【感想・ネタバレ】「余命3ヶ月」のウソのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

守りたい人がいるなら。取り返しがつかなくなる前に。
流し読みでもとにかく一度は目を通して欲しい本です。
そしてその時が来たら、思い出して欲しい。

近年近藤先生は沢山の著書を出されてますね。
この本はその中でも解りやすい、読みやすい本ではないでしょうか?
そしてどの本も
割とタイトルが激しめですが、内容としては
ガンに関する本の中では一番誠実だと思います。

ガンへのイメージは漠然としていませんか?
余命を宣告されて、痛みと苦しみを抱え治療して、
とにかく闘って…
↑これが全部違うんですよね。

まずガンとは何ぞや?
というところからです。
本物のガンとガンもどき。
早期発見・早期治療の意味のなさ。
臓器の切除は、大怪我。
すべてのガンに放置療法が有効なわけではなく、
発生する場所の違いの抗がん剤効果の違い。

忘れてはいけないのは
こんなに医学が進歩しても
人間の身体にはまだ沢山の謎があるコト。
国をあげての人体実験をされているのを自覚しましょう。
今までの常識が明日からの非常識になるのはザラなのかもしれません。
その情報を逐一知る方法があまりない気がします。
知らないまま…日本以外ではもう当たり前とされているのに。

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2015年06月04日

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私は、あまりにも病気オンチなため、目からうろこがボロボロ落ちました。

ガン治療の現状もよく知りません。

しかし、仕事柄、医療保険やガン保険、生命保険の情報収集をし続けなければなりません。お客様に説明をしなければなりません。

その一方で、一般的に行われているガン治療がいかにいい加減なものかをつきつけられた本書は、どのページも驚くばかりでした。

もしも自分が、ガンを含めて何か大病をした時に、自分で治療法を選ぶことができるだろうか? 今の自分には到底無理です。

しかし、自分のことは自分で決めた方がいい。そのためには、このような、常識と真っ向から対立する情報にも目を向け、自分の考えを整理できるまでのリテラシーを持たなければいけません。

医療について、健康な今のうちから、判断力を養っておく必要があることに気づかされました。もっと勉強しなければなりません。

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2014年04月16日

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がんを切除する外科手術、抗がん剤の無駄な投与。
してもしなくても延命効果に変わりがないのだったら、したくない。
痛い目をして、お金もずいぶんかかるだろうし。
結局医者なんてこちらのことなんて考えてない。
要は儲けが第一。

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2013年11月24日

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子どもの頃から「がん」は恐怖の対象でした
テレビでは逸見さんの「がん宣言」からわずか数ヶ月で永眠
最近でも歌舞伎役者の中村勘三郎さんが同じようにわずか…。

そして子どもの頃から疑問に思っていたのが『そんなに苦しい思いをしてまで生き長らえるのならば治療しないで生きれるところまで生き抜くのが幸せじゃないのか?』ってところ

本書を読むと自分の考えが確信を突いていたどころか真実は更に斜め上を行く展開に驚愕します

進みすぎてしまった医療技術により昔は気付かなかった「がんもどき」が見えてしまった不幸
そして絶対主義の日本人気質が「がんもどき」を「がん」に見立てて根絶する闘病という不幸

抗がん剤をはじめとした「がん治療」は医療費をとりやすい
逆に捉えれば早期発見された「がんもどき」を治療しないことは国レベルで見れば膨大な医療コストの削減にも繋がります

自分や自分の周辺にがんによる余命宣告を受けた人がいるのなら『がんと闘う決断をする前』に読むことを薦めます
そして自身の治療方針をどうするべきかを専門の医者ではなく自分で決めるのも「日本のがん治療」については正しいとも思えます

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2013年10月10日

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目にウロコ。ガンは治療しない方が長生きできるという話。ざっと目を通しただけなので、買ってゆっくり読みたい!

