【感想・ネタバレ】政権奪取論 強い野党の作り方のレビュー

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橋下氏の思いもあり、自民党も危機感から自らをかえようとしていることもあり、以前に比べると分かりやすくなってきたとおもいます。若年層の指示が高いことは、未来に希望があるからでは。

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2021年04月23日

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ネタバレ

変わらずの橋下節で野党の政権奪取の考え方を述べた書籍である。基本的に具体的に提案しているので、非常にわかりやすい。様々提案を述べているが、個人的に良いと感じた部分は以下である。

・是々非々
賛成できる案は率先して賛成、反対するときは徹底的に反対し、旗印を明確にする。

・合理的政策
保守、リベラルという括りではなく、国民に対して利益のある政策を選択する。

・発信
マスコミには1万回発信してようやく1取り上げられる。とにかく徹底して発信すること。

・決定できる組織(人ではなく組織)
野党はそれぞれ政党によって政策、理念が異なる。その意見をまとめて政策を決定する組織作りが必要。
人間関係力の向上、多数決での決定など。

・将来利益
現在ではなく、未来の利益につながる政策を打ち出す。

・既得権益層との戦い
既得権益と戦える野党のメリットを活かし、不合理な規制を変えていく政策を打ち出す。

・意気込み、挑戦、実行力
打ち出した政策を実現させるという意気込み、挑戦の姿勢、および具体的に実行することが必要。

・どのような政策で差別化するか
未来志向の政策を打ち出す。
ICT推進、労働市場の流動性を高めるような労働法への改正など。

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2019年09月28日

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【天辺を掠め取れ】大阪から「橋下旋風」を巻き起こし、政治家を引退した現在もその発言に注目が集まる橋下徹・元大阪府知事。今の日本に足りないものは強い野党だと主張しながら、政権を獲得するために必要なことは何かを語り尽くした作品です。

独特の歯切れの良い言葉の数々から、「まずは権力」というシンプルな思いが伝わってくる内容です。興味深かったのは、橋下氏が政治家を引退している一方で、まるで政治家のような語り口で本書が一貫していること。一度舞台に立ったことがある人から見える景色はずいぶん違うんだろうなという思いを抱きました。

〜野党の弱さこそが,今の日本の政治の根本的な問題だと僕は考えている。〜

話題を呼んだ一冊でした☆5つ

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2019年02月27日

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大阪府知事、大阪市長を経験した橋下氏ならではの想い、国政を睨んだときには何が必要かを語ります。今の野党のだらしなさに憤る作品かな?

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2019年02月01日

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政治家はこれくらい書いてほしい。
組織論、手順、「論」だからね印象じゃなくてね
おれはこう思うみたいなゆるい本は政治家には出してほしくない
今日の日経にさっそく野党統一候補に予備選を検討と書いてあった

あっ残念、橋下さんは政治家を辞めて二度となさらないのだった

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2018年12月28日

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強い野党の作り方というタイトルであるが、橋下さんの根本的な主張の源泉は、強い日本を作るためにどうすればよいか、である。

今の野党がいかにダメか、何を活用し、誰を活用すべきであるかを自らの政治経験とともに記しているが、最終的な主張は実は、最終章の日本の新しい道と題した章にさえないと感じる。

橋下さんは、最終章に書いてある自由で、開かれた社会、新しい技術による、ルール重視の日本を基本的に志向しているかもしれないが、実はそれも肝でさえないのではないか。

橋下さんには究極的には政治的な志向や主張は実は何もなく、強い日本であるために、より良い日本であるための装置として必要な強力な既定路線に対する改革路線を必要と言っているだけではないか。

