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社会がああだこうだ施策を練る。それに盲目的に従っていいのだろうか。無視するだけじゃ社会不適応者だけど、反抗するのはいいじゃないか、その中に人権をうたう国民の権利が含まれている。声をあげよう。SNS上の揚げ足取りは半熟未熟!と蹴散らそう。快活な惨劇が社会の病理をえぐり出す傑作。
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星1にするか星5にするかでとても悩みました。
どうせなら、星0ということが出来ないかとも思いました。
少子高齢化により溢れかえった老人達に暗喩ではなく本当の殺し合いをさせる社会を描いた筒井康隆さんらしい狂気とエロティシズムと社会批判に満ちた不快で仕方がない作品です。
毎度のことですが、筒井康隆さんに軽蔑の意を示せばいいのか尊敬の念を抱けばいいのかが分からなくなります。ただ、どうしてもこの人の文には惹き付けられてしまうのです。
~「あちちちちちちち」津幡は思わず手を振った。梅子の血がこれほど熱いとは思っていなかったのだ。~
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増えすぎた老人を減らすための、70歳以上限定バトルロイヤル。該当の地区で一人しか生き残ろることができない。
相変わらずの筒井節と擬音の表現が素敵。
機関銃が「ばりぼりべりぼり」なんて音をたてて乱射される。
途中で他の地区の話が突然出てくるのが少し読みにくかったくらい。あとは筒井初心者にはやっぱりグロかったりするのかな。慣れてる人には物足りない程度だけどw
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老人増加対策のために政府が定めた「老人相互処刑制度(シルバー・バトル)」70歳以上が対象となるこのバトルは地域と期間を定めて行われる。舞台は東京の下町宮脇町5丁目、対象者は59名。最後に残った1人だけがその後に生きる権利を得るこの戦い……ってすごいなオイ!!
Twitterで見かけて、軽い気持ちで読み始めたらガチやったわ……。58人プラスαがバタバタ死んでいくし、他の地域の中継もあるから、ほんま恐ろしい速度で70歳以上がバタバタいく。最期の瞬間もそれぞれで、フィクションらしさがあり重くはないんだけど、合間にチラリと見えるリアルさが怖い。
一番怖いのは、そろそろこういうことがリアルで起こりそうだということよな。
コロナ禍の救急車が間に合わなくて、みたいな話はまさにコレだし(バトル期間中は区外から往診不可で持病の悪化でってのもあった)
筒井康隆氏、恐るべし。
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「親には長生きはして欲しいが、高齢化社会は困る」という、多くの人が抱えている矛盾に切り込んだ作品。
「シルバー・バトル」当事者の高齢者や家族の内面を描けばいくらでも重くなりそうなテーマではあるが、本作はあくまで風刺の色が濃い、群像・ドタバタ劇である。エロ・グロあり。
登場人物が多くて覚えきれないのだが、何人かに一人には山藤章二氏のイラスト(キャラクターデザイン?)がついており、これがまた良い味を出している。
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おじおばのデスゲーム。それを遠巻きに見ている対象者以外の人間たちがいちばん怖い。
後書きにもあったように、これは滅茶苦茶な本を書いてるように見えて、近い未来への限りない忠告のような意味が全体を通して孕まれている気がする。
九一郎VS津幡の一騎打ちではバトル物少年漫画さながらのアツさが見られて良かった。
様々な老人劇が見られておもしろい、とばかりも言ってられないし、未来の老人は私だ…と少し震える。
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東京パラリンピック開催期間中に読む。
テレビではダイバーシティの実現に感化されているのに、本作では簡単に解決できない超高齢者問題をバトルロワイヤルで減らすというブラックユーモアに思考を巡らすという、ある意味では『考えるきっかけ』週間であった。
高齢者が増えすぎた地区では、年寄り同士の殺し合いをするよう政府通達がでる。武器はヤクザが高価で売り、地区外への逃亡や若い身内の借り出しはNG。
「この国の優しさがこんな事態を招いた」障害者はかわいそうだからと途中で法改正。考えの甘い政府。
「アチチチ。こんなに血が熱いと思わなかった」
