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Posted by ブクログ
戦後日本を舞台に、サラリーマンの悲哀を描いた短編集。
本屋で見かけて購入。もちろん現代から見れば時代錯誤な内容もあるが、戦後直後のサラリーマン風情が思いのほか共通項があることに驚く。
Posted by ブクログ
昭和初期のサラリーマンたちの悲哀を描いた作品であるが現代風な文言で物語を進めているので大変読みやすい。
短編集であるので良い意味で時間潰しにもってこいの作品だと思う。
Posted by ブクログ
入社10年目の風間京太の会社での日々や、会社で出会った人たちのことを綴った短編集。現代なら通用しないであろう理不尽な慣習も含め、昭和のサラリーマンの姿が描かれている。
本のタイトルにもなっている"英語屋さん"は、通訳として採用され、その実力は認められながらも、癖が強く、嘱託職員のまま定年を迎える予定の茂木さんのことを描いた話。
茂木さん同様、嘱託職員として入社しても、要領よく正社員になっている人もいる中で、内心面白くないと思うが、自分の仕事には責任と自信をもって取り組み、重役とも互角にやり合う。世渡りは下手でも、こういう人が社会人としてカッコいいと思う。