あるいは、国民の選択肢を作り、責任ある自立的な国民による国家になってほしいと思っているだけではないか。

自民党の全てが改革派になれば、かれは自由ではなく伝統的な保守を標榜する可能性さえあるのではないか。

橋下さんの国家観には世間一般の国家観のもう一段ひいたところにあり、単なる利益代表ではないのではないか。

そういう意味では新しく、真の政治家に感じる。

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2018年12月14日

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橋下さんの考え方は、現状に下手にとらわれず、非常に的を射ているので、基本的に好んでいる。
ただ、政治家は政治力等で多数派閥を作り政治を動かすのが本質で、ダメなら選挙で落とせば良い、というのは、珍しく反対。選挙で言ってないことや、場合によっては言ってたことと反対のことを平気でやられて、数年後の選挙まで手が出せない状況はやはりおかしいと思う。

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2018年11月20日

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大阪府知事を経験した橋下氏の著作とあって興味深く、本書を手にとった。本書では著者の政治経験を通して得た野党が取るべき政治戦略が語られている。本書の体裁は野党へのアドバイスであるが、それと同時に与党に対してもどうあるべきかとの示唆が伺え、著者は政界全体に訴えかけているのだと感じた。本書を通して政界の裏側を垣間見ることができ、とても面白かった。実際に巨大な組織を動かしたことのある著者だからこそ語れる政治論だと思う。著者の考え方に著者の緻密な努力と政治戦略に脱帽である。できるだけ多くの人、特にアンチ橋下を謳う人たちに本書を読んでほしいと思った。

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2018年11月15日

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経験に裏打ちされた、非常にわかりやすい本。野党の人にはぜひ読んでほしい本ですね。多分読まないでしょうが。
強い野党を作ることがどんだけ大切かということが分かりやすく解説。
単にテレビに出ている人には、書けない内容というのもいい。
政界引退が本当にもったいないなぁ。

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2018年11月04日

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この著者が散々叩かれた新聞社系列の出版社で上梓するのが意外だった。内容も、これまでの言動が細かく述べられており、考察もあり、ただの評論家ではない論調がよかった。著者の好き嫌いは別にして、読んで損はない本。

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2018年10月08日

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橋下さん2冊目。
政治を良くするには野党の台頭が不可欠。人は追い込まれないとなかなか努力しない。与党を無意味に批判するのではなく、事例を挙げ、何が野党と違うのか、理論立てて政策を掲げる事で初めて有権者の指示が得られる。日本には投票しない層が多数おり、この人たちの指示を得るのが自民党に勝つ為には必要だと言う。
良く政治家の会食が批判されるが、人間関係力が数値化されるなら誰も批判しないだろう。このご時世もあり難しいだろうが、必要な事なのだろう。ただ時代がオンライン主流になれば常識も変わるだろう。

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2021年05月14日

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ネタバレ

●野党のあり方について
単に与党の批判者だけにならない。
良いことは良い、悪いはどう悪いのかどこが論理破綻なのか事実と食い違ってるのかを、上手く糾弾する必要がある。
問い詰めるには、最初からストレートに聞いてもはぐらかされるだけ。

●自民党の強さ
意見バラバラ、方針も個人によって実はバラバラ。
か、少しでも似ていたら取り込んで、人間関係力とリーダーシップ(器量・器)でトップが取りまとめることで、安定している。
少しでも違うと排除する野党と別もの。

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政治家は人間関係力が大切。モノを言うとあるが、一般社会でもそうなのではないかと思った。
自分にはない力。例えば部長,課長に媚び諂う能力、行きたくない飲み会でも行って精一杯盛り上げる能力とか。
嫌なことから逃げてきたが故に、能力が付いていないのでは。
振り返って見直してみたい。

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2020年06月28日

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二大政党制のもとでは、保守とリベラルという対の比較がよくなされてきた。自民党はもともと保守政党だが、今の世論調査によるとリベラル(新しいことを取り入れて前進する)の感覚の方が強い。今の時代、リベラルか保守かという考え方はもう古い!一般市民にとっては、いい政策を出してくれる政党が大事。ポピュリズムはもともとエスタブに対する労働者、農民などの立ち上がり運動なので悪い意味で使われることが違和感ある。
あえて区分けするのであれば、日本は既得権益層を味方につけた自民党と、それ以外の野党だ。
イタリア‥腐敗したベルルスコーニ政権からの、五つ星運動の立ち上がり。

