【感想・ネタバレ】にょっ記のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

日常の中でのくすっと笑える発見や、物の見方、妄想など、想像力に満ちた「日記」。
そんな日記の中に挟まれたメルヘンチックな話もほっこりする。

フジモトマサルさんの挿絵も素敵。本文の内容をそのまま絵にするのではなく、少しずつ文章の内容からアレンジが加えられた作品になっています。

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2024年01月21日

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とても、とても好きな本だった。
小さくて、可愛らしいんだけど、ふとした時に下ネタが入ってきたり、俗っぽくなるところが、そういうところがものすごく“普通”な感じがして好き。

特に良かったのは、
真夜中に、ぬいぐるみたちに通知表を配る日。
分かる!!

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2022年06月01日

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穂村弘さん、面白すぎ!!
にょっ記、にょにょっ記、にょにょにょっ記
と3作品一気に読んでしまいました。
世の中を穂村的視点で観察、分析、そして
謎のノホホン化学反応で
ほほ〜と感心させたり、ちょっとおチャラけてみたり
おいおいと心配にさせてみたり
この方は本当に歌人なのでしょうか。
エッセイなのに出来が良過ぎます。
あとがきの「偽にょにょっき」がまた面白い。
にょっ記 長嶋有さん、にょにょっ記 西加奈子さんと豪華な顔ぶれ。
フジモトマサルさんのイラストもふんだんに織り込まれており
文庫でなく単行本も買っておくべきか悩んでしまいます。

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2020年09月12日

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不思議なエッセイ(的なモノ)。

ちょっと前、書評サイトに「にょにょにょ」が紹介されており、何やら面白そうだと思ったら、既刊で「にょ」と「にょにょ」が出ていることを知り、まずは「にょ」だろうと読んでみた次第。遅ればせながら。

どこまでが事実で、どこからがファンタジー(?)なのだろう。

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2018年09月25日

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おもしろかった。
フジモトマサルさんの挿絵目当てだったんだけど。それ以上におもしろかった。
くすっと笑ってしまうことや、日常の何気ないことを留めておくいとおしさ。

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2018年09月06日

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ちょっとくだらなくて下ネタもあり、何度も噴き出しながら読みました。
嘘なのかほんとなのか分からないような日常のあれこれ。言い回しが時折詩的なところもぐっときました。
面白いフォロワーの呟きをぼんやりと眺めてる感じに近い本。

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2018年02月25日

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偽日記。

日記形式で綴られたの随想?空想?妄想?詩?

大仰なホラを吹いているわけではない、大発見をしたわけでもない、それこそ誰もが見たり聞いたりした事がありそうなものの中からピンポイントで面白いものを突っつき出す眼差し。
しかもそれらを冗長に語って聞かせるのではなく、あくまで手短に。シンプルに。なのに(だから?)こんなに面白い。

1月15日~18日の「怖かったこと」が好き。本当に怖い。

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2017年08月03日

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8月21日 おりまーす
私は混んだ電車に乗っていた。
目的の駅に着いたので、おりまーす、と呟くと、前に立っていた女の子が、はーい、と云って道をあけてくれた。
やさしい、かわいい、あかるい
やさしい、かわいい、あかるい
やさしい、かわいい、あかるい
やさしいと思って、涙が溢れる。

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2024年02月13日

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ネタバレ

『「表現の動機が自己の拡大欲求のみである場合、実際に書かれたものがそれでも人類にとって価値をもつ可能性はありますか」「ない!」即答だった。』
公共の場で読めない書物があるけどこの本もまさにそれでした。「あたしが、高知城を建てようと思ったとき、…」ってなる武将OLなんだろ。吹き出してしまう。シビア、とかうわぁ…ってなるところもあるけど、どこまでもとぼけていました。
フジモトマサルさんの挿絵も良かったです。長嶋有さん文・名久井直子さん挿絵の「偽ょっ記」も好き。よく見ると日付がへん。

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2022年11月24日

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ネタバレ

フジモトマサルさんの絵に導かれて。ちょいちょい妄想が入る日記。天使は、比喩的に表現されているのかと思いきや言葉通りの意味とわかり、その瞬間に脳内映像が切り替わる。私は『夏期學習帖・その3』がとくに好きだ。「修身」で素晴らしい心得を書いているのに、「國史」で皮肉かとツッコミを入れたくなり、「地理」に至っては、図らずもバナナは台湾でなければ買わなかった曾祖母との在りし日が懐かしく思い出された。

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2022年03月01日

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現実なのか、パラレルワールドなのか。
穂村さんが書かれる日記は、くすりと笑えたり、可愛かったり、発想にハッとさせられたり、読んでいて心地よかった。
続編も読みたい。

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2021年10月21日

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再読。集中力のないときに読むのにぴったり。和む~。他人の会話についての日記が好き。フジモトさんのイラストも可愛い。

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2020年05月28日

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これは…電車の中で読んではいけないやつ。
思わず笑顔、クスッと笑い、時に爆笑!

