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「田舎の牧師長説教レース(ハンデ付き)」はもう発想が馬鹿で大好きすぎる。賭けるなよ笑。相変わらずふにゃふにゃのバーティもビンゴも面白いがそれを勢いで上回ってくる双子がお気に入り。元気が出てくる。モンテカルロで勝負師の血を滾らせるジーヴスのスピンオフが欲しいよ。
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大好きな一冊。
旅行の時とかに持って行きたい。
イギリス的ブラックユーモアも面白く、電車の中でにやけてしまうので注意が必要です。
バーディを助けるジーヴズが意外と意地悪な方法だったり、バーディ的にはアウトかな!?な話も多かった。
ビンゴが結婚してビックリした。
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頭の弱いお人好しのバーティーと、完全無欠な執事のジーヴズのコンビシリーズ、第二弾。
バーティーを取り巻くメンツは第一弾の「才智縦横の巻」で出てきた顔ぶれと同じで、バーティーの子ども時代からの友人のビンゴ・リトルは女性を見れば誰であってもとりあえず惚れるというのは相変わらず。バーティ―の従兄弟の双子、クロードとユースタスのダメ人間ぶりと鬱陶しさも相変わらず。
全ての登場人物が強烈な個性を発揮しつつ、基本的には彼らの行動の全てがバーティーにとって不幸と災いの種にしかならない、というのがこの作品の面白いところ。優柔不断で頼みを断れず、されるがままに流されるバーティーをすんでのところで救い出し、問題を解決してしまうジーヴズの手腕がこの作品でも楽しめる。
しかし、イギリス人は賭け事が好きなんだなぁ、というのがこの作品からはつくづく見て取れる。登場人物のほぼ全員が、ギャンブルで散財するか苦境に陥るか、あるいはギャンブルに金をつぎ込むために誰に軍資金をせびろうか、ということしか考えてない気がする。前作でもギャンブルはストーリーの大きな構成要素の一つであり、問題解決役のジーヴズですら、小さな(でも確実に勝てると分かっている)賭けに手を出している。時代を問わず、イギリスの一つの文化のようなものなのだろう。
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イギリスの作家「P・G・ウッドハウス」のユーモアミステリ小説集『ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻(原題:The Casebook of Jeeves Ⅱ)』を読みました。
『ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻』に続き、「P・G・ウッドハウス」作品です。
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「ジーヴズ」、おまえの知恵を貸してくれ
時は20世紀初頭。
ロンドンのマンションの一室に、執事「ジーヴズ」は今朝も流れるように紅茶を携えやってくる。
村の牧師の長説教レースから実らぬ恋の相談まで、ご主人バーティの難題をややいじわるな脳細胞が華麗に解決(?)。
「バーティ」たちが通うドローンズ(のらくら)倶楽部の愉快な面々も少し顔をのぞかせる、ユーモア小説傑作選第2弾!
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ユーモア小説作家「P・G・ウッドハウス」の代表作である「ジーヴズ」シリーズの傑作選です… ぐうたらでダメ男の若旦那「バーティー」と、とんち男の召使い「ジーヴズ」が活躍する小説集の第2弾、、、
牧師の説教は誰がいちばん長いのか? 村の賭事から実らぬ恋の相談まで、執事「ジーヴズ」の脳細胞が優雅に解決… 前作に続き痛快ストーリーが愉しめました。
■トゥイング騒動記
(原題:The Great Sermon Handicap/The Purity of Turf/
The Metropolitan Touch,1922)
・その一 長説教大賞ハンデ戦
・その二 レースは神聖にして
・その三 都会的センス
■クロードとユースタスの出航遅延
(原題:The Delayed Exit of Claude and Eustace,1922)
■ビンゴと今度の娘
(原題:Bingo and the Little Woman/All's Well,1922)
・その一 ビンゴと今度の娘
・その二 終わりよければ
■ジーヴズと白鳥の湖
(原題:Jeeves and the Impending Doom,1926)
■ジーヴズと降誕祭気分
(原題:eeves and the Yule-Tide Spirit,1927)