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2013年07月14日

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ネタバレ

本当に、現場では がんの治療で命を縮めていると感じる。昨日まで 普通に生活してた人が 入院、手術、抗がん剤治療で みるみる内に衰弱していって。。。 がん治療したら 余命3ヶ月かも 

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2013年06月26日

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がんになったら、医師に勧められるまま手術してしまうことには、大きなデメリットがあるとの事。
毒性の強い抗がん剤治療、手術による副作用考えると、医師まかせではなく、自分で真剣に考える必要がありそうです。

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2022年05月09日

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ネタバレ

 歩いて通院できるほど体力のある人間が、ある日突然「余命3ヶ月」と診断され、手術や抗がん剤治療の挙句、本当にあっけなく死んでしまう。逸見政孝さん、梨本勝さん、中村勘三郎さんのような悲劇。今ふつうに歩けるならば、人は3ヶ月では死にません。近藤誠「余命3ヶ月のウソ」、2013.4発行。①早期発見は「患者を呼ぼう」(日本だけ盛んながん検診」 ②余命を短く言うのは「リスクヘッジ」のため ③治療に追い込むのは、治療しないと仕事がなくなるから ④「余命3ヶ月宣言」は医者に好都合(3ヶ月は長すぎず短すぎず脅すにピッタリ)

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2021年08月10日

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ホンモノのガンなら幹細胞が生まれた瞬間に
転移して最後は宿主の命を奪う
性質を備えていて、どんなに最新機器で
「早期発見」しても。とっくに転移した後。

ガン治療は、せずに待つのが得策

との主張

ガン患者が身近に出たら、もう一度確認したい本

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2019年05月06日

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既存のがん治療について真っ向から反論する著者による一冊。

がん治療についてはとにかく切除や放射線治療を勧められることが多いが、その前に色々考える必要があると痛切に感じた。

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2017年02月05日

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氏の本は初めて読んだんですけれども、とても読みやすかったですねぇ…! かといって内容が浅薄なものかと言えばそういうわけでもないし…とにかく良い本でしたね!

僕らは「死」を恐れます…とにかく怖いものとして! そして、日本人の三人に一人はがんで亡くなる、と言われている世の中においてやはり気になるのはその「痛み」でしょう…。

しかし、この本を読むとがんに対する認識はかなり変わってですね、がんを無理やりに追い払うために行う手術・抗がん剤とかが尋常ではない痛みを生んでいるわけですね!

というわけで、手術も抗がん剤も百害あって一利なし、です…。医療と関わらない生き方が何気に一番長生きできるかもしれませんねぇ…。

さようなら…。

ヽ(・ω・)/ズコー

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2016年06月17日

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ガン治療に関する治療や余命の考え方を著者の経験から書いた本。余命を宣告され治療をしないと死ぬと言われると手術や抗がん剤治療に一縷の望みにかけたい気持ちもわかるが、ガンと共存するという方法も良い余生を過ごす方法かもしれない。

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2016年03月22日

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ガン治療で命が縮まるパラドックス!
共生するしかないと共に今、生きているこの瞬間を大切にしなさい的なメッセージが心に残りました。

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2014年05月03日

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ネタバレ

いい加減な余命宣告の実態を暴き、がん患者がいかに自分の病気と関わっていくべきかを説いた本。がん自体が恐ろしいのではなく、むしろ手術、抗がん剤治療といった「がんの治療」の方が恐ろしいと感じる。老化現象のように治すのではなく、いかに正しく向き合えるかを考えさせる。

