【感想・ネタバレ】ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来のレビュー

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Posted by ブクログ

エストニアにおける官民のデジタル化への取組事例が多数掲載されている良書。

エストニアは面積が日本の1/9程度、人口も130万人なので日本に比べれば小国であり、そのまま日本で適用出来るものばかりではないと思う。

しかしデジタル化の前提になる考え方や政府の姿勢、教育体制などは、全面的に見習うべき点があると感じた。

小国故にどうすれば国を存続出来るかを官民一体となり戦略的に考え行動し続けている姿に感銘を受けた。

最終章に大統領のインタビューが掲載されている。ごく当たり前の事が述べられているが、ほとんど実現されていない日本の現状に愕然とする。日本も中国という大国の脅威にさらされる中で、既存の価値観を「アンラーン」して、戦略的に国家作りを進めていく必要性を痛感した。


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2021年03月27日

Posted by ブクログ

なぜ エストニアにできて 日本にできないか。

エストニアは 小さい。人口130万人。

だから 世界に 出ていかなければ ならない。

日本は それなりに 人口があり マーケットも ある。

だから 日本国内だけで なんとか なってします。

今までは それでもよかった。

しかし これからは そうは 行かない。

では どうするか。

一つの方法が エストニア。

日本が 沈んでも 地方は 生き残る。

このためにも エストニアは 参考になると思っていました。

で この本。

すごく 参考になりました。

ただ 地方が これをやるには 国の規制が 邪魔をします。

どれだけ 国が 権限を 地方に 渡してくれるか。

勝ち取るしか 無いんですが。

やはり 道州制が 必要ですね。

エックスロード これは すごいことです。

ぜひ 日本にも 導入してほしいです。

日本の未来を 考える方には ぜひとも 読んでもらいたいです。

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2020年11月12日

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ハンコ文化なくそう!
ブロックチェーン
柏の葉ティーサイト
スマートコントラクト
エックスロード
ガードタイムGDPR
イーレジデンシー
グローバルフリーランサー
エコシステム
プログラミング
デジタルロイヤー
プルーフオブワーク
マークルツリー
ハッシュ関数
P2P
自然

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2020年09月18日

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エストニアの電子政府、スタートアップが育ちやすい環境(政府の支援やマインド、教育の仕組み等)が日本より大きく進歩していることがわかった。

日本は大国であるが故にエストニアの良い例をトレースすることができないとは記述があるものの、自分自身のマインドセットとしてはとてもためになった。

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2020年07月27日

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ソ連からの独立からの歴史や、エストニアの一人あたりGDPが決して高くないこと、なども触れられていて好感が持てる。ただ、国や政府が「顧客」という言葉を使うのは違和感があるのだが、古いのだろうか。信任を受けて、国家を運営しているのは間違いなく、主役が市民であることは間違いないのだが・・・

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2020年07月04日

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ネタバレ

世界最先端をいくエストニアに取材しながら、何故エストニアがIT立国になっていったのかを、歴史・制度・国民性・教育などを紐解きながら紹介していく。

日本にはまだ宝の山は眠っていて、今のエストニアのレベルまで電子化でき、人員と資本をスタートアップに振り分けていければ、まだまだ多くの成長の余地があると思った。

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2019年08月04日

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昨今、テクノロジー畑からは熱視線が送られているエストニア。
本書はそのエストニアの事例やそこに至る物語、日本との対比といったところが軸になっている。

エストニア礼賛記事・書籍がそれなりに出てきているが、本書では必ずしもエストニアの全てを盲信しているわけではない視点から描かれる。
基本的に数字でエビデンスが提示されるため読んでいて腹落ちしやすく、また歴史的背景からなぜエストニアが現在の形になっていったかなど興味深いトピックスもおさえてある。

読んでいて印象的だったのは、徹底したIT化、そして女性の活躍である。
シリコンバレーでさえ女性がリーディングする立場にいることは珍しいが、このエストニアではかなりの比率で女性が活躍している。
真の意味で働き方が改革されているこの国には、今後もイーレジデンス含め人がどんどん集まっていくのだろう。

エストニア国内に閉じているぶんには確かにうまく作用していた仕組みが、ワールドワイドを視野に入れ拡大していった先に待っているものは何か。
現時点で答えがでているわけではないが、この未来がつまらなくないものであってほしい。

