ルナリア王国の王女・マルグリットは、ルナリア王国に攻め入ったロレンディア王国の追手から逃げていたところを、エルベ村に住む元騎士・クリストフに助けられる。
素性を隠すため、クリストフの息子・二コラとして育てられたマルグリットだったが、ある日、金細工師見習いのルネとレオに出会い、エルベ村の外の世界に興味を抱くようになる。
クリストフはそんな彼女に、都市に出て新しい名前で生活していくことを提案する。
マルグリットであることを隠し、生き延びることだけを考えていた彼女だったが、殺された両親のこと、そしてルナリアのことを知るため、外の世界へ踏み出すことを決意するのだった…。
滅亡した王国の若き王女であり、その生まれと性別を隠して生きてきたマルグリット。
彼女の秘めた強い想いと行動力には、驚かされるとともに無鉄砲で危なっかしく目が離せない！
ロレンディア王国の王妃を襲撃した、元ルナリア王国の騎士を助けようと自ら囮になったり、ルネの師匠が無実の罪で投獄されれば、領主の館に使用人として潜り込んだり。
そんな危ない目に何度もあいつつも、ルネとレオの協力もあってピンチを切り抜けていく。
しかし、どうやらルネにもマルグリットには言えない秘密があるらしく…。
一度読みだしたら続きが気になりだして止まらない作品です！
マルグリットはこの後どのように成長していくのか、謎多き周りの人たちはどうなるのか、そしてマルグリットとルネの関係は…！
ぜひあなたもマルグリットの冒険を見守ってください。
感情タグBEST3
感動的
ルナリアの城で、指輪を取り出してから月の光を浴びるまで、本当にきれいで
奇跡が起きたと思います。
それに対してルビニスもなかなかしぶといですね。そんな手でくるとは。
マルグリットが綺麗で素敵でした～！ルナリアの人達の喜びがすごくよく描かれていました。それに引き換え、やさぐれルネ。かっこいいマルグリット達と、あまりに対比が。でも、次は、うっきうきのルネが見られないかと、楽しみで仕方ないです。
運命の再会にゃあまだ早い？
ヒロイン表舞台に華々しく出立。
これまで、宗教関係者（司祭）が出てこなかったから、あえてスルーするつもりなのかと思ってました。
まあ、中世ヨーロッパと宗教（キリスト教）は切っても切れない間柄だし、いつかは出てくるとは思ってましたが、あまり権力は無い様子。
ソレはさて置き、次巻、運命の再会でしょうか？、私的にはまだ早いかな～？と思わない事もないのですが、ヒロインの立場的には回避出来る理由が無いので、ここは会うしか無いのでしょう。
後は超現実的確定路線で語れば、
王子と結婚、旧王国領完全合併、王子、戴冠し国王に、ヒロインは王を支え、後宮を守り、いずれ実子の一人に旧王国領の太守を継がせる・・・・
まー、無いでしょうな。
そんなんつまんねーし。
と、言う訳で、次巻楽しみにしています。
シリーズ作品レビュー
