【感想・ネタバレ】モサド 暗躍と抗争の70年史のレビュー

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Posted by ブクログ

イスラエルという国家と分かちがたく結びついたモサド。
その成り立ちから今日までの歩みが並べられたのが本書。

最初は慣れない固有名詞のオンパレードに面食らってしまうが、読み進めるためにはそれを頭の中に入れておくことが望ましい。
漠然と「最強の諜報部隊」「非合法活動も厭わない」というイメージのみが先行していたため、その栄枯盛衰の一端を垣間見ることができたのは新鮮だった。
これほどの組織であっても人間の心の動きが綻びを生む。その点が自分にとってはもっとも有用な学びだった。

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2021年07月26日

Posted by ブクログ

1948年に建国されたイスラエルという若い国家の存続のために活動する情報機関モサド。そのモサドの歴史を淡々とまとめている。モサドは組織を規定する根拠法を有していないが、自らを律して存続している。ユダヤ人の国家として、ナチス関係者の逮捕は最重要ミッションでとのことで、アイヒマン捕獲作戦が有名。

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第一章 創設の時代 (初代長官 シロアッフ)
第二章 飛躍の時代 (ハルエル、アミット)
○ フルシチョフによるスターリン批判演説の内容を入手し、暴露
○ アイヒマン捕獲作戦に成功
○ ソ連の戦闘機ミグ21奪取に成功
第三章 試練の時代 (ザミール)
○ ミュンヘンオリンピックで起こったテロ事件への報復作戦「神の怒り作戦」を実施。
第四章 活躍の時代 (ホフィ)
○ モーセ作戦 (エチオピアにいるユダヤ人の大規模救出作戦)を実施。
第五章 失敗とスキャンダルの時代 (アドモニ、シャヴィト、ヤトム、ハレヴィ、ダガン)
○ イスラエルの核開発を暴露したヴァヌヌをローマで拉致したヴァヌヌ事件
第六章 イランとの暗闘 (パルドー、コーヘン)
○ コンピュータウィルス「スタックスネット」によるシーメンスソフトウェアをハック。ヒューミントとシギントの融合、ヒュギント戦略。

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2020年08月22日

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