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2019年03月10日

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今の日本に蔓延っている閉塞感を打ち破るヒントが多くあると感じました。将来的にこの本をこのタイミングで読んでおいてよかったと思う日もきっと来ると思います。

この本を読むまで、AIやブロックチェーン等の最近話には良く聞くけれど実用的にはどういう可能性を秘めているのかイメージできませんでした。しかし、本書で紹介されているエストニアの実施例でこういうことができるのかと視野が始まったように感じました。

最近よく、オープンイノベーションしようと多くの会社が主導的にトップダウンで取り組みを行っているという話を聞きます。この本を読んで、本当にイノベーションに大切なのはは、実際にモノを扱っている人の熱い熱量と熱い熱量の人通しの繋がりなのではないかと感じました。

これからは会社の(ネームバリューなどの)信用なんか信頼できない。個人として、何をするのかを常に考えて、アンラーニング(これまでの学習を自分から棄却すること)する機会を積極的に作っていきたいと感じました。

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2019年01月27日

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エストニアの電子政府の取り組みを紹介した一冊。
内容は非常に刺激的で面白い。
私がIT技術者であるからかも知れないが、テクノロジーを使って様々なことを効率的に行っていることは日本でも是非やってほしい。

ブロックチェーンを導入することで、一番効果があるのは、公的な手続きだと個人的には思っているので、
日本でも取り入れられるといいな、と思いました。

日本のマイナンバーはユアナンバーである、という指摘はもっとも。
制度の再構築が必要ですね。

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2019年01月26日

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ブロックチェーンについての講演で、エストニアは進んでいるという話を聞いて、状況が知りたいと思っている矢先にこの本に出合った。ソ連から独立した時に、ソ連の人たちが去り、セキュリティの研究所が残り、数学に優れた国民で、なおかつ、人口が130万人しかいない。この状況を電子政府を作ることによって、365日24時間、役所に行かなくても各種の手続きができ、より良い国にしたという話。冬は寒い国なので、夏はエストニアで働き、冬は暖かい国で働く人もいるとか。外国人でもビザが電子申請でき、会社もすぐに作れると。小さい国がITで諸外国に負けないようになるという日本政府も参考にして欲しい。

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2019年01月15日

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2021/01/01エストニア つまらなくない未来 孫泰蔵
ポストコロナ→デジタル化は最重要戦略テーマ
IT立国→電子政府を実現した
1.政府デジタル化 ハンコも書類もない
電子身分証デジタルID ①認証用ID②署名用ID
納税・選挙・医療
巨大なDB不要→各DBをそのまま接続
民間のシステムにも接続を開放 エックスロード
2.国民デジタル化
3.産業デジタル化
4.教育デジタル化

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2021年01月01日

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世界で一番電子化が進んでいる国、エクトニアを解説した本。国のホームページにログインすると、個人情報が全て載っているが、それだけでは無く、いつ誰が自分の情報を見にきたかが1秒単位で明らかになっており、権限が無く他人の情報を見た人は法律違反になる(大統領も自分と家族の情報しか見ることができない)。徹底した透明化で国民の安心を得ている点は、マイナンバー普及が進まない日本でも大いに参考になる。

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2020年09月21日

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ネタバレ

- 流行語のブロックチェーン・AIへの興味の延長で、それを活用している事例を知るため。
- エストニアSUGEEEEってなる本。会社と同じで、どこに向かっていくかの方針が明確にあるからこその法規制・制度設計が一貫している感じがして良い。
- 登場人物が若く、研究者っぽい出身の人も多いのがよい。かしこそう。
- ちょうど社会保障への興味もあるので、国がなにをすべきか・なににお金をかけているか、といったことを考えていくためにも良かった。翻って日本はどうか、ということを自然に考えるようになってきているのを感じる。(あまりにも日本が行けてなさすぎるが、もうちょっと良いところはないのだろうか・・・というのが次の興味がある部分)

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2020年01月03日

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ネタバレ

後はごはんが美味しければ完璧な国じゃないですか…

美味しくなくはないと思うが、調べましたところコンビニ飯やうどんなど安価で及第点のごはんがお手軽に食べられる日本はよりはないという点があり、そもそもそう考えてしまうのはプライベートな時間があまり取れてないからであって、取れていれば自炊すればいいのであった。

