【感想・ネタバレ】地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門のレビュー

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Posted by ブクログ

様々な事例も含めて、小説的に書いてある著書だった。

結局何をするかも大切だけど、誰とやるかの方がもっと大切なのだ。

気づいたときにやってしまえば、本来数分で方がつく内容を屋さんを使うから、庭と数時間数日かけていた僕らが今までやってきたとは、正反対のやり方がそこにはあった

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2023年09月27日

Posted by ブクログ

手に取ってから読み始めるのに時間がかかってしまったが、読み始めたら早かった。凡人のための、なんてとんでもない。なかなか、こうはいかない。
特に会社勤めから一歩踏み出せるのはほんとにすごい。でも、そんな背水からの一歩に価値があるんだろうなぁ。次回は紙の本でゆっくり読みたい。

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2023年03月28日

Posted by ブクログ

とても面白かった。
プロセスが重要で、結果ばかりの羅列には意味がない。をこの小説形式でプロセスというか、なぜそう言う考えに至ったのか。と言う部分が良く見えてわかりやすかった。

抽象的な理解はできても具体化には知恵や経験がどうしても必要になるためとても助かった。

税金はどのように使われるべきなのか
先を見なくてもいい人のなすがまま進んでいる現在のために、凡人以下の身ながら何かやれる事はないかと考えるようになった。

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2023年03月16日

Posted by ブクログ

よくある物語形式で書かれた地方創生の取り組みのお話ですが、内容は、これまで読んだ対談形式本で1番濃くて為になる本でした。

東京でサラリーマンをしている主人公が、地方の実家の片付けにいくつもりで帰ったら、昔の友人に会って地方再生をやっていくことに。
成功すればやっかまれ、失敗しても嫌味を言われる地方で、七転び八起きする姿を描く。

あちこちで聞いた事実に、これじゃあな、と思いつつ、現実的なビジネスとしての視点からの学びの多さに目から鱗。

二宮金次郎が地方創生の第一人者とは知らなかった!

補助金にしがみついた、儲ける仕組みが作れない実態や、それを当てにすることの危険性など、バッサリと国の取り組みを否定して潔い。

うまく活用して成功する方法はないのか?とまたプランを考え直すきっかけになりました。

腹括った地元の実践者が必要ですが、高齢化が進む地方にそんな人材がいないことも原因でしょうね。

空き家問題なんて、日本の税金の制度が問題だったりと、残念すぎる事実に驚きました。

色々聞きたいことが出てきて、著者の木下さんに会いたくなりました。

この人ほんとすごい。

オーディオブックで聞いたら、男ばかり出てくるのにナレーションが女の人で、合わなかったのだけマイナス。
大阪弁も下手だったのが気になってしまった。

しかし、夢ゾウのガネーシャも大阪弁だったし、キーパーソンをなぜ大阪人にしたがるのだろう。

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2022年07月01日

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事業経営による都市再生の実践やその後のノウハウ共有などで有名な木下斉による、地域再生をテーマにした小説。地方から出て東京で働く主人公が、シャッター街の広がる地元で事業を起こし町を再生させるストーリーを通して、地方で事業経営をする際の勘所や落とし穴を紹介している。これを読むことで、起業家精神の実践やその意義を学べるほか、具体的な事業の立ち上げ〜拡大〜承継までざっくりとではあるがイメージがつくようになる。

「起業家精神」ってここだなあと思わされる、本書の重要なメッセージは以下の通り。

◆補助金は貰わずに自分の金で事業を進めること
・短期的には補助金の予算がつけば楽だが、長期的には経営が緩んで補助金依存になったり、市政次第で打ち切りになり不安定だったり、自社は儲かってもその事業自体が収益性がなければ地元は潤わなかったりするため、なるべく避ける

◆本業を大切にすること
・有名になるとヒアリングが山ほどくるが、有料にしたり、時間を決めたりして本業のための時間を確保する

◆事業は尖らせること
・東京にあるなら東京でいいし、量販品なら量販店でいいので、地元にしかなくてそこまでお客さんが来てくれる、尖った魅力的なサービスを用意すること