穂村弘さんの考えてることが面白すぎる。
そして、フジモトマサルさんのイラストでさらに愉しくなる。

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2020年01月18日

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面白い。ときたま登場する天使が示唆に富んでる?ようで実際大した意味はないのか、分からないところがいい。
虚と実がひっくり返る感覚が味わえる。
ただ空白が多いのですぐ読み終わっちゃう。あ、挿絵は可愛いからいいのよ。

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2019年12月16日

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3冊めのにょにょにょっ記を先日読んだばかり。順番が逆になっちゃったけど、にょっ記シリーズ(?)の1冊めをやっと読めました。あぁ面白い。フジモトマサル氏のシュールな絵と穂村弘氏の文章の書き方がとてもツボにハマる。母もこの本を読んでいて親子でファンです。「女性百科宝鑑」は声を出して笑ってしまった。

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2019年12月12日

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この続編ともいえるにょっにょっ記を先に呼んで面白かったので最初のにょっ記も呼んでみた。こういう時間の使い方をしたい。憧れるわね、この日々の生活。

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2018年07月05日

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ネタバレ

 形而下から形而上へ言葉を往還させながら綴った、ほむほむの“現実日記”。うこんやちんすこうで笑ってしまうのも、女言葉を練習するのも、ジャニーズに入るのを夢想するのも、小学校高学年男子の発想やで。そういうところがかわいくてしかたないのだけど。
 フジモトマサル氏の挿絵もやっぱり大好き。癒される〜。

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2017年01月04日

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歌人ゆえに言葉へのアンテナが高いのか、高いから歌人になったのか。。いずれにしても素晴らしい。 「うこん&ちんすこう」ネタはツボかも。

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2016年05月29日

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穂村さんのエッセイを外で読んではいけない。なぜって、もちろん笑いがとまらないから。彼にかかると、平凡な世の中すべてが宝物に思えてくるから素晴らしい。
装丁:名久井直子

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2016年10月16日

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にょにょにょっ記から来たのでしょっぱなから切ない内容に衝撃を受けるも、その後すぐ通常運転になって安心した。ジャニーズの件が1番笑った。

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2023年06月27日

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ニョッキの発音でにょっ記なのか、日記の発音でにょっ記なのかとどうでもいいことを考えながら一気に読みました。読んでも読まなくてもいい感じの本ですが、読むとちょっと楽しい気分になれる一冊だと思いました。

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2023年04月16日

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にょっ記のこの現実から飛躍していく思考の感じって自分にも覚えがあるけど、私のはこんなに面白くないんだよなあ。やっぱすごい人はすごいな。読んでて楽しい。

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2023年03月10日

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「本当はちがうんだ日記」に続く、歌人の「穂村弘」さんの、いつものやつで、現実と妄想と彼の願いとが入り混じった日記風の内容は、どれなのか分からない曖昧さが魅力であるのに、巻末の文春文庫の最新刊紹介では、「短歌の鬼才の爆笑偽日記」と書かれていて、はっきり偽と書くなよと思いましたがね(笑)
しかも、全部が全部、偽だとは思えないのに(「推薦本」の平井和正の死霊狩りは、たぶん本当)。

ただ、今回はあまり私のツボにハマらなかったというか、「ふ~ん」って感じでさらっと読めてしまったものが多く、その理由は、長嶋有さんの「偽ょっ記(解説に代えて)」において(名久井直子さんのイラスト可愛い)、『他のエッセイよりも更に俗な気がする』や、『天使というのがまた、俗に対する清らかそうな存在として、なんだか手近すぎやしないか』に肯けるものがあり、穂村さんは独身の頃の方が、実は凄かったのではないかと感じ、初期のエッセイの衝撃的な内容に比べれば、とてもまともになられたんだなと、変な感慨を抱いてしまいました。

しかし、それでも穂村さん独自の繊細な感性に共感できる部分もあり、「クワガタ捕り」の、『子供には、徒労とか無駄とか虚しいとかみじめとかいう感覚がないのだろうか』には、確かに『懐かしさ以上の眩しさを感じる』ことで、子供時代のキラキラした素晴らしさを実感されているし、他にも、「電車の子供」や「真夜中の先生」、「ピアノ」等には、穂村さんの絵本好きの一面が覗えるし、「セイロガン」は、子供心のやり切れない叫びが聞こえそうで、臭いなかにも切ないものを感じさせられました。

