感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本における双極性感情障害研究の第一人者である、順天堂大学の加藤忠史先生が監修された、一般向けの本。
私自身は大学で臨床心理学を専攻したもののの、自身も通院歴が20年以上、入院歴も数十回ある。
この本は全く心理学や臨床心理学の知識がなくても、簡単に読むことができる。当事者やその家族向けの具代的アドバイスもあり。
ただ若干、軽躁状態と混合状態の当事者への具代的アドバイスは少なめか。
双極性気分障害を知りたいかた(特に当事者やその家族)にとっては、「いろはのい」になるかもしれない。
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加藤氏の著作は、まずこれを読んだ。そのあとに、もっと知りたい〜を読んだので、かなり双極症の知識補完された。主治医にも感謝、加藤忠史氏、に感謝状贈りたいくらい、しかもまだまだ現役で臨床でご活躍されてるところが、嬉しすぎる。加藤氏に感謝です。私は双極症の研究が進むように、ブレインバンクの登録を考えている。
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「脳と心」は「時計と時刻」の関係、の例えがわかりやすかった。時計が時刻を刻むように、心は脳が紡ぎ出すものであり、心は脳の働きである。壊れるのは時計で、時間ではないように、病気になるのは脳で、心が病気になるわけではない。「心の病気」というのは無いのだ、と。その他、病気の特徴や治療法などを一通り外観しつつ、周囲がどのような態度でいるといいかについても触れられている。
Posted by ブクログ
過去にうつ病や適応障害、複雑性PTSDの併発病があるため、自分の症状が本当に双極性障害なのか、愛着障害や境界性パーソナリティ障害なのではと疑う日々に終止符が打たれた本でした。
「軽躁状態を本来の自分だと錯覚する」が思い当たる節がありすぎる(笑)
ただ、いかんせんわたしは思春期から発病しており病歴が長すぎるため、診断がでる前から躁鬱エピソードに思い当たる節があるため、逆にゴールが見えなくなった部分もあります。
過去に飲んだ薬の効果や、症状の経過によって何故医者があんな風に薬を変えたかも納得することができました。
脳の病気であること、主な治療は薬物療法と認知行動療法の両輪であることはわかったのですが、自分の場合は鬱状態は割と対応できるようになってきており、「混合状態」と「軽躁状態」にかなり振り回されているので、その時の適切な対応を知りたいのもあり星マイナス1。
特に混合状態時には病気の症状が出ていると自覚できていても、もはや自分だけでは止められず(かといって周りの言葉を受け入れられるほどの余裕もなく)、死にたい衝動のままアレコレ行動してしまって自分でも怖いです。開放されるには死んだ方がいいのかな…(鬱転)
気長に闘病頑張ろうと思います…><
わかりやすい
病気の基礎についてわかりやすかったです。初めてこの病気について知るにはいい本だと感じました。
自分で病院のことなどいろいろ調べてから、自分に合う治療法を探すことが大切だと思いました。
Posted by ブクログ
イラスト、文字の大きさや余白など読みやすい工夫がされていて、理解もしやすい。
パラパラめくって、気になったページに目を留めてちょっと読みもしやすいので、腰を据えて読まなくても読める。
入門書というには重いかもしれないが、気軽に手に取れる本だと言える。