■文庫版特別収録 ビンゴはすべて事もなし
(原題:All's Well with Bingo,1937)
■収録作品解題
■訳者付言 岩永正勝,小山太一
前作からの続きの連作短篇という感じで、主要な登場人物は変わっていないので安心して愉しめる一冊でしたね… 本作は「ビンゴ」とギャンブルを組み合わせたネタが多かったですねぇ、、、
「ジーヴズ」のトラブル解決法は、相変わらずキレッキレですが、「バーティー」は、頭が狂っているとか、おつむが弱いとか… そう信じ込ませることで解決させることが、一度ならず、二度、三度とあって、「バーティー」にとっては、哀しい結末が多かったですね。
それに対して、恋多き男でギャンブル好き、お金のことを含め、自己管理能力がゼロに近い「ビンゴ」の方は無事に結婚できて… しかも、お相手は前作で名前だけ登場した作家の「ロージー・M・バンクス」ですからねぇ、、、
さらに、妻から禁じられていたにも関わらず、モンテ・カルロでカジノに挑戦… すっからかんになったと思いきや、その後、ルーレットで大儲け、しかも、妻がカジノで負けちゃったことからお咎めなしという幸運さ。
人生、わからないものですね… 深く考えることなく、愉しませてもらいました。
以下、主な登場人物です。
「バーティー・ウースター」
暇を持て余す伯爵位継承予定者。
ジーヴスは彼にとって一種の先導者であり、哲学者であり、友人である。
思慮は浅いが、親族や友人のためにためらいなく一肌脱ぐなど、情誼に厚い気持ちのよい人物。
「ジーヴス」
バーティーに仕える従者。
あらゆることに精通しており、主人のバーティーのみならず、その親族や友人たちをその頭脳で助けてきた。
保守的で、バーティーが買ってくる前衛的なファッションには大抵強硬な態度で反対する。
ロージー・M・バンクスのファン。
「ビンゴ・リトル(リチャード・リトル)」
小中高大学まで一緒に通った、バーティーの幼なじみ。
何かにつけてバーティーに「お前は俺の友達だろう?」と頼み事をする。
伯父からの潤沢な小遣いで陽気に暮らしている。春になると誰かしらに恋をするうえ、猛烈に惚れっぽい。
「モティマー・リトル(ビトルシャム卿)」
ビンゴの伯父。「脚すっきりしなやかリトルの湿布薬」で蓄財し、先頃引退したばかり。
作中ではビンゴ・リトルと区別するために「老リトル」と表記されるが、後に結婚し、国王から貴族に列せられ、ビトルシャム卿となる。
「アガサ・グレッグソン」
バーティーの叔母。バーティーが子どもの頃から彼を低能呼ばわりし、人生を空費していると指摘し続けている。
バーティーが最も恐れる人物。身長179cm。
「ロージー・M・バンクス」
巷で話題のロマンス小説の作者。
ビンゴが伯父についた嘘のせいで、ビトルシャム卿はバーティーをバンクスだと思い込んでいた。
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小さい頃読んでいた海外児童文学を読み返したくなりました
海外っぽいなあっていうユーモアととか皮肉とか馬鹿らしい事件とか、すきです
ジーヴスが意外と頑固ですぐ服装のことでバーディの冷えた関係になるのもにやにやしてしまいます
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上巻と較べて、ジーヴズの機転の利いたどんでん返し的な展開に欠けるストーリーが多いのが少し寂しい。とはいえ、主人公や他の人々、特にビンゴの活躍(?)は特別収録をも含んで、ニヤニヤハラハラものである。昔からギャンブル好きで働かないんですね。
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トゥイング騒動記
クロードとエスターの出航遅延
ビンゴと今度の娘
ジーヴズと白鳥の湖
ジーヴズと降誕祭気分
ビンゴはすべて事もなし
2作目にもなると段々ジーヴズのあまりの切れの良さが鼻につくが、バーティの人の善さで嫌味度が緩和される
それにしても、あのビンゴが結婚かぁ バーディは結婚できるのか
やっぱ、最大の難関はジーヴズだな
果たしてジーヴズのお眼鏡にかなう娘がいるのか ん〜難しそうw
Posted by ブクログ
そう 「 バーティの事件簿」 じゃなくて「ジーヴズの事件簿」だった。お気楽で憎めない、何と言っても拙いと思ったら素直に訂正できるバーティが好きなんだけどなぁ。
先読みの出来るジーヴズも嫌いじゃないけどね
Posted by ブクログ
金のハートを持っている(むしろそこにしか美点が見られないかもしれない)バーティと、 完全無欠のジーヴズコンビ再び。
親族からのバーティの扱いは散々だし、親友ビンゴの惚れっぽさも相変わらずだけど、テンドンなのでなんだかホッとする。従兄弟のクロードとユースタスには眉をひそめてしまうところも、変わりなし(笑)