また、穂村さんの本好きのエピソードである、「科学クラブ」、「夏期學習帖」、「女性百科宝鑑」には、穂村さんの本に対する向き合い方が垣間見えて、興味深いのですが・・・ただ、全部本当なのか気になって、夏期學習帖の問ひの一つ、「織田信長の功績(てがら)を書きなさい」の答へが、「信長の死」。
うーん、上手すぎる気もして、穂村さんの答えかもと迷ったり、その後の問ひの答へが「バナナ」なのは、ほぼ確実に嘘だと思えそうですが、大正十五年ならあり得るかもしれないとか思ったり、こうした推測のさせ方に、穂村さんの、人間に対する多様な見方や、一筋縄ではいかない面白さを感じさせられて好きです。

人間の面白さといえば、名久井さんのヒートテックもそうですし(あの名久井さんがというよりは、これぞ人間だと思える)、彼女の表紙の数字のデザインには密やかな喜びが滲んでおり、また、フジモトマサルさんのイラストの「ヤブイヌ」について、実は穂村さんの、あるイメージを表しているそうで、実際にネットで見てみると、つぶらな瞳が可愛らしくて、足が短いのはあまり気にならず、寧ろ、愛嬌のある個性に感じられました。

しかし、本書のヤブイヌは、もう少し酸いも甘いもかみ分けてきた、大人の熟練さを感じさせられて、独特の雰囲気を醸し出しているのが印象的でした。それでも汗をかいてる姿は、そのまま穂村さんのようで、面白かったですけどね。

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2023年03月08日

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「これ知ってる。」息子は突然私が読んでいた本を横取りして読み出した。
あのさ、母さんまだ途中だけど。

「なんて知ってるの?」
「この間お父さんといったマルジナリア書店に置いてあった。」
「へえ〜あそこ狭いなのにね。」
「にょにょっ記もにょにょにょっ記もあったよ。」
そう言いながらゲラゲラと笑いながら持って自分の部屋に帰っていった。

おいおい、だから母さんはまだ途中だって!

穂村弘の一冊めは食に纏わるエッセイだったですが、今作も相変わらず鋭い観察力と突拍子のない発想に笑撃を受けました。なんだろう。大人になるとなかなかこんな目線で物事を見れなくなるが、大人になった穂村さんはまるで大きい子供のように、いろんな発想を文字にしてくれた。

読み終ったら、感想を聞かせてね。と、息子にもこんな自由な人間になってほしいと思うばかりでした。

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2022年01月28日

Posted by ブクログ

短い日記のような体裁の文を書きつづったもの。
ほう・・・というのと、えーそれは違うのでは・・・というのと、いろいろある。当たり前か。

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2019年01月02日

Posted by ブクログ

地震に遭いました。生まれて初めての震度6は、恐怖で立ちすくんでしまうほどの揺れでした。翌日は大雨の予報で避難指示まで出て、少しでも明るい気持ちにしてくれそうな穂村さんにしました。先に読んだ『にょにょっ記』のほうが笑えたけれど、これもいっぱい笑わせてもらいました。下ネタに走っても、ハイジのパンツを覗いても、なぜか上品なお方。同じことをリリー・フランキーとかみうらじゅんが言ったなら、たぶん私はゲゲ〜っと言ったでしょう。あ、おふたりとも好きですからね(笑)。沈んだ気持ちも本に救われる。ありがとうと言いたいです。

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2018年06月20日

Posted by ブクログ

梟書茶房のシークレットブックを買って見て、この本に出合う。こういう機会でないと、買わなかったであろうこの本。役には立たないけれどただただ笑えて、その日を幸せに過ごせればいいなと思った。知らない筆者のものは、注意深くなる。それが新しい発見にもつながるのだろう。次に繋がる一冊、さて、どちらに進もうか。

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2017年08月15日

Posted by ブクログ

この人の本初めて読んだ。詩人でファンの人たちの間では「ほむほむ」と呼ばれているとか。
この本はたぶん、本当のこととウソのことがない交ぜになった日記。だから現実的なようでちょっと不思議でほっこりした雰囲気。もののとらえ方が詩人っぽいなと思ったり、とはいえ男子の頭のなかってたとえ詩人やってても小学生並みなんだって思ったり。

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2017年03月11日

Posted by ブクログ

薄っぺらいからなーと手を出しかねていた本。
「乳首、大きいね」に笑い、
「顔の左半分しか汗かいてないよ」にぞっとする。

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2016年07月14日

Posted by ブクログ

なーんにも考えたくない時、
穂村さんの本を読む。
つぶやきみたいなエッセイ。
相変わらずユルいなーと思いながら、
なんかいいなぁ、と理由もわからず思いながら。
ほわーんと漂う雲みたい。
眺めてるだけで、和む。。

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2016年04月02日

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