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2013年11月02日

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最近話題?の医師による本です

痛みを和らげ、穏やかに延命をはかるための指針が書かれています

ガン治療の実態と問題点、ガンとがんもどきの違い

人生に対する見方や過ごし方の指南書でもあります

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2013年09月17日

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ネタバレ

簡単に「余命3ヶ月」と言う医者は、誠意がないか、知識がない、あるいはウソをついています、余命3ヵ月のウソに、これからメスを入れます。なぜ、余命宣告は短めなのか、ひとつには、患者さんが万一早く亡くなられた場合に、家族などからとがめられないように、つまりリスクヘッジのために、最悪の場合を想定して伝えるから。「がんは個人差が大きい、こんなに長生きしている人もいますよ」と正しく伝えると、患者さんを治療に追い込むには、迫力に欠けます、それで「治療しないと余命3ヵ月」とキッパリ短く言いきったり、ひどい医者は「放っておくと明日、亡くなってもおかしくない状態」などと脅しにかかるわけです、なぜ、そうまでして治療をさせたいのか、治療をしないと医者としての仕事がなくなって、暮らしていけないからです。がんの病巣が大きくなるスピードは、患者さんによって全く異なります、だから余命を正確に判断するためには、増大スピードを調べる必要があります、その観察に、3ヵ月以上かかります、なぜなら、がんは意外にのんびり屋だからです。人間の一生にたとえるなら、がんが発見されるのはシニア期、10~30年もかけて、ようやく1センチに育ってきたがんのの増大スピードを調べるには、少なくとも数ヵ月の観察が必要です。スーちゃん(田中好子)の場合は、最初に乳がんと診断されてから19年目に、肺や肝臓へ転移が見つかり、あっという間に命の灯を吹き消されてしまった、僕が今まで数千人の乳がん患者さんの経過を見てきた中でも、数百人にひとりという特殊なケースです。がんは苦痛等の症状がない限り、治療しないで様子を見るのがいちばん快適に長生きできる、この「がん放療法」は、世界で最も新しいがんの治療法であり、最善の対処法と確信しています。胃がんの長経が9センチになり、腹膜への浸潤・転移も見つかりました、ところが、Cさんの日常生活をさまたげる症状は、なにも出ていなかった、胃袋は大きくて伸縮性があること、がんが胃の入り口や出口から離れていたことも幸いしたようです、すると9センチに育っても、ふつうに生活できる、こういうケースは、胃がんではそう珍しくないんです。治療法が無かった時代には、どんな臓器のがんでも、死は穏やかなものでした、がんが恐ろしい病気と思われているのは、がんの治療のせいです、無意味な手術や抗がん剤治療がもたらす、生き地獄が恐ろしいのです。僕なら患者さんに、「再発ですが、それだけ元気なら、すぐ亡くなることはありません」「ただ6ヵ月ぐらいたつと、亡くなる方も少し出てきます」「そして月日がたつに連れて亡くなる人が増えていきますが、ある日突然、全員が亡くなるということはありません」「5年、10年と生存する人も少ないので、そちらになるように努めましょう」「がんを治療せず放置している、僕の患者さんたちは、悪名高いスキルス胃がんであっても、1年から10年近く生きています」などと伝えます、そう、数ヵ月から10年以上に及ぶほど、余命の幅は長いんです。現実には、生存曲線などのデータを見せたり、さまざまな治療法のメリットとデメリットを客観的に説明してくれる医者は、ほとんどいません、なぜか、もし見せたら、日本人のがんの9割を占めるがん……胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がんのような「かたまりをつくるがん」は「治療をしても、しなくても、生存期間は変わらない」「延命の可能性は、むしろ無治療のほうが高い」ことがバレてしまうからです、それが広く知れわたったら、がんの切除手術や抗がん剤治療を望む人はほとんどいなくなり、医者の生活が成り立たなくなってしまいます。同じ量の放射能を浴びても、「発がんバケツが今どのくらい満たされているか」で被爆量は同じでも「発がんする、しない」に違いがでます、ですから、放射線量による発がんの基準値を決めるのは、とても難しいんです。がんの早期発見、早期手術をすれば助かるというのはまやかしなのです、あとになって「がんもどき」が転移することはほぼありません、なぜなら、がん細胞の大きさは約100分の1ミリ、本物のがんなら、病巣が直径1ミリぐらいになる前に転移し終えてしまうからです。医者のすすめるがん治療のウソを見抜く、9つの心得をまとめてみます……①元気なのに「余命3ヵ月」「余命半年」はありえない、②人はがんで、すぐには死なない、③健診を受けない、受けても忘れる、④リンパ節まで切り取っても、がんは治らない、⑤健診で受ける放射線量に要注意、⑥治療法がひとつ、ということはない、⑦セカンドオピニオンは、違う病院の違う診療科で、⑧「免疫力」よりも「抵抗力」、⑨無治療が最高の延命策。たったひとつしかない自分の体、自分の命です、医者の言葉に惑わされず、自分の頭で考え、自分の意志で判断することです、がんに限らず、医療では、治療自体は医者にやってもらう必要がありますが、治療方針まで医者に選ばせる必要はないし、指図される筋合いもありません。欧米でがん健診がすたれたのは、くじ引きでグループ分けした比較健診の結果、健診をしても、しなくても、死亡率はほとんど変わらないという結果がでたからです。がん検診で本当にがんを治せるのなら、何百万人が健診を受けている日本では、がん死亡数は欧米に比べて激減していなければならないのに、激増しています。

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2013年08月25日

Posted by ブクログ

目からウロコの内容でした。医者や薬について信用できるかどうか、しっかり考える必要があると思いました。

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2013年08月03日

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タイトルの、余命3か月のウソの理由と、
無治療の方が治療で命を縮めるよりも延命できるという話。