◆先回りして営業すること
・いきなり大きなことを立ち上げる前に、やろうとしている事業の潜在的顧客を先に掴んでおくこと。例えば、テナント貸を始める前に、路上マーケットを初めてテナント候補を見つけ、そのテナント候補が収益化できそうかを見極めてから、事業を開始するのか良い

◆魅力的な人とやること
・いい人が集まり、人を動かすためには魅力的なメンバーが必須

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2022年03月31日

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地域創生の物語を小説形式で書いた本。リアリティのある話ですごく勉強になった。
まちづくりの成功のヒントがたくさんある内容だったので、行政職員にも読んでもらいたいと感じた。

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2022年03月19日

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地域再生について、小説形式で書かれている。
地元の反対勢力、ばらまき公務員、いらないコンサル、など様々な問題が書かれているが、全て著者が経験しているからこそ現実的だ。
(自分は補助金関係に仕事上少し関わりがあるが、かなりリアリティがある)
最初に立てた計画通りに年単位で全く変更しないなど現場ではあり得ないが、公共事業では変更が難しい。
半年以上前に予算の組み1円たりとも簡単に増減できず、内容の変更も事前に公平性を客観的に証明できるように書類を細かく準備するから難しい、という税金の使い方と、資本主義の社会が合っていない。
そして補助金を受け取ると現場が疲弊していく。
所々に入る著者の注釈もかなり頷ける内容。
地域外から若い力を呼ぶ、というが、実際は地域に根ざしていないと発展せず、地域の中から自ら立ち上がる若者がでてきた地域がうまくいく、などなどひとつひとつそうだよなあ、と思う。
著者の本は数冊読んで、全て面白いと感じたが、この本が小説というフィクションでありつつも具体例が多いため一番勉強になった。
地域再生に関わりたいと思うなら、どの立場からの関わりでも必読の一冊。

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2022年01月31日

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・ヒト、モノ、カネがなくても、困難な状況にめげずに足を一歩出し進んできた「凡人」がいるかどうかが明暗を分ける。
・完全な車社会なのに駅前にこだわるのは馬鹿げてる。
・メインストリート=店前の人通り、と路地裏=しっかりと顧客を絞っていいサービスをしていればだが、の関係が逆転。
・無料の駐車場は補完的な機能でしかない。
・不安だからとやらなければ、いつまでも不安がただそこにあるだけ。悩んで暗くなっている人を誰も助けてはくれない、不安である時こそ、明るく前向きに考えて不安の原因を解決する方法を試すなど自ら動き出すことが必要だ。
・デザインに限らず感性やセンスは事業に取り組む上でとても大切。

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2021年11月10日

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フィクションの中に実際の地域活動の取組が書かれている事が実例よりも自分事に感じられます。
覚悟と勇気、腹を決められるか考えさせられます。

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2021年07月12日

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地方創生とかよく耳にするようになり、紹介されていたので読んでみた。

実際に地域と向き合い様々な取り組みをされてきた経験を物語形式で紹介頂け、非常にわかりやすい。

逆算開発などは、地域再生だけで無く普通にビジネスをやる場合に有用な考え方であるし、共創の考え方(イマドキぽくはありますが)も非常にわかりやすい。

素人なりに情報収集してた事と現実とのギャップに驚くと共に、やはり地域に根ざして、地域に向き合うことが大切だなと再認識。

大阪府出身、神奈川県在住と言うことで人口がどんどん減り、シャッター街化が進んで大変という感覚は持ちにくいというのが正直なところ。

しかし人口減、超少子高齢化社会を迎えている日本を目の当たりにしている今、私にも何か出来ることがあるかも。(スケールが大きすぎるが)

お役所仕事、名ばかりコンサルとして登場する話も興味深い。血税を誤った目的、主旨でバラまく、掠め取るというのは憤懣やるかたないが、すべての人がそういう訳ではないだろう。

