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Posted by ブクログ
アタマのやわらかさは、編集(組み合わせによって価値や新しいメッセージを引き出すこと)によって、対象となるモノや人・情報等の価値を固定させずに、新しい可能性・価値をさがせることであり、クリエイティブな人たちは、思考する際にこのようなアプローチをしている。とてもロジカルで納得感が高い内容。このアプローチは物事だけでなく自分の価値(自分を生かすこと)にも適用できるということも、この先の仕事の仕方に大変参考になった。
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共感する部分多く、好きな本。
<メモ>
・クリエイターは優れたアイデアを評価するときに、ひらめきではなく、発見を重視する。見つけるために、アタマの中でたえず編集が起こっている。編集的に物事をとらえ、編集的に解釈するからこそ、物の価値や意味を普通ではないものに変えることができる。
・アタマのやわらかさは新しい問いかけが生まれる起点になる。
・だれにもいわれていない主張を見出す。
発想の瞬発力ではなく、望むような結果にたどり着くまでのう考え直し続けるか。
・価値を固定させずに、新しい可能性をさぐること
・ものごとを視点で考えること。切り口、アングル。
様々な視点からみつめることで、新しい価値が見つかりうる
・様々な視点とは様々なものとの組み合わせから考えるということ。
文の組み合わせ、写真の組み合わせ、人の組み合わせいろんな組み合わせから新たな気づきが得られる。いろんな組み合わせを可能性を否定せず試してみること。
・編集者は組み合わせを一つ一つ吟味しながら、書き手が伝えようとしている価値やメッセージが適切に効果的に引き出されているのかを確認していく。
・価値は組み合わせから引き出されている。組み合わせが変われば価値は変わる。
組み合わせを作り、引き出される価値を読み取り、価値を判断する。これを繰り返せることが編集であり、頭の柔らかさといえる。
・「困っている」から「普通」と「ふつう」から「よりよい」では、解決の仕方がことなる。よりよいへはゴールが複数存在することに。
・よく知らない情報は創造性に使えない。知っているものに邂逅することで触発され、組み合わせ、編集が生まれる。
調べずにわかる知識を自分のなかに蓄えておく。
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著者と水野学さんの対談を聴いて、その足で書店に行き購入。『アイディアの作り方』などの古典でも詳しく語られることのなかった発想法を、著者の職業である編集者という立場から、「編集」というキーワードに置き換えて解説。アイディアを創出することに苦しんでいる人におススメ。
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常識は18歳までに作る、偏見のコレクションである。
とはアインシュタインのことば。
アタマの柔らかさ。
わたしももちろん足りないし、アタマ硬いよなぁーって思う場面は結構ある。
ただ、わたしの身の回りに一人だけ、この人は頭柔らかいなぁ、なんでこんな風に考えられるんだろう?と、思ったことがきっかけで、その人を思い浮かべながら読んだ本。
そうか、アタマの柔らかさってひらめきではないんだな。
知識と、その組み合わせや、視点を変えることで一つのものを何通り見られるか?ってのが、柔らかいアタマになるのね。
どんどん知識を足して、いろんな目を持つことが大切。
どーしても、わたしの目だけを信じがちなので、、、これは肝に銘じておこう。と思った一冊でした。
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【気づき】
詳しくマインドマップ参照
ペア読で選書
頭の柔らかい人は、
頭の中で編集をしている。
物の価値は、組み合わせの中で決まる。
ただし、
それは独りよがりではなく、
世の中のニーズとも照らし合わせて、生み出していくもの。
この著者が、
編集者と言う仕事をしているせいか、
説明が丁寧でわかりやすい。
論点がはっきりしていて、
主張と例示の区別もつきやすい。
個人的には第3章の5つの創造性の誤りが面白かった。
5つの誤りとは
①子供の発想を取り戻そうの誤解
②新しい価値を見出そうの誤解
③常識を疑えの誤解
④調べればわかるの誤解
⑤創造性で解決するの5階
詳しくは、
マインドマップに書かれているが、
特に調べればわかるの誤解はなるほどと思った。
そもそも自分の知識が調べたこととどうリンクするかわかっていないと調べた事は役に立たない。
その意味でも、
読書はやはり知識をつけるものとして非常に有効だとも改めて思った。
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アイディアの作り方をきちんと説明してくれている本。かけわせという部分が分かりやすかった。もう少し訓練は必要そうだが、別の角度からモノを見たり、掛け合わせを意識することは実践できそう。
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笑いとは、人間的なものが社会的なものに侵食してきたときに起こる(平田オリザ)
広告は見てもらってナンボ。目を止めてもらって、注目してもらわなければいけない。そのためには、言葉であれ、デザインであれ、「すでにあるもの」や「ほかと同じこと」をするわけにはいかない。「新しいなにか」であることが求められる