本モノがんとフェイクのがんの2種がある事を知れた。
それにより、早期発見早期治療の害悪や無意味も知れた。

その他抗がん剤やワクチンは毒であり正常細胞も破壊するモノである
との話やら、その他色々著者なりの見解を知ることができた。

放射線治療を推奨しているが、後半には放射線を否定しているような部分があってちょっと引っかかった(が、当方の読解力知識不足なのかもしれない。)。

ごく最近の有名人の死や子宮頸がんワクチンにも触れられており、
まだまだタイムリー感がある。


がんに関してのあらゆる知識の中の「一つ」として把握した。

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2013年07月29日

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私は近藤誠先生を信じます。
抗がん剤治療が有効なのは、急性白血病、悪性リンパ腫、睾丸ガン、子宮絨毛ガンの4つだけ。
それなのに、抗がん剤治療が日本で盛んに行われるのは、利権と保身のためで、患者のためではない。
厚労省からの天下りを受け入れ抗がん剤開発販売で儲ける製薬会社、製薬会社から多額の寄付を受けて製薬会社が喜ぶ治療ガイドラインを作る学会幹部、そのガイドラインを丸暗記するガン専門医、そしてガイドラインを外れた治療を行うと医療裁判になった時に負けるから、盲目的にガイドラインに沿ったアドバイスと治療を行うことになる。
ここには、患者のためという肝心な対象と目的がすっぽり抜けている。さらに言えば、患者は抗がん剤治療の効果検証のための人体実験として扱われる。固形がんに対して、抗がん剤治療が延命に役立つことを証明する臨床データがないにもかかわらず。
2022年8月に73歳で亡くなった著者のライフワークとなる作品群の一冊。ちなみに、著者の死因は、虚血性心疾患でがんではありませんでした。

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2023年06月17日

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あなたはガンです、余命3カ月。
と医者に言われたら、さてどうしましょう。

論旨はきわめて明解で、「早期発見(ガン検診・ワクチン接種)」、「余命3カ月」、「摘出手術」、「抗ガン剤」、そのどれにも「ウソ」が含まれているから気をつけろ、というのである。勘三郎さんはあんなにも早く、新歌舞伎座のこけら落としも見ぬ間に死ぬ必要はなかったのだ、と。

要するにいまの世の中は、國にだまされ、役所にムシられ、医者に殺されるということなんだろうなぁ。

話があまりにも快刀乱麻なので、反対意見も聞いてみたくなったが(なにを読んだらいいかわかんないけど)、内容は十分に納得できる。

少なくとも自分がガンと診断された時にどうするか、肚は座ったような気がする。

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2019年06月19日

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余命宣告の多くはいい加減なもので、治療しない方が長生きしやすいという。その根拠と余命宣告の内訳を患者のケースを交え、がんを治さず苦痛緩和のみを勧める今までのがん認識を大きく覆した本。治療=悪という方程式にさえ納めてしまわなければ非常に面白い一冊で、がん治療の痛い、つらいを知らずに人生の最後を迎えられる可能性があるというのは漠然とした恐怖を大きく和らげるものだった。新書としてはかなり軽く読めるが、勘三郎さんをはじめ治療を嫌悪するような方向に書かれているのが気になり、鵜呑みにせず選択肢の1つとしておく。お勧め

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2015年06月03日

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他の近藤さんの本と主張内容は基本的に同じ。参考になるのは、がんになったとき、どのような基準で治療方針を選定していけばいいかを箇条書きにして提案してくれている点。

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2015年01月31日

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「ガンは切らずに治る」「抗がん剤は効かない」「検診は百害あって一利なし」「ガンは原則として放置したほうがいい」。どれもこれも初耳であり、まことにトリッキー。著者によればガンは治療をしなければ、最後まで頭がはっきりしていて、対処法を間違わなければ体も動くし全く痛まないことも多いという。元気な人があっという間に変わり果てた姿で逝くのは治療のせいと言い切る。乳がん全摘手術を拒んで23年変化なし、スキルス胃がん治療なしで10年の日常生活など、驚きの事例が多数紹介されている。ガン宣告も悠揚迫らざる涼やかな心境で受け入れられる