バーティの悪趣味な洋服を、一足先に「実は今朝がた、そう(焼却)させていただきました」としれっとのたまうジーヴズのスッとのびた鼻筋と澄ました顔が目に浮かぶようでした。
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今回も軽く読めてくすっと笑えるのでリラックスしたいときや、暗いもの・グロいものなんかをたて続けに読んだあとにはちょうどいい。
今回のは最後の『ビンゴはすべて事もなし』以外は全部漫画になってる話だったので先に漫画読んでた私には目新しさがなかったのがちょっと残念。
それでも面白く読めましたが。
『ビンゴは〜』はジーヴスも出ないしどうかなーと思いましたがこれも面白かった。
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「事件簿」なのでミステリーなのかと思ったけれど、たいした事件は起きない。ただただジーブズとバーティの関係が面白い。
主人であるはずのバーティに対するジーブズの仕打ちがひどくて、ひどいのに、なぜか物事は丸く収まっている。そしてすべてはジーブズの思惑通りに事が運ぶ。バーティはジーブズの手のひらの上で転がされているようだ。そこが笑いを誘うのだ。
「ジーブズと降誕祭気分」が一番面白かった。
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ダルグリッシュ警視長がウッドハウス好きということで買ってみた。短編集なので寝る前に一つ読めば愉快な気持ちで寝入ることができる。いずれ原書で読みたい。ジーヴズ最高!うちにも来てくれたらいいのに。
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おばかさんでお気楽なご主人様を、その優れた頭脳で時に助け、時に利用する執事ジーヴズのシリーズ。
【トゥイング騒動記】もうタイトルのまんま。トゥイングで賭けをしたり、例のごとくビンゴが恋に落ちたりしててんやわんやの大騒動。もうはっちゃかめっちゃかでどうにもらん!というところに、ジーヴズが登場して見事に幕を引きます。今作はジーヴズの手並みというより、この大混乱っぷりが楽しかったです。
【クロードとユースタスの出航遅延】お騒がせの双子クロードとユースタスが迷惑にも大活躍!自由気ままな双子の奔放さとそれに振り回されるバーティが笑えます。まさに嵐が通過していくような騒動で、いつもいささか酷いと思うジーヴズの対処が今作は爽快でした。
【ビンゴと今度の娘】はいはい、またビンゴの恋ね、と思いきや思わぬ展開にびっくりしました。ビンゴはどうしようもないやつですがバーティの扱い方だけは心得ているようで、毎回言い包められるバーティがおもしろい。
そしてこの騒動のジーヴズの決着の仕方がもう、バーティに同情せずにはいられません。しかしラストのバーティとジーヴズの会話がなんとも楽しいです。
【ジーブズの白鳥の湖】これは一見酷いように見えてジーヴズの行動は全てバーティの為、というこのシリーズの王道になっています。が、本当にいいのか、バーティ。
【ジーヴズの降誕祭気分】バーティの復讐と恋。珍しくバーティが根にもっています。深夜の湯タンポ破裂作戦は大笑いでした。
【ビンゴはすべて事もなし】バーティやジーヴズは登場せず、ビンゴの一人で大騒動記です。ばかな子ほどかわいいというか、ビンゴがだめな奴だと分かってていても憎めません。最後のオチとタイトルが良いです。
Posted by ブクログ
古き良きという感じがぴったり。
バディものというのは古今東西、王道ものの一つということですな。
王道を馬鹿にしてはいけません、王道なくして脇役は存在し得ないのが世の常です。
と言ってもさすがにちょっと古いかなぁ、本作は。当方レベルの英語能力だとこういう本の原文が一番良い気がする。
Posted by ブクログ
ウースター家の子息である、バーティが執事であるジーヴズの
助言や手助けにより、降りかかる問題をうまいこと回避していく
ユーモア小説の連作短編集の下巻。
今作では、15年来の学友である、ビンゴに翻弄されていく内容および、
バーティの人生を揺るがす精神科医であるおじとの対峙もある。
上巻である、才智縦横の巻 を読んでから2年も経過していて、
この作品が下巻であることも気づかず、年月が経過していた。
そもそも上巻が思ったほどな感じで、当時は次をすぐに読みたいと思えなくて、
保留していたら、こんなに経過していた。
(今読めば、評価は変わっているかもしれない・・・。)
その間、本を読むのが嫌になっていたわけでもなく、コンスタントに
いろんな小説をメインに読んでいたのになぜか読もうとならず、
ようやく読んでみて、結果として、おもしろいが、ページ数のわりに、
割と時間がかかってしまったかな。
Posted by ブクログ
収録は以下の通り
トゥイング騒動記
クロードとエスターの出航遅延
ビンゴと今度の娘