本著とは逆の立場のの意見も聞かないと偏ってしまうので、拙速な判断をしないように注意ですけどね。50歳手前でこのような本に出会ったというのも何かのご縁。まだまだぼんやりしているが、誰かのためにという事ではなく、自分事として取り組めるものを見つけたい。

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2021年06月21日

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オーディオブックで読みましたが、手元に紙で残しておきたい良本。
真に地方創生に取り組むことの難しさ泥臭さをこれでもかとリアルに描いた上で、それでも挑戦したいと思わせてくれる。

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2020年12月27日

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まさに地方創生の本質をついた本。
国は他の成功事例(に見える)を模倣するための補助金を地方に配る。
周囲の人も無い物ねだりで、なぜ同じようにできないのかと。
地域で稼ぐ人は、国の進める地方創生とは少し離れたところにいるのかもしれない。

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2020年08月18日

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◯問い
 地域再生に行政の支援は必要なのか

◯答え
 ・補助金による支援は必要ない
 ・地域支援も今の時代に合わなくなったらやり方変えるかやめる。その際従来の考え方の人たちとなぜ対立するのかに着目する。
 ・人材養成、情報発信、他地域や企業団体とのつながりづくりでは支援できる余地ある
 ・中長期的に見て支援することで投資回収できそうだったら支援する

◯根拠
 ・補助金は短期的にはインパクトあるかもしれないが、予算切られたら終わり。地域を補助金に依存させることは行政の罪
 ・地域も高齢化や人口減進む中、ニーズ多様化している。従来のやり方は継続できない。
 ・企業や団体とつながり作りやすいのは行政の強み

◯やること
 ・何を言うかより誰が言うかで人は動く。気にかけていることが伝わるように日頃から振る舞う。
 ・やらなくても人の命に関わらない事業をやるとき、なぜそれをやるのか、全員で共有する。
 ・打合せでは次にやることと期限まで宣言してもらう。

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2023年12月31日

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補助金がダメな理由が納得できた。冴えないサラリーマンが地元に帰って地元を活性化していくというストーリーで分かりやすくよかった。しかし、事業で失敗したのが市と組んだときのみで純粋な失敗がなかったのがご都合主義を感じた。

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2023年01月24日

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国や地方からの補助金に頼ると補助金獲得が目的化してしまい、補助金打ち切りと同時に廃業となってしまう。
自分たちで事業を、回すというマインドがなによりも大事。補助金はあくまて補助。

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2022年07月16日

Posted by ブクログ

audiobook.jp の聴き放題に来ていたので聴いてみた。

内容はタイトルの通り。地域再生について。1人称視点の物語仕立てで描かれる。

主人公は、良い大学を出て、東京の良い会社で働いていた男性。実家の用事で地元に帰省した際、ひょんなことから地域再生に関わり始める。

地域再生に関して、主人公はこれまで培ってきた自分の能力が通じないことを実感。挑戦心を掻き立てて、東京の会社を退職。フルタイムで地域再生に関わり始める。

地域再生の内容は本格的。地元のイベントの出店してみたり、法人化してみたり、古民家シェアハウス事業を始めてみたり。具体的な内容が出てくるので、とても勉強になる。

しかしもちろん事業は万事順調というわけではなく…。補助金をちゅーちゅー吸い取るだけのコンサルや、思い通りにいかない相手を排除しようとする行政担当者など、地域再生の苦労もよく描かれている。

面白かった。この分野について全くの素人なので、とても興味深く読んだ。筆者は他にも、地域再生の書籍を出版している模様。新書の方が良い読者にとっては、そちらもオススメになるのかもしれない。

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2022年06月28日

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これからの日本の発展を考える上でも、ものすごくタメになる示唆に満ちた内容です。民間人が自分達の街を自分達の手で如何にして魅力ある、人を惹きつける、稼げる街にしていくか、そして持続的発展に繋げていくか、根本的なところでガツンとやられた気分です。

