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「くらべる東西」の姉妹編。西日本と東日本だけに限定せずに、いろいろな2地域でいろいろなものをくらべてみようという写真+解説集。同じ名称のものが地域によって微妙に、あるいはかなり違うというのは、なかなか見る方としては面白い。へえーとなること請け合い。全国各地の情報誌みたいでもある。
スコップとシャベルの東西での逆転や、納豆の違いなどはよく知られているだろうが、「いがまんじゅう」の違いには驚いた。あんころ餅の上に米がのっているものとばかり思っていたが、埼玉の鴻巣市では赤飯でくるんでしまっている。
「かまぼこ板」は大阪では板のにおいが蒲鉾につくのを好むが、他地域ではそうではないらしい。
「餃子」は浜松ではキャベツがメインで、宇都宮市では白菜がメインだとか。
「ソースカツ丼」には、キャベツの上にカツがのっているものとキャベツがないものがある。
「鎌」にもいろいろなタイプがあるらしい。
「城」は西日本では石垣があるのが多く、東日本では土塁のものが多いとか。東日本は徳川の影響が強いから。
「たぬき」たぬきうどんやきつねうどんの区別は難しい。
「止まれ」道路上の止まれの塗装の字体が大阪と東京では違うなんて!
全31+コラム。
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このシリーズ、いいなぁ。
東西、日本を暮らしたことはあるけれど
知らないことは、案外多い。
南北、日本を旅してみたけれど、
旅ではわからなかったことも多い。
この本を読んで、また日本のあちこちを
確認すべく旅したい。
まずは山口のういろうを食べてみたい。
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日本全国から顕著な“違い”を選んで紹介。
五十音順、見開きでそれぞれの画像。次のページに解説。
充実したコラムやこぼれ話有り。
撮影協力有り。主要参考文献有り。
東西もあれど遠隔の市や県、隣接した地域でさえも違いがあります。
鎌の形状と柄の長さ、みたらし団子の団子の数、春巻きの生地、
スコップとシャベル、百人一首は全国と北海道で違うとは?
芋煮は某番組で見たけれど、あれは動画で一瞬。
こちらは写真なので、隅々まで比べられ、記憶に残ります。
その楽しさは本だからこそ!
え、こんなところにも違いが?の発見が楽しいです。“れ”とか。
文章も簡潔で丁寧、かつわかりやすい。
何度でも眺めてみたくなる一冊です。
あ、でもわらび餅の黒蜜は、葛餅も影響していると思うけど。
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未知の世界がまだまだあるな~Σ(゚ロ゚;)確かに「たぬき」はお店で注文する時メニューに写真がないと、ぷち冒険気分(・・;)そしてドリカムの曲に「コクワの実」が出てきて「なんじゃそりゃ?」と思った事を思い出した(^^;)東北へ行くようになって「あ~これが!」と判明(^^)日本は狭いと言っても、文化はそれぞれ(;゜∇゜)新しい発見はとても楽しい♪
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表紙の左はシャベルで、右はスコップ。
これに異をとなえるあなたは、関西方面の方では?
念の為言うと、工業規格、メーカー定義では「足をかけられるのがシャベル、足をかけられないのがスコップ」(84頁)だそうだ。
関東は逆だがその理由はわからないらしい、が、衝撃的な事実だった。
「芋煮」
親戚から「イモニカイって知ってる?」と尋ねられた時、芋焼酎?(二階堂?)オモニの仲間かなんか?(韓国語?)と全くわからず固まっていたら、そうか、東京の人は知らないのか、と悲しそうに返された。
しかも山形と仙台で使う材料が違うって?!
芋煮、奥深い。
「止まれ」
路面の止まれの「れ」の字。(118〜121頁)
大阪府と東京都で違うらしい。
全国統一でないの?
他にも「月極」「月決」、百人一首など、常識と思っていたことがそうでないことを知り、目から鱗だった。
世界が広いの前に、日本も広い!
それにしても、ダムカレー、ソースカツ丼、定食、餃子、なんてうまそう!!!
腹が喉から手を出すぞ!
そうそう、職場の人が、大阪から東京に来た時、「たぬきうどん」を頼んで「変な天かす」が出てきてびっくりしたっていっていたっけ。
頼むときはご用心。
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東西比較,特定の地域と全国の比較,同じ言葉でも地域や文化によってはそれが表すものが異なる。こういう発見ができたら気持ちいいだろうな。比較は写真と文で。収録項目例:イカの塩辛→白・赤・黒,芋煮(これは有名),たぬき,みたらし団子,名字(西日本は田中,東日本は佐藤が多い),・・・。次の出張が楽しみだ。
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『くらべる東西』と比べると「東西」に縛られないぶん、自由度が増した感じ。「止まれ」の「れ」の形は気が付かないなあ。仙台大観音ってどこにあるのか知らなくて見たことがない。
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「目でみることば」シリーズ第11弾。同じ名称の表すモノの地域による違いを集めた本で、全31種+コラム11編が掲載されています。まず見開きで2枚の写真があり、次の見開きで詳しく説明してくれます。違いを見つめる視点に優しさを感じます。
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【あらすじ】
好評の「くらべる」シリーズ最新刊。今回は日本全国をくらべてみた。ご当地あるある決定版。
昔、何かのテレビ番組で「カレーに入れる肉は牛か豚か」というテーマで調査をしているのを見たことがあります。最終的に静岡の大井川を境に分かれていて、その理由が「昔の大井川は交通上の難所で、渡し船を使わないと渡れなかったことから、人の行き来が少なく、文化も分かれたのでは」とのことで、とても興味深いと感じたことを覚えています。
普段何気なくやっていることや発している言葉が、実は地域特有のものだということはよくある話です。それが何故そうなったのか、理由を調べていくと面白い結論にたどり着くかもしれません。取り急ぎ、なぜ関西だけエスカレーターで立つのが右側なのかを知りたいです。
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地方によっていろいろあるんですね。この本では東日本と西日本を比べているのではなく、同じテーマで特異なところを二つずつピックアップして紹介しています。