ジーヴズと白鳥の湖
ジーヴズと降誕祭気分
ビンゴはすべて事もなし
田舎の村での賭け事
説教の長さ
村の運動会
ビンゴの恋
南アフリカ行きになった従兄弟達
またまたビンゴの恋
バーティの恋
ビンゴのカジノ
等々
賭け事に関しては、ジーヴズは儲けてるけど主のバーティはトータルで損してないか?w
それにしても、イギリス人は賭け事がお好きですよね
読んでよかったと思ったのは解説かな
この「ジーヴズの事件簿」という文庫が作品群の中の位置づけがわかった
確かに前作ではアメリカに行ってたりしましたものね
短編やその連作としての繋がりはあるけれども、修正や改変、分岐があるので誰も総体を把握できないと
そういうことですね
まぁ、ジーヴズというキャラクターのユーモアセンスは面白く読めた
Posted by ブクログ
もう古くなってしまった時代の産物のような「紳士と従僕」に庶民は憧れるのだよね。あくまでも主人公は従僕のジーヴズである。ちょっとゆるーい金持ち若者に、やや意地悪な仕えかたで、本人並びに友人の事件・難問を解決しながら働いているのが、なんともおかしみがある、ユーモア光る軽い読み物で、そこが心地いい。今時、時代離れしているからね。
この作者はそのような作品を膨大な数をものして、イギリスをはじめアメリカでたくさん発表しつづけたという。しかも93歳の長生きだった(1881~1975)から、その全作品をまとめるのはなかなか容易ではないというが、してやられるお坊ちゃんという構図が好まれる心理はわかるから人気だったのだろう。
Posted by ブクログ
まぁ面白いっちゃあ面白いんだけどね。
ちょいちょいイラッとさせられるというか、ジーヴス先生のやることが、そんなにすごいか?というか、納得いかんこともあったりで、と思ったけど、実はこれがUK風のユーモアなのか!となったりもする。
というわけで、先生とはほぼ関係の無い最後のビンゴの話がやけにハラハラドキドキして楽しかった。なんだかなー。
Posted by ブクログ
ちょっと気分を変えよう。
そこで選んだのはジーヴス。
相変わらずちゃらんぽらんな生活を送る主人公のバーティ、口うるさいアガサ叔母、惚れっぽい幼なじみのビンゴなど、おなじみの人物にまた会える。
かれらのドタバタも相変わらず。
凶暴な白鳥に睨まれてフィルマー大臣閣下とバーティが東屋の柱にしがみつく図を想像すればいい。
ジーヴスは―、前と比べるとちょっと存在感が薄い?
騒動の裏で暗躍している感じだった。
古き良き時代のユーモア小説。
日本も中村正常とか、そんな時代の作品に通じる味わいかしらん?
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こちらはシリーズ第二弾で、前作より先に読んでしまったけど問題なく読めた。
人はいいけど頼りない主人バーティとその友人(主にビンゴ)が巻き起こすゴタゴタを執事のジーヴズがスマートに解決してくれる。
シュールで時々ブラックで、まさにイギリスのユーモア小説という感じ。
主人に忠実に尽くしてくれてるようでいて時々意地悪な助け方をするジーヴズが好き(笑)
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「皇后陛下もご愛蔵」なれば平成までに読み終わりたかったのだが、前作に引き続き、のほほ~んとしたストーリーに、飽きてきたのかページが進まず、令和に突入してしまった。
ビンゴにはいいように利用され、ジーヴズの手のひらで転がされるバーティが、なんだか可哀想になってきた。
こんな感じの話が続くなら、もうここまでで充分かな。
Posted by ブクログ
2019.02.17 #005
このシュールなジーブスの華麗な解決が楽しい。
最初は読解が難しく苦戦していたが、最後にはイギリス的ユーモアに苦笑してしまうほど。
Posted by ブクログ
20190116 少しづつ慣れてきたが時代背景と大英帝国の慣習も理解していないと退屈になることもあった。ジーヴスがどこで活躍したのかが分からない事も。別のシリーズも読んでみるか。
Posted by ブクログ
イギリスの人って賭け事が好きですよね(笑)何でも賭けの対象にしちゃってる。
(現にジョージ王子が生まれる前は男か女か?生まれた後ではどんな名前がつけられるのか?とブックメーカーの賭けの対象になったというニュースがあったし。)
バーディやビンゴ、ジーブスも。そして叔母さんの夫みたいに一山儲けてでっかい土地を買ったりしてる。
この巻はどっちかというとビンゴが主人公のよう。
反対にバーディは踏んだり蹴ったり。
前回この2人は結婚には向かないよね、しない方が良い。なんて思ってたのにビンゴが結婚してビックリした。
思わず声が出た(笑)
人生何があるかわからないね。
この2人は何時までもジーブスに頼って賭け事に勤しみ、叔母さん・伯父さんに戦々恐々としてるんだろうな。