【感想・ネタバレ】黄泉坂案内人 思い出の向こう岸のレビュー

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Posted by ブクログ

シリーズ5作目
2017年「小説屋sari-sari」初出の5話と、書き下ろしの最終話で、これで完結かな?

初めて読んだ人は、はじめのうち、強い未練を残して死んで三途の川を渡れずにとどまっている人を車の姿になった速人が運ぶという状況設定が理解できないと思う。

身重の娘が小学生の身代わりに事故死したことを悔やんでいた柔道の捨て身技が得意な元警察官。
7年間引きこもりのネットゲーマー。(死んでない?)
子供の頃自分のせいで行方不明になった女の子を探し続ける認知症の男性。
通り魔に殺された状況を知らず、毎日自宅に帰って家族と食事する男子中学生と、その子を好きなまま病死した女の子の話がとっても切ない。

速人の生前の記憶が消えていく前に、玉置の女神と結婚させて、小学生の娘と妻を招待するという、村人たちの企てはよく理解できないなあ。

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2019年01月27日

Posted by ブクログ

身を挺して少女を救おうとした元警察官の過去、親の認知症に悩むサラリーマンの決意、子を亡くした親と死者を「忘れる」ということ…。いつだって、人は誰かを思いながら、この世からあの世に渡っていく。車の姿になって久しい速人も、現世に妻と娘を残してきている。しかし、その存在を咄嗟に思い出せないことが増えてきていた。そんな自分にとまどいを隠せない速人。一方、「この世」に残された妻・美里のもとへは、なぜか夫の名が「新郎」欄に書かれた結婚式の招待状が届いていた―。面白うてやがて涙ホロリの魂救済ストーリー。

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2018年12月06日

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