エストニアに私向けの仕事ないだろうか…

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2019年12月22日

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新しい世界、正確には最先端の世界を見た。
ここまで成功していても、トップの意思が強い、目的と手段を履き違えてない、というところがブレてないのが凄い。
テクノロジー先行になりがちな現代において、参考になる好例じゃないかな。

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2019年10月15日

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ネタバレ

エストニアが電子化できた理由として長らく植民地状態であった歴史が大きいと感じた。
いつまた植民地化されてもおかしくない土地柄ということもあって、
国民のデータを記録し管理することで、いつ国民がバラバラになっても
WEB上で国民であり続けられるし、データを辿ってまた集合することが可能になる。
電子化は生き残るための「守り」の技術、生存戦略。

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2019年06月08日

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住所変更を一度届出たら行政に対して同じ手続きは不要で全ての住所変更が可能。どこぞの国とは大違い。マイナンバーも迷走している中、ハンコ文化や社会そのものが生産性・利便性を落としていると感じる。

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2019年03月03日

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ネタバレ

<目次>
はじめに  いま、なぜエストニアなのか
序章    僕がエストニアに衝撃を受けた理由~現地で見つけた「つまらなくない未来」
第1章   なぜ「何もない国」がIT先進国に変われたのか?~政府をデジタル化する。
第2章   なぜ世界中のトップ人材はいまエストニアを目指すのか?~国民をデジタル化する。
第3章   なぜ130万人の国がユニコーン企業を次々と輩出できるのか?~産業をデジタル化する。
第4章   AI時代でも活躍できる子を育むためにエストニアは何をしているのか?~教育をデジタル化する。
終章    「われわれは常にアップグレードする」~エストニアの現在、過去、未来

<内容>
失礼ながら、この本を知るまで「エストニア」という国を全く知らなかった。「大関把瑠都」の故郷くらいか。しかし、人口が少ないゆえか、旧ソ連時代に数学や暗号関係の施設があったためか、政府も産業も教育も国民も、IT時代へとスムーズに進行し、常にアップデートしている。国民性なのか、既得権を訴えるものは少ない気がする。ある意味、21世紀の理想の社会があるような気がする(むろん、マフィアなどの裏社会もあるらしいが…)。翻って日本を鑑みると、あれもこれもダメだろうな!という失望感が漂う。若者がおじいさん、オジサンたちを打倒してしまわないと。若者はいまの日本にに閉塞感を感じつつ、教育のおかげか、飼いならされている気がする。それでは日本は消滅するしかない…。  

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2019年02月13日

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エストニアが取り組んでいる成功体験を与える環境づくりを事例を示しながら説明されてますね。特に第4章最後の次世代リーダーを育む節と、終章のエストニア大統領へのインタビューは、とても素晴らしい内容だったと思います。
これから更にアップデートしていくことを期待したいですね。

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2019年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エストニアが国家の生き残りをかけて電子政府に舵を切ったこと、スタートアップ支援を国を上げて「ハコ」の面ではなく実際の資金やネットワーク的な側面から支援していること、「実利」というか「結果」を出すことを重視していること(森林クリーンアッププロジェクト―Let's do it!)、市場規模の小ささから、スタートアップは初めからグローバルを目指すこと。
教育現場でも、ロボットを実際に動かすなどtechとlogical thinkingを醸成しようとしていること。

市場規模も小さく、マーケティング力も低いという弱点も自覚し、グローバル展開のためのR&D拠点たろうとしていること。

もう少し技術的に突っ込んだ話かと思っていたため、やや思っていたのとは違っていたものの、ある程度エストニア流の電子国家のつかみを得るには良い本だと思う。

政府の仕組み(x-road, e-residency)から新しいビジネスを生み出す、という点が面白い。
日本だと、政府の仕組みは政府の仕組み、それとスタートアップ支援は別モノ、という発想になりがちだけど、x-roadであらゆる情報をつなぐこと、それから、e-residencyで電子的な起業を行いやすくすること、で世界中の人材を集めるようなビジネスも生まれる。
政府の「顧客主義」という言葉にも象徴されるが、制度がユーザーにとって何のメリットがあるか。
マイナンバーよりもずっと使いやすく、信頼性も担保(他人の情報に不当にアクセスするには多額の罰金)とか、もう少し掘り下げて学んでみたい。

