を求められていたことに落胆した女性等々、「トク=幸せ」でもないことも知っている。
しをんさんのいうように、自意識と世間体とのせめぎあいは、苦しみにも満ちているが自己を浮かび上がらせるものでもあるのだろう。しかも恋愛は良くも悪くもその効能の最も濃いものとして我々を翻弄する。
だから、興味を持てない、しない、のは自由だが、そこから離脱しないと幸せになれないというのは腑に落ちない。
そう、離脱すべきは「恋愛市場」なのだろう。
他者と張り合い商品価値を高め、属性に求められるあるべき姿を追求する。競争してくれないと経済じゃないですからね。
幻なのはマジョリティのいる島ではなく、ランキング上位者のみがたどり着ける楽園なのではないかと思う。そんな万人向けのオールマイティな幸せなんて本当にあるのでしょうか。
自己実現なんてゴールがないと諦めて漂っているのではなく、自分にとっての幸せが宿る島を探している、もしくは漂流こそが幸せなのかもしれない。縁あって辿り着いた島も、自分の力でそれなりに心地よくすることができると信じたい。
うさぎさん、灰色の鳥もよく見ると銀色に輝いているかもしれませんよ。

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2023年03月11日

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タイトルは〝女子漂流〟だが、男性こそ読んで欲しい。特にモテない男性や腐男子に…

作中に『知らないことは幸せなこと』とあるが、知らないの先に行って欲しいと願う。うさぎさんとしをんさんはある意味で極端な2人だが、女性はファンタジーではなく、生身の人間。
逆に〝男子漂流〟があったら読みたいと思った。きっと女性の知らない、男性だけが知っている女性像や男性像があるはず。

しをんさんファンとしては、対談モノより個人のエッセイが好き♡

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2021年02月11日

Posted by ブクログ

三浦しをんさんと中村うさぎさんの対談本。

タイプは違う2人だが、一致する意見が多く面白かった。
三浦しをんさんのエッセイでみうけられる
「暴走妄想」は少なめです。
対談だからかな?

中村さんの本は、読んだことがなく
これがお初でした。
頭の切れる方だなという印象。

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2020年12月16日

Posted by ブクログ

う~ん。下ネタが多すぎてなんだかなぁ・・・。
私は中村うさぎさんのエッセイも三浦しをんさんのエッセイも好きだけど、対談となると何か違うというか、しをんさんがうさぎさんに合わせているように感じました(無意識にでも)。
それでしをんさんの新しい面が見られた部分もあったけれど、期待していたほどの面白さはなく。残念でした。

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2019年02月11日

Posted by ブクログ

女子校(出身者)あるある。
下ネタ、オタク多め?さーーーっと流れるように頭に入ってくる。

最後に中村さんの文庫版あとがきが刺さる。
漂流の果て。たどり着いた岸。

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2019年01月14日

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