ありえないのに現実味を感じる。
読みおわって思ったのは「年寄り同士が殺し合いをしてくれたら、簡単に解決するのに」という人任せな読者と登場する高齢者以外の人たちの存在。こんな極端な事ができないのなら、何か政策を考えないといけないのだと考えさせる作品だった。
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老人版バトル・ロワイアルって言われるこの作品。リアルなんだけども、老い先短いってことが、生への執着の薄さにつながっているような気がして、映画で見たバトル・ロワイアルに比べると物足りなかったなーとも思う。
しかし、多かれ少なかれ、この手の姥捨山的な扱いは、自分な年とった時にはあるものだろうなとも思う。覚悟していきたい。
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老人版バトルロワイアル。
老人を殺すのは過去を消すということ、子供を殺すのは未来を奪うということー、みたいなのもよかったね。
なかなかおもしろかった!挿絵はいらんけど。
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似たような話はあれど、さすがの
筒井康隆、狂ってるわ〜\(^o^)/
バトルロワイヤル老人版はめちゃくちゃすぎて
笑いながら読んだ。
うちのおばあちゃんはかわいそうだから参加させたくない‼︎
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パロディータイトル、山藤章二さんのイラスト、破滅になだれ込むラスト......まさに俗物図鑑の兄弟分( ´ ▽ ` )ノ。
名声や地位、金銭を得ても、筒井康隆先生の性根は若い頃からちっとも変わらない( ´ ▽ ` )ノ。
というか、自らの加齢、社会の変化に合わせてアプデを重ねてる( ´ ▽ ` )ノ。本作みたいなものを若手作家が書いたら袋叩きにされるだろうな( ´ ▽ ` )ノ。老人になった筒井康隆先生だからこそ、書けた作品だ( ´ ▽ ` )ノ。
タイトルは忘れたけど昔の作品なら、同じ「老後処理」テーマでも、老人は自らの肉体を子や孫たちに食肉として提供する、って内容だったね( ´ ▽ ` )ノ。ネタバレm(_ _)m。
ただ、ラストのラストには、あれ?と思った。
過去の筒井康隆先生なら、九一郎の後始末、こうはしなかったんじゃないかな?......
2015.4.2
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【本の内容】
増大した老齢人口調節のため、ついに政府は70歳以上の国民に殺し合いさせる「老人相互処刑制度」を開始した!
和菓子司の隠居、宇谷九一郎の住む宮脇町には、もと自衛官、プロレスラー、好色な神父など「強敵」が犇めいている。
刃物と弾丸が飛び交い、命乞いと殺し合いの饗宴が続く。
長生きは悪なのか?
恐怖と哄笑のうちに現代の「禁断の問い」を投げかける、老人文学の金字塔。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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この筒井ワールドは空想ではなくなった…
筒井康隆のお見事な筒井ワールドでまたまた楽しませてもらいました。でも今のアベさんを見ていると、この筒井ワールドは空想ではなく、想像の世界にまでは近づいてきたように感じます。
山藤章二さんの挿絵はいかにも登場人物の香りがして作品世界を理解するのに大いに役立ちました。
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先に「敵」の話を書いた。
いわゆる老人小説への興味を覚えていた時に手に取った2冊目の筒井作品である。
こちらは筒井康隆的ドタバタが存分に楽しめる、老人同士が殺害し合う、いわゆる「バトル・ロワイヤル」のパロディだ。
しかし、本家の設定が絵的(”想定読者層”)な問題もあるのか当然ながらフィクションの枠から出得ないのに対し、こちらは行き過ぎた老人保護政策、年金問題、積み重なる財政負担を解消する手立てとして相互自殺補助”政策”という、あながち・・・?な設定であるのが面白い。
「敵」に現れていたような主人公の深い思索、老人時間とも呼べるような緩慢な死へむかって流れるゆったりしたものとはまったく逆ベクトルを指しているのが本作だ。
