【感想・ネタバレ】トロッコ・一塊の土のレビュー

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Posted by ブクログ

短い文の中に、トロッコの駆け抜ける躍動感、少年が感じた心細さや恐怖心が手に取るように伝わってきた。少年の心細さの要因として、暗闇の中で今日は母に会えないかもしれないという気持ちがあったのではないかと思う。最後の「26の歳、彼はどうかすると理由もないのにその時の彼を思い出すことがある」という文に涙がでてくる。その感情知っているかもしれない。大人になっても突然、母(自分の生命の帰る場所、この場合必ずしも母親ではない)場所へ辿り着けないように感じ、言いようのない心細さを感じる場合がある。

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

気に入った作品
あくまで個人のメモとして

「庭」
人の営み
無常感
たった9ページなのに
時の流れの余韻

「猿蟹合戦」
社会風刺もあるようだけど
パロディ面白い
こういうの国語の教科書に
載せればいいのに

「一塊の土」
外づら内づら
家族間のエゴ
フラストレーション
それでも生きていく

一二三館書店にて購入

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2023年10月03日

Posted by ブクログ

案外に読みやすい作品、少し読みにくい作品、物語の帰結がよく分からないもの‥芥川龍之介の作品であっても全てが名作の名作というわけではないとは思う。

でもタイトルになっている作品は、人間なら誰でも覚えのある普遍的な感情を克明に描き出していて良い。
あと、おぎん、白、雛も好き。
ふとしたシーンに、えも言われぬ情感を込める才覚は、芥川龍之介はずば抜けていると思う。

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2020年10月12日

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