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2019年01月20日

Posted by ブクログ

なぜエストニアには出来ても日本に出来ない?
日本の地方自治体レベルでも出来ないのか?
会社レベルでもなぜ出来ないのか?
この本を読んで純粋に思ったことだ。
トップの考え方や、文化的背景もあるが、単純に「エストニアの人は賢い」だ。
ソ連からの独立で国を再構築する際、もっとも効率的な構築方法は何か?を模索した。
その時に主導権を握った首相が若かったこと、デジタル技術系人材が豊富だったことも後押ししたが、やっぱり「考え方が賢い」のだと思う。
日本だとなぜかどんな組織も(特に会社ですら)、「え?なんでそんな事になっちゃうの?」というバカな事が多すぎる。
それも高学歴な人ほど「え?なんで?」という残念な事が多すぎる。
この本を読むと、エストニア人の日本には無い考え方が見えてくる。
「エストニア人、かくあるべし」がキチンとあるのだ。
それは子供の学校教育の方針を見るとよく分かる。
「教育のデジタル化」はあくまで手段であって目的ではない。
(日本の場合は「目的化」されてしまう)
こういう部分が一歩も二歩も先に行っている感じだ。
しかし本当に我々日本人には出来ないのか?
こうした好例があるのだから、参考にして真似できる点から始めればよいのではないか?
日本の「つまらなくない未来」を作るのは、我々自身の意識改革からなのだ。
(2019/1/15)

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2020年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

電子政府と言われるエストニアについての本

電子署名、電子身分証。すばらしい

メモ
・オンラインで完結できないのが結婚、離婚、不動産売却
・エックスロード。超大規模データベースを作るのでなく、既存システム間をつなぐ仕組み。分散型データ管理システム。作り変えることなく統合した。
・アクセスすると必ず足跡が残る仕組み
・エストニアの6原則
分散化、透明性、1度きりの原則、ノーレガシー、ユーザーフレンドリー、データの完全性
・仮想住民という考え方。人口少ない国家におけるソフトパワー。データさえあれば復元できるというノマド国家的考え方。
・エストニアの魅力
デジタル社会、自然の豊かさ、オープンマインド、ワークライフバランス、多様性
・日本のエコシステムが機能するためには
起業家によるコミュニティ形成、起業家マインド育成とセーフティーネット、
規制当局とスタートアップの交流、いきなりグローバルを目指す企業のネットワーク化、エコシステムのブランディング

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2020年06月21日

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エストニアは1991年に旧ソ連から独立後、IT戦略によって新しい国づくりを進めてきた。様々な行政サービスをオンライン化することで「電子政府」を実現した。

政府の電子化により、様々な変化が生まれている。
・「電子署名」が普及し、紙の契約書がなくなった。
・出生届や死亡届など行政手続きの99%が、24時間365日、オンラインで行えるようになった。
・電子身分証明書(デジタルID)の普及により、確定申告や税の徴収などが効率的に行えるようになった。

電子政府の利便性向上に伴って生じるのが、プライバシーの問題。
政府はこの問題に対処するため、個人情報が「いつ」「誰」に利用されたのか、国民が自ら専用サイトで記録(ログ)を確認できるようにした。
また、職務上知り得た他人のデータを不正利用した人には、厳罰を科している。

セキュリティー対策のため、ブロックチェーン技術を国のシステムに導入している。この技術によって、データの改ざんをリアルタイムで検知できるようになった。

2014年末、外国人を「仮想住民」として認め、仮想居住権を与える「イーレジデンシー」制度を始めた。
仮想住民になると、「電子政府の体験」「電子署名の使用」「オンラインによる法人設立」という3つのメリットを享受できる。
少子高齢化が進むため、オンラインプラットフォームを世界中に開放することで、国境を越えて活躍するIT人材「デジタルノマド」を取り込み、国を活性化させようとしている。

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2020年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

電子政府で有名なエストニア
ソ連領からの脱出がIT化のトリガーだったんですね
日本とは環境が違うので難しいと思うが、コワークでの考え方は取り入れられるのでやるべきと感じた。

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2020年01月16日

Posted by ブクログ

エストニアのこと、まったく知らないので、読みました。

政府側のサービスは、IT化進んでるようです。
例えば、アナログのお薬手帳は、不要なようです。

イーレジデンシー(仮想住民)
・エストニアの住民に仮想的になれる。
・EU圏内を市場とした起業が可能

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2019年02月13日

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