と、ここまで書いて「そういえば」と思いついた。映画「RED」(2010年)だ。ブルース・ウィリスやモーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ出演。退役軍人として余生を過ごす元一流の殺し屋が諸事情でカムバックを果たす話であった。
REDはアクションコメディ映画として面白く観れた覚えがある。アクション映画で見慣れたスターが演じていたからであろう。しかし、翻って「銀齢の果てに」ではただの一般民(65歳以上?)が対象となる殺戮ゲームなのである。スマートでテクニカルなアクションシーンなど望めないのだ。慣れない得物での慣れない所業、狙われる方も狙う方もパニックに陥り、仕留めても自己嫌悪によって煩悶する・・・。
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そういえば時代劇も西部劇も、実は殺し合いなんですよね。ゲーム的に「次、次」と死者をいちいち振り返らないので、意外とすんなり読めました。
老齢の殺し合いのためか、自分が死ぬんだと悟ると潔く受け入れ、若者のようなギラギラ感がないのは、老人に対する敬意も感じますね。
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エンターテイメントに振り切れた筒井康隆の快作。オブラートに包むことなく『バトル・ロワイアル』的状況設定を模倣し、老人たちに殺し合いさせるというかなりエッジの効いた作品。
全編を通して高齢社会日本に対する痛烈な風刺となっているが、それ以上にサバイバル小説としてのストーリー展開だったり人物描写が面白い、と思わせるところがスゴイ。(人物描写に関しては完全にキャラ重視という感じだが。)
物語のテンションの高さと、叩きつけている風刺の極端さのバランスが非常にうまく取れている作品。
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筒井氏の世界に入っちゃ危険(笑)と思いつつ・・どんどん引きずり込まれました。
何となくですが、「俗物図鑑」の梁山泊に立てこもる人々とイメージが重なっていました。不思議です・・。ギリギリのところに追い詰められる感じが似てるのかもと考えたりして・・。
ラストは壮絶なんだろうなと思ったのですが、確かにある意味壮絶ですが、また違った意味で驚かされた作品です。
結構タブーに挑んでいますね。それが筒井氏らしいと思います。そして引きずり込まれる感じ。いつまでも筒井ワールドは変わらずそこにありました。
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日本の高齢化問題はますます苛烈なものとなり、政府は70歳以上の老人たちに殺しあいをさせる「老人相互処刑制度」(シルバー・バトル)を実施します。宮脇町に暮らす77歳の宇谷九一郎は、かつてのシルバー・バトルの勝利者である、元刑事の猿谷甚一の協力を得て、生きのこるための戦いに参加します。
生に執着するすがたをさらす者、二人いっしょに死のうとするも、思い通りにいかず苦しむ者、強者に協力しつつ出し抜く機会をうかがう者などが登場し、さらに元大学教授であり、生と死をともにあじわいつくそうとする津幡共仁、元自衛官である是方昌吾、かつて見世物の小人プロレスで活躍した乾志摩夫といった個性的な面々が、本気のバトルをくり広げます。
老人たちの「バトル・ロワイヤル」というべき内容で、著者らしいブラック・ユーモアに満ちた作品でした。
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設定としては非常に面白い作品である。
手に汗握るような緊迫したような殺し合いではなく、傍から見たら笑ってしまうかのような殺し合いをしていて面白かった。
ただ、深い戦略や戦術をもって争いしてるわけではないのでラノベみたいな展開は期待しないほうがいい。
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老人達によるバトルロワイヤル。
素人から玄人までいて殺し方殺され方のうまい下手によってエグさが変わることがよくわかった。
狂った世界を垣間見ることができる内容で、人を選ぶ本。
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「長生きは罪である」と法制度が出来「処刑」を宣告され、しかも「70歳以上老人同士のバトルで」施行というブラックユーモア小説。
いただけるか、いただけないか読んでみました。
ブラック過ぎて、のけぞりましたがほんとうのこともたくさんあり、笑えて、うなずいて、しかし、ちょっぴりもの悲しくなりました。いえ、すさまじい殺し合いの闘争がではありません。それは笑ってしまえばいいフィクションです。