たとえば。「コーヒー」には「苦い」という"既存の要素"がある。そのいっぽうには、一般論として「子どもの多くは苦いものが飲めない」という"既存の要素"もある。この両方を組み合わせつつ、そのあいだに関連性を読み取ると、「苦いコーヒーを飲むのは大人になった証である」「コーヒーの苦さは大人の楽しみ」といったコーヒーの「新しい価値」が見つかる。それがアイデア、もしくはアイデアのもと
特殊資料と一般資料(ジェームス・ヤング)
「モノ」と「視点」
「モノにまつわる要素」と「人生や世の中にまつわる要素」
「視点から見る」は、「別の要素との組み合わせのなかで、関連性を意識しつつ、価値を読み取ること」と翻訳できる
編集とは、組み合わせによって価値やメッセージを引き出すこと
そもそもモノや人、情報の価値は、組み合わせのなかで決まる
イスの価値は、はじめから決まってるのではなく、さまざまな要素との組み合わせのなかで決定されてる。同じように、世の中のあらゆるモノや人、情報などの価値は、なにかと組み合わせたときにはじめて引き出される。もっと言えば、そもそも世の中のモノや人、情報といったものは、なにか別の要素と組み合わせなければ、情報を発現させることができないーそういう原則のようなものが編集という営みの前提にはある
たとえば、若い男女が歩いているのを見たら、ほとんどの人が「夫婦かな」「友達同士かな」「もしかして..」と、2人の関係(共通項)を想像します。そういった共通項を掴んだ上で、つぎにその共通項において「どこが違うか」を意識する。「どこが同じか」がわかるから「どこが違うか」が意識される
「どこが同じか」が分からないと「どこが違うか」を意識できない
この共通項が、いわゆるコンテクストで、文章で言えば、文脈のこと
Aさんの価値は、Aさんだけを見ているときには、はっきりしません。なにかとなにかを組み合わせたときにはじめて発現する
常識とは「便宜上の価値」のこと
道路にはさまざまな価値があるが、車やバイク、自転車、人などが「行き来する場所」としての価値が標準のものとして共有されていなければ、突然、道路の真ん中で昼寝をする人が出てきたりしかねない。そうすると、コミュニティとしての営みが成り立たなくなる。だから、そんなことが起こらないように、私たちは特定の組み合わせから生まれる価値を、便宜上、「これはこういうものだ」と固定化し、標準のものとして共有している
「常識」とは、特定の社会やコミュニティにおいて、便宜上、固定された組み合わせから生まれる常識
「常識」は、特定の社会やコミュニティにおける行動をスムーズにするいっぽうで、価値を引き出すもととなっている組み合わせを固定する。ほかの価値が引き出される可能性を小さくしてしまうわけで、発想の広がりにストップがかかってしまう
「組み合わせて考える」のは、モノや人、情報の価値を引き出すには、そもそも組み合わせが必要だから
ものの捉え方を変えられない人は、モノだけ、価値だけを見てしまっている、価値が発現していきたものとは思っていない。でも、「価値が組み合わせから引き出されている」と理解して、その組み合わせ自体を変えようと考えれば、捉え方は変えられる。「新しい価値」を見つけられる。それが「アタマをやわらかく使う」ということ
①組み合わせをつくる
②引き出される価値を読み取る
③価値を判断する
創造性に求められるのは「よりよい新しい価値」を生み出すこと
ふつうを、よりよいにする。それに応えられるのが「新しい魅力」
「なにそれ」と「当たり前でしょ」の間にある価値「そうかも」
Posted by ブクログ
視点を変えて考えることは、さまざまなものとの組み合わせのなかで考えること。
編集とは、組み合わせによって価値やメッセージを引き出すこと。
普段無意識でやっていることが言語化されていたので、なるほどなと腹落ちしました。
文句を言いたくなった時こそ、新しい価値や魅力を発見できないか意識していきたい。
Posted by ブクログ
大切なのは、「思いつく」とか「ひらめく」ではなくて、囚われのない目で「見つける」こと!新しい価値の発見、である!
「アタマがやわらかい」のは「考えなおす」から!
価値を固定させずに、新しい可能性を探っている!
普通はこうだけど、こうとも言えるのでは?
著名な広告クリエイターでも、自らの発想を体系化してメソッドのようなものを編み出している人は、いない!ごく普通に考え、悩み、整理した上で、いろんな「視点」から見ることが重要!
アタマを柔らかく使う練習は、何かに文句を言いたくなった時にやると良い!自分が苛立っている理由である「常識」を疑ってみる!
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前半はほぼ同じことを別の言葉で述べている感じで退屈に感じた。それこそもう少し編集できたのでは。。
後半の自分の魅力を編集する話は「なるほどね」という感じ。自分に求められたことに取り組むことによって個性が明確になる、というのは、自分に取り立てて個性がなく牽引力もあまりないと思っていた自分にとって、まずは目の前の作業に真摯に取り組むことも大事だと思えた。
Posted by ブクログ
3月から4月の施策考案する時期に読んだ本。
敏腕編集者の考え方を少しかじることができる本だった。
【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
「アタマのやわらかい」人たちは、モノや人、情報などに出会ったときに「こうだ」と価値を決めつけず、「他にも価値があるのでは」と新しい可能性をさぐる。