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2022年05月31日

Posted by ブクログ

必要なのは、才能じゃない。「始める勇気」だ。
補助金に頼らず、自分達ができること、できる範囲で事業をつくり、運営していくこと。失敗をしても、めげずにどういう風に軌道にのせて進めていくのか、一部ポイントを解説しながら物語が展開されていて、読みやすかったし自分ごとのように感じられた。

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2022年03月25日

Posted by ブクログ

「経営」とは決して大仰・高尚なものではなく、「商売」の当たり前の感覚から離れずに仕事をすることなのだと気づかされた。

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2021年10月17日

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ネタバレ

地域活性化をきちんとビジネスとして行え!をストーリーベースで説く本。ストーリーのお陰でとても読みやすい。主張が極端で補助金を完全に悪者としてしか描いてないところは一面的でマイナス。実際は功罪あるし、地方分権された予算をどう使っていくか?は真剣に考えるべき問いなのでそこも語ってほしかった。

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2021年07月03日

Posted by ブクログ

小説スタイルなのでよく話ができてる感があるのは当然。
後半は役所批判が多くて人付き合いばかりでちょっとだらだら感じる。けれど、現場の人の思いはまさしくこれなんやろ。

事業を自分で起こすときの、失敗集、とみるとこの本はとても示唆的。

自分でもまだいけそう感が湧いてくる。

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2021年05月25日

Posted by ブクログ

補助金に頼って取り組んでるようでは、生き返れない。

ひと同士、民間、行政と全てにおいて温度差があるから難しいよね。

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2021年05月22日

Posted by ブクログ

木下さんの本は好きだし、わかりやすく為にもなる本だと思うけど、補助金を悪と決めつけることが事業計画のスタートにはならない。
物語だから分かりやすい悪人が必要なんだろうけど、行政や補助金を見誤りそう。

地域再生コンサルに害が多いのは間違いないけど。

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2021年04月30日

Posted by ブクログ

地方の問題点それを解決していく方法など学びが多かった。
ストーリー調のためよみやすくイメージしやすい。
とにかく尖った企画を。地元だけでなく外と連携しマーケットを全国に

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2021年03月15日

Posted by ブクログ


●補助金を得ることが目的になるな。小規模でも稼ぐ仕組みを。とがった企画を。マーケット。
●人口減少で所得減で供給過多。先行投資はリスク。営業→事業計画がベター。需要を見つける。
●「地方の衰退」「地方自治体の経営破綻」「少子化問題」を混在させるな。東京から地方への人口移動では解決しない。

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2021年01月05日

Posted by ブクログ

地方創生と言われてパッと思い浮かぶ人物のひとり木下斉さん。
少しでも観光戦略部での取り組みに関心があれば読んでおいても損はないかと。「地方創生大全」でもありですし、地方創生本を沢山あります。
狂犬などと言われることもありますが、地域を良くしたいという愛にあふれていることは間違いありません。

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2021年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地域活性化はどうすれば良いのか。地域が活性化することでどんなメリットがあるのか。現段階でどんな障壁があるのか。論文を書いてから6年経つけれども、やっぱり好きな分野だな。

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2021年01月01日

Posted by ブクログ

地域創生のリアルが書かれた本。作者の木下さんが直接言えないことを小説を通して言い切っている物語。これからの地域創生に携わりたいもの、携わるもの、受け入れるものに向けたリアルな指南書。結局は役所が関わることが全ての失敗の根源であると思う。公務員は転職市場では価値がない。あるのは権力だけ。本当の能力を持つものを活かせない仕組みが、この国を悪化させている。それに気づいて欲しい。

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2020年08月10日

Posted by ブクログ

ちゃんとしてる本。小説仕立てではなく、補助金の問題や地域再生についての考察があれば読みたい。
と思って調べたらいろいろ書かれてますね。しかも一冊読んでた。

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2022年12月24日

Posted by ブクログ

ちきりんさんと良く対談されている方なのでどんな方なのか気になり読みました!地方創生のみならず、様々な活動をされているのですね。田舎がないワタシですが興味深く拝読。

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2021年07月26日

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