超ナルシストのハイスペ証券マン✕ツンデレの定食屋店員の恋を描いた『恋ときどき、焼きサバ定食』や、純情青年✕小悪魔系40代の年の差ラブストーリー『仕立て屋と坊っちゃん』など、初期作品はコミカルな印象が強かった大島かもめ先生。しかし本作では、一見スマートなようで、いろんな痛みや諦念を抱えて生きてきた2人の男性の切実な心の交流を見事な筆致で描き出しています。
優秀な兄の影に隠れながらも「愛されること」を願っていた駿斗と、ゲイである自分を押し殺して結婚しようとしている央倫。互いに下の名前しか知らないセフレ関係にある2人ですが、上司の娘を接待中の央倫が駿斗の職場の呉服屋を訪れて、まさかのご対面を果たすのでした。それをきっかけに、一緒に遊んだり食事をしたり、さらには家に招いたりするようにもなり、もはや「セフレ」とは呼べない関係に。しかし、そんな2人の間に「見捨てられる恐怖」「世間体のための結婚」という壁が立ちふさがります。
「心の底から傷つくのはもうごめんだ」。いつの間にか“チキンハート”になってしまった2人の絶妙な距離感ややり取りが、読み手の心をギューー―っと切なく締め付けます。決して大げさではない何気ない仕草や言葉、表情で繊細なドラマを紡ぎ上げる、大島先生の大傑作と呼びたくなる作品です。
感情タグBEST3
作者
&シリーズ買い。
何気なく感じるストレスやイラつきが、パートナーのいるもとで癒されていくのがわかる。
とっても素敵なお話でした。
出会いの一冊目の長編以降、
2冊目and3冊目、、、っと
短編が不規則に続き
とても感謝です。
雰囲気的に未だゆっくりと継続する感じが。
大好きな2人のこれからをゆっくりゆっくりと
見ていきたいです。
最高級のエピソードでした。
とても心が温まって晴れやかになる、屈指の「another story」でした。☆5以上と言いたいです。
大島かもめさんの硬めでしなやかに描かれるタッチが、更にこの逸話を際立たせていると感じました。
★無限大
すごく短いお話でしたけど、変わらず、めちゃくちゃ素敵な2人でした。
央倫さんがなんか穏やかな表情になってて、駿斗と幸せに過ごしているんだな~と思って安心しました。
これからも短くてもいいから、この2人のその後を見続けたいです。
全30ページなのですが二人の良さがぎゅっっっっと詰まったアフターストーリーでした。コンビニバイト君からのドライヤーお出迎えはキュン倍増。
ヒロミチ目線
2人の日常が少しだけ垣間見えて幸せだった。
人は余裕がないと他人に対して優しい気持ちになれない事を、人身事故の電車遅延で目の当たりにするヒロミチ。帰りに寄ったコンビニでもイライラした店員と遭遇。沈んだ気持ちで家に帰ると、優しいハヤトの笑顔。
ほんのりと温かい2人の日常にほっこりした〜。
匿名
美しい
30ページとは思えない満足さです…!!このページ数の中にも起承転結があってすごく読み応えがありました、最高です…!また2人のその後を見れたらなぁなんて思います^ ^
匿名
2人が幸せそうで、嬉しくなりましたー。
あと、思ったのは駿斗がすごく若返ってた。笑。
コンビニのバイトくんの事、そんなに似てないでしょ?若者じゃん。
って思ってたら、でてきた駿斗も若くなってて、ホントだ、似てるってなった。
作者買いです
あ~、短いな~
もう少し長めにゆっくり書いて欲しかったな!でも、かなりの満足感。
まだまだ続いてほしい。
・・・顔が変わったのは気のせいだろうか・・・
何気ない日常。
トラブル続きで、遅くに帰宅。
疲れMAXでも、駿斗の「おかえり」で癒やされていく
央倫。
余り顔に出ないけど、ほっとしているのが
良い。
相変わらずエロくて、かっこいいふたり。
ほほ~
なんだかんだで幸せそうで何よりです。私としましてはまだまだ二人の続編を描いてほしいです。ところどころクスッと笑えるところもあり良い作品だと思います。