感情タグBEST3
Posted by ブクログ
劇団に所属しているタレントであり、脚本家を目指す望はある朝、線路脇で可愛らしい花を見つけて摘んでしまう。高級住宅地に差し掛かると犬を連れた住人に不振がられて、慌てていたためか立派なお屋敷から出てきた車に衝突してしまい、道端に倒れ込むと車の中からは英語で商談中の長身で身なりの良い美男子が出てきた。大切な電話らしく話を切れない相手に渡された手帳に住所氏名を力の入らない手で書いて手を振って帰ろうとすると先程摘んだ花達を踏んでしまっている。男にその中の無事な花を髪を掻き撫でて飾られて思わず微笑みそうになった望。
家に戻れば右手がバナナのように晴れ、右側のそちこちに痛みがある。ギャルソンのバイトは無理だなと連絡しようと試みるが携帯も転んだ拍子に壊れてしまったようだ。
途方に暮れているとアパートの階段を駆け上がる音がして、今朝ぶつかった男、遠山裕一郎氏が花束を持って現れる。
どうやら望を女性だと思っていたようです。
望の殺風景な部屋や暮らしぶりを見て「お世話させてください」とそのまま自分の家に連れて行ってしまう。
イケメンで会社社長なのにお母さん気質の遠山とのんびりした気遣い屋さんの望が緩やかに惹かれあう感じが凄くよかったです。
遠山はバツ一で別れた奥さんに引き取られた小さい女の子がいます（ちーちゃん）
だからでしょうね、お風呂で望の身体を洗ってくれたり歯磨きをしてくれるのに慣れているのは。
歯磨きの歌（子供向けの）を口ずさみながらというところが微笑ましくてよかったです☆～
Posted by ブクログ
BDフェアで購入。愛されたいのに愛されるのが怖い受が、愛が重過ぎて相手に負担を強いてしまう攻との恋愛を通して、母から否定され続けた自分の存在意義やこれからを見つけていくという恋愛＋αもあって面白かった。ノンケ同士の初Hでお互いの雄を握り合い「命」を感じるくだりが素敵。終盤の展開も良かったのですが、脚本家としての望を持ってくるなら序盤で劇団でのエピをもっと掘り下げておいて欲しかった。せっかくの感動に短絡的な印象を孕んでしまうので。個人的に世話焼きオカン攻めがツボなので遠山はこれからもオカン道を極めて欲しいｗ
Posted by ブクログ
ちょっとトラウマのある受で脚本家志望の麻木望と青年実業家の攻の遠山裕一郎、裕一郎さんは娘までいるノンケです。離婚した奥さんまでちょっとだけ出てきます。
お互いこだわるところが違うからこそうまくかみ合っているという所がリアリティを感じました。
そして二人とも大事に気持ちを育んでいたように感じました。いいお話ですｖ