自民党は、違った意見の人でも、10のうち1でも一致点があれば一緒にやっていく。柔軟に、どうにか調整して取り入れていく。反対意見も出し切って、なんとか折り合いをつける。それが強み。維新の会は完全一致にこだわってしまうところがあった。
野党はとにかく与党案に反対すればいい!というあり方はもう古い。対案を出しても審議で塩漬けにされるだけなので無意味という面はあるが、反対だけでは世の中は変わらない。だから、日本維新の会は、自分たちが賛同できると思った法案に対しては野党であっても賛成する。
安倍政権は、自民党支持層向けに移民政策は取らないと明言。一方で、労働力確保のねらいで外国人技能実習制度を設け、法に触れるスレスレのことをやっている。

その中で、大阪維新の会は無党派層の取り入れと従来の組合に依存していないので成功している。

日本の衆議院選挙は小選挙区制が主体。
各選挙区で一人の議員を選ぶので、で与党や強い野党が有利。これだとあまり泡沫野党が当選しにくい。
比例代表は政党の得票数によって議席数が決まるので、小党にも当選の可能性が高い。
もし比例代表制がなくなったら、野党は一丸となって自民党に対峙しないと当選できなくなるだろう。むしろ、選挙制度をそうすることで、与党に対抗しうる強い野党を作れないか?と橋下氏は考えている。自民党は70年の歴史がある。その中で、派閥があったり、人間関係調整力のある人が多い
、層が厚い。TPPや憲法改正なども、自民党内でもかなり意見が割れていたが、人間関係調整力のある人がたくさんいて何とかまとめていったのはすごい!反対派の逃げ道の最終手段として「トイレ休憩」があるが、これはどうしても自分が賛成できなかった場合にトイレ休憩を促され、その間に党内可決されてしまったので仕方ないという‥。
また、今は悪きもの扱いされつつある派閥が、人間関係調整力を生む。派閥ができると長がうまれる。長が派閥を調整しながら成長していく、という流れ。派閥の維持はとっても大変、特に落選中の議員の面倒を見て、懇意の会社と顧問契約を結ばせたりすることも!
自民党内でも、国会議員と地方議員は仲悪い。同じ選挙区の仲間を勝たせてやろうという気がない。
維新の会でも、大阪維新の会と国政の日本維新の会は全く違う。日本維新の会はネームバリューで当選してしまい、タウンミーティングも行わなかった。

いきなり国政を行うのは難しくても、地方の首長から経験していけば良い。実際に行政を動かして、実行力を住民に判断してもらう。それが他の地域でのファン獲得にもつながるし自信にもなる。

裁量労働制や解雇規則緩和は悪い側面ばかり報道されるが、実は雇用市場の流動性を促し、企業側も優秀な人材を留めておくために給与や制度面充実を図る。

北方領土は、早く終戦に持ち込みたい連合国の求めに応じて第二次世界大戦に参戦したロシアが報酬として入手した。ヤルタ密約。こういう手合いには国際裁判がベスト!

日本で問題なのは有権者の無関心。白票でもいいから投票に行くべし!白票が多いと、その塊が次の選挙で自分のところに来るか相手のところに行くかで戦況が大きく変わるので、政治家は必死になっていい政策を練る。
維新の会でも他の野党とバッティングしないように選挙協力、候補者調整をしていることがある。小選挙区で各野党が乱立している場合、票がばらけて自民党に太刀打ちできないからだ。ただ、自党から議員が誕生すれば一人でも数千万円の政党交付金が入るため、一人でも多くの候補者を出したいのが内情。なので候補者調整は大変難航する。

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2020年04月12日

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実際に政治をしてきた人なので、現実的な方法論が書かれており説得力がある。国と地方の役割が被っていて無駄な税金がかかっている➡︎地方に任せる、という点は、地方自治体がやれることの可能性を感じて興味深かった。また、最後の「クビ推奨」は、働く身としては納得感があり、経済進展にも効果的だと感じた。
現役時代によほど批判が多かったからか、学者やコメンテーターへの文句が多すぎて、読んでてやや面倒臭くなる点がマイナス(笑)。