帯にある「後期高齢者医療制度という老人いじめ政策を予見した小説」ではあるような、でもそれを「いじめ」と取るかどうか、むしろそれを「すすめないとこうなる小説」のようです。
政府の作る制度は必ず裏がある(かもしれません)ので手放しで賛成するのもなんですが、負債多い日本の老人人口爆発によってかかってくる医療費増をどうするか、なんらか方策を講じないと永く生きていられなくなりますよ、ということでしょうか。
長寿が嬉しいのかどうか、寿命とはなんぞや。でも、102歳で元気に鉛の玉を投げている(お昼のTV)前向き男性を見ていると、目的をもって元気で、長生きしたいなーと思うし、やっぱり勝手だわね。
ということでいただきましたこの小説。
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他書からの引用で存在を知り、老人相互処刑制度なる過激な内容に惹かれて読んだ本。
現実離れした設定に創作だなぁと、気を楽にしていたのですが、、、。読んでいくうちに、ありえる話や・・・とも感じられ、狂気はすぐそばにあると感じざるを得なかった。
終わり方もまぁ、この作品らしさかなと感じられた。
これがファンタジー作品ならば、話のオチやどんでん返しも期待したけれど、あまりに現実感があって、まぁ、そうかなと。
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こんな世界・・・あり得るかも。でもこんなに元気なご老人方なら、有用に活用したほうがいいのではないかと思った。
まぁ恐ろしいはなし(?)でした。
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増大した老齢人口調節のため、ついに政府は70歳以上の国民に殺し合いをさせる「老人相互処刑制度(シルバーバトル)」を開始した。
ご老人版バトルロワイヤル、刃物と弾丸が飛び交い、命乞いや画策があり、血まみれスプラッタにエログロ表現の筒井節。姥捨山ベースの「楢山節考」より過激で、シュールな人間模様。
私の手元にあるものは平成20年発行分で、巻末には歌人の穂村弘氏の文が…!
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老人版バトルロワイアルですね。
老い先短いお年寄りが殺し合うというストーリーに最初は不快感があったのですが、この作品を書いてる筒井さんも“お年寄り”なんだって気づきました。筒井さんもシルバーバトルの対象者なんですね。
皮肉な作品です。
これは筒井さんが書いたものでなかったら読めなかったかもしれません。
一括りに高齢者とかお年寄りとかいうけど当然ながら経験を積んだ人生の大先輩なわけで、いろんな人がいます。そういう意味ではおもしろかったです。エンターテイメントだと思えば楽しめる作品だと思います。
一応主人公である九一郎の存在感があまりなかったことと、別地区のシルバーバトルで対象者となった熊ばあさんがすごい存在感で印象的でした。
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高齢化社会に政策として実施される、凄惨な老人同士の殺し合い、シルバー・バトル。
その設定は唐突で、細かな世界観の構築などは特になく、読者にそういう世界だからひとつよろしく、というちょっと乱暴な、でもダイナミックなテンポで展開していく。
社会に邪魔者扱いされる老人も、「生きている」というパワーを感じました。
差別保護が差別を生んだり、高齢者保護が高齢化社会を拡大するという、風刺がピリッと効いている。
Posted by ブクログ
バトルロワイヤル over 70 の物語。
おじいちゃん・おばあちゃんが殺し合いします。
舞台は、老人人口を若年層が支えきれなくなった未来の日本。
老人を減らすために国家が編み出したバトル法。
ブラック&シニカルなアクションと笑いが満載です。
「なぜこういう制度ができたか、あんた、まだわからんのですか。最大多数の最大幸福のためじゃないですか。」って、やっぱ後期高齢者医療制度もそういうことなんですかね??
Posted by ブクログ
面白いには面白く、ああ現実人間ってこうなんだろうなぁ狂ってんなぁとしみじみ思い、これがシュルレアリスムかぁとか考えた。,老人バトルロワイヤルが行われるようになった理由とかも、世の中皮肉ってて面白い。,でもところどころにあるグロやエロや汚さが、これが筒井康隆の売りなんだろうけど、自分はついていくのが辛い(とかいいながら冒頭で生き残った砂原が気になって全部読んだ)