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2014年12月08日

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がん治療の現場に居ながら、がんを治療しない。という医師のスタンスには始めちょっと驚く。仙人張りの態度で患者を諭し安心させて、余命いくばくもないと分かった時から緩和治療だけを行う。そういう治療を受け入れられる患者はどんな人だろうか?よほど精神的に強く、余裕のある人でないとがんのストレスに勝てないのではないか?著者はこれまでに多くの現場経験をされてきたからこその結果として、そのような方法に辿り着いたのだと思う。また、その実績とデータだけではなく、患者の立場で考えた場合に今の医療技術や制度ががん患者に対して優しいものではない、という状況も理解できる。それならば、なぜがん治療技術の開発や医療現場に多額の資金が集まるのか?結局、人は間違った方向に進んでいるのではないか?ひょっとしたら、地球上の人間活動の全てそのものを、個々の人間単位に置換した結果が、がんなのではないか?シュールだけれどそんな風にさえ思える。本来、人の正常な細胞は秩序正しく機能する。ただしがん細胞は秩序を無視して暴走し、腫瘍となって正常な細胞の邪魔をする。人の細胞の再生力ががん細胞増殖力と同じなのだから、がん細胞が暴れ出したら同じだけ生命力を消耗していく、ということは、治療なんてないじゃないかと思った。人は間違いなく死に向かって生きている。余命意識がなくてもあっても結果は同じ。末期に及んで宣告されるのではなく、人は生まれた時に余命が分かれば、その行動は変わるのではないだろうか。

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2014年09月10日

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『癌と闘うな』って初めて聞いたときのインパクトが強くて、それ以降、一度試してみたかったけどのびのびになってた。で、同著者の最近の著作を入手できたのでトライ。検診の意義とかがんもどきの存在とか、納得できる部分もあるけど、それを差し置いて余りある、ただひたすらの盲目的癌治療批判には閉口。自分の個人的経験論がたびたび出てくるのも、説得力を貶める方にしか働かない気がするし。結局、こればかりでもダメだし、かといって真っ向から否定するのも違うか、と。自分なりの折衷案を見つけられるなら、こういう論理も一部は役に立つと思う。

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2014年05月10日

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余命○○のガンと宣告されて殺される。日本で癌での死亡率が高いのはなんでもかんでも切り取って体力免疫力が低下・薬の副作用のためか。
「飲んではいけない薬」・「警告」と並んで、医療(人の命や健康)=商売なのかと思う本。そうではないお医者さんや病院見つける目を自分で養わなくては。
ちなみに余命を宣告されたら…とにもかくにも別系列の病院の別科の診断を受けに行くことにする。

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2014年01月18日

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放射線科の医師である作者。

転移していないものは『がんもどき』
と。
『がんもどき』はなにもしないことが一番!
と。

データーや論文もきちんと載せていらっしゃる。

参考にしたいと思いましたが。
いざ、と、いう時には。

まだ。

どうだろ・・・。

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2013年10月25日

Posted by ブクログ

「医者に殺されない47の心得」とかぶる話も多かったけど、(そりゃそうですよね、同じ人が書いてるんだからそうそう主張が変わるわけがない)、こちらはがんについてにしぼって書かれているので、論旨がよりわかりやすいです。
要は「進行性のがんになったら治癒はあきらめろ」ということ。どんなに早期発見でも、進行性のがんなら数年のうちに死ぬから、その数年を大事に生きましょう。特に抗がん剤や手術で縮命しないように。ということ。

もちろん、進行性でないがんはがんもどきであってがんではないから、放っておくのが一番体にダメージが少ないという、「患者よがんとたたかうな」以来の主張も変わっていません。

だから、自覚症状がない段階でがん検診で発見される早期がんは、検診を受けたことを忘れてしまうのが一番だそうです。進行性であってもなくても、自覚症状が出てから焦眉の問題を対症療法すればいいのなら、確かにがん検診自体不要ですよね。
折しも今は乳がん予防月間。私はもう乳がん検診には行きません。

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2013年10月09日

Posted by ブクログ

身内の大腸がん手術の直後なので、感慨深いものがある。
今後の対処の手引として使いたい本。
この考え方には賛否両論あるだろうが、私はこの本をよんでガンに対する恐怖感が減ったし、かなり勉強になった。支持したい。

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2013年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ああ、やっぱりねと納得がいったのは何故でしょうね。ププッ ( ̄m ̄*)

「余命」云々という事も大切ですが、言葉として「余命」と言う以前に、人間の余命なんて「神のみぞ知る」べきものだと思います。
なので、がんによる余命云々について語られておりますが、それ以前に人としてどう生きてどう最期を迎えるか、毎日を充実して生きるかが大切ですとも書かれています。
最近読んだ水無昭善さんの本に出てきそうな言葉や話があり、人が人として生きるという事はこういう事なんだなぁと、医療問題を問うている本ではありますが、自己啓発にもなる本だとも思いましたね。
「がん」に興味あるなし、医療問題としてではなく「どう生きるか!!?」と思い悩んだ時にも読むといいのではと思いました。

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2013年08月06日

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