【感想・ネタバレ】ゴルギアスのレビュー

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Posted by ブクログ

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政治家は何をしたらいいの?といういまとあまり変わらない話を延々としている。
国家は民衆に「快」と「善」とのどちらを示すべきか?それともどちらかがどちらと合一なのか?それともどちらかがどちらの下にあるのか?それとも上にあるのか?ということだ。
プラトンは最終的に、「政治家は民衆の料理人や給仕ではなく、医者でなければならない。」とする。ということは善を与えるべきであるとする。これが哲人王であるということなのだろう。
このような発想は、てっきりアリストテレスのものだと思っていたが(彼はどうすれば善く生きられるか、何が目的なのか、という思考であるから。)、ソクラテスの時代からあったのかと思った。
プラトンの考え方から云えば、大衆迎合主義は批判さるべきである。

ただこれは非常に危険な考え方だ。一つ間違えれば、「これが正しい。」という名の下に専制支配が行われる危険性さえある。ただ、憲法典で「民主国家を志向する」と歌い上げればそれが目的になるし、大衆迎合主義はそれを批判することさえある。逆に専制国家であれば、大衆迎合主義は民主国家を志向することもあるだろう。「自由か、それとも目的か。」は、常に堂々巡りをしているのであり、それは古代ギリシアから語りつくされているのかもしれないが・・。

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2012年09月17日

Posted by ブクログ

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it leads an entrance of politics in the perspective of rhetoric.

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2012年01月16日

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