野党が野党のまま甘んじているのは、結局その方が居心地が良いからだと思う。個人が権力欲を持つことに期待するよりも、システムそのものを変えたり、政治家を目指したくなるような教育をしたりする方が、将来的には日本のためになるのではと素人考えながら思う。

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2019年10月18日

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ピークを過ぎた感のある橋下さんの本。
大阪元気なったら、他の地方も元気になり、ひいては日本も元気になる。
教育は地域でやらないといけないので、非常に大切ですね、こういった心ある方が首長になる事は。
こういった思いのある政治家が地方議員にも広がって欲しい。

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2019年06月23日

Posted by ブクログ

初めて政治に関する本を読んだが、やはり経験に基づいた意見は説得力があるように感じた。中でも印象的だったのが度々出てきた「人間関係力」という言葉だ。政治という高貴で中枢的な場でも結局意見を統一するには人間関係力が必要だという意外さと、私人間から仕事まで、全業界における人間関係力の重要性を感じた。また、白票投票についても橋下氏自身の経験から大いに価値のある行為であるということが伝わり、それも踏まえて支持する政党がなくても「とりあえず投票に行け」という意味を改めて実感した。

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2019年02月10日

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政治家を引退したが、この本を読むといつかまた表舞台に出てくるような気がする。いくら素晴らしい政策であっても、それが実行する組織が整っていなければ机上の空論に過ぎない。案の中身より人間力だ。というのが橋下の主張だ。
かつて橋下と朝日新聞は「週刊朝日」の記事で対立した。それが今朝日新聞出版から発行されたということが興味深い。

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2018年12月16日

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やはり橋下徹の文章は極めて読みやすかった。そして言いたいこと言ってるので清々しい。どんだけインテリ嫌いなんだ(笑) まぁでも、ああいう人たちはテレビで言いたいこと言ってるだけで、あなたは何してるの?って最近自分も思わなくもない。ああいうところに急に出てこれるのは日頃の仕事がない言ってしまえば一流でないヒマな人たちで、豊洲市場問題では同人たちのデマ情報が拡散された……的な話を思い出しました。
話が反れたけど、何よりこの本、書いてあること全てに納得しました。外形的公平性とか。ルールに基づく政治とか。この本を参考に、日本の野党にはもっと強くなって欲しいと、一国民として心から思いました。

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2018年10月25日

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非常に読みやすくとても勉強になりました。民主主義における野党の重要性を再認識。自民党の批判屋さんではなく、日本の新しい道を示すような政党がもっと出てきてほしいと思います。

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2018年10月13日

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政治初心者でもとてもわかりやすく、読みやすい内容。
自民党に対抗できる野党がどうするべきか?が的確に明記されている。
このような強い考えの人が政治の一線から退いていることが残念と思う。

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2018年09月29日

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自民党が強い理由として、反対意見もしっかり出しきるような場の設定と、それでも最後は党の方針に従うというしくみや文化がきっちりしていることが挙げられる中、対抗軸をしっかりと持ちながら自民党同様に柔軟な戦術をできる党が野党に必要であることを訴える。
旧民主党などは、反対派の意見引っ掻き回されて結局何も決められずに終わったが、そうではない新たな党が必要だ。著者は、日本維新の会すらできていないと非難する。

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2019年10月17日

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橋下さん、そこまでの戦略があるならもう一度政界に復帰してよ、と言いたい。
今のところ、これを実行できるのは橋下さんくらいしかいない。

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2019年03月06日

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タイトルは「作り方」だが、内容は大阪維新の会以降の橋下氏が経験してきたこと、自民党がいかに強く、しっかりしていたかを他の野党との比較を交えながら語っている。特に党内をまとめていく重鎮の役割は自民党ならではのようだ。野党では国会議員になるだけで安心してしまう人が多いが、自民党では大臣や総理を目指す野心を持った人間が多くいるというのもうなづける